冬支度始まってます。
おはこんばんちわ。
飯塚です。
我が家のガレージに住み着いていたツバメ一家は9月10日前後に巣立ってしまいました。
アイルランドのツバメは冬はアフリカにいるのだそう。
ガレージ内にツバメの巣があると気付いてからドアは常に開け放し私達はなるべく中に入らないように気を配っていましたが、おかげで中は糞まみれ。
経つ鳥後を濁さず、ということわざは水鳥のことですね。
ツバメに関しては例外です。
とはいえ、一抹の寂しさも。
ツバメが巣立つと季節が移ろう事を実感させられます。
どうか、元気でアフリカまで飛んでくれ、そしてまた来年無事にここに戻ってきますように、と子供達と話しています。
夏から冬、決定的な違いは日照時間。
秋分の日も過ぎてアイルランドは日照時間の短さが顕著になってきました。
夏至から冬至までだと今がまさに中間点。
秋分の日、日の出は7:19、日の入りは19:32でした。
因みに夏至の日6月21日、日の出5:13、日の入り21:55なのですでに4時間も違うんですね。
日照時間の仕組みを知らない子供は日々のルーティンと明るさがリンクしなくなってきた事に若干混乱してきています。
ずっと暖かかったのが、ここ2日くらいで急に寒気が入ってきました。
今月は実は月曜日までは毎日温かく、しかも晴天ばかりだったのです。
明らかに7月8月より良い気候でした。
人々はまた、暑い、暑いと言ってましたが、もちろん安定の20℃でした。
9月頭、ビーチにもう行く事もないだろうと砂まみれの車に掃除機をかけ、水着も仕舞いかけたのに先週はまた海水浴を再開してました。
いずれ寒くなり泳げなくなる。楽しめるうちに海に行っとけと言わんばかりにビーチは人が集まってました。
イベント準備で季節の変化を楽しもう。
肌寒い夏が普通なこの国、衣替えはさほど手間はかかりません。
日本ほど服の総入れ替えが出来ないため、私は夏が終わると冬物の下着やコート、ウール物を出して、夏物の薄手の服を仕舞うくらい。
フリースや軽いダウンジャケットは夏場も必要なので年中出しっぱなしです。
夫の野外のマーケット業は夏場も冬用の下着を着ることも(涙)。
しかしまた、意外かもしれませんが、アイルランドは真冬も気温はさほど下がらず雪も降らないので、日本の雪国ではお馴染みの冬前のタイヤ交換やチェーンの用意もしません。
これからは10月末のハロウィンに向けて店や街、家々のデコレーションが始まります。
それも大切な冬支度の一つ。
子供達はハロウィンの仮装やお菓子をご近所さんにいただけるのが大好き。
うちの子は一年中、ハロウィンを楽しみにしています。
クリスマス準備はいつからが正しいのか?
9月頭にホームセンターに行った際にもうそこにはハロウィンの隣にはサンタクロースがずらりと並んでいました。
先週からはスーパーでクリスマスのチョコレートやスイーツの売り出し始めたり。
またアイルランドのとある高級デパートではクリスマスのショーウィンドウデコレーションが有名なのですが、こちらもお披露目されたそうです。
しかしこのデパート、例年は8月からクリスマスデコレーションをしていて、今年はコロナの影響の為に一か月遅れだという話に逆に驚かされました。
夏が終わると気温も下がり暗くなるのと比例して気分はどうしても盛り下がります。
そこを盛り上げるのはクリスマス。
また、アイリッシュはクリスマスに莫大なお金をかけるので、企業やお店にとっても稼ぎ時を拡大したい。
だから早々とそのモードにさせたいんでしょうね。
ちなみに我が家はそんなにクリスマスに気合いもお金もかけません。
掛け方がわからない、といった方が正しいかも。
薪の準備はできてます。
我が家の冬支度といえば、薪。
我が家の主な暖房はリビングにドカンと構える大きな薪ストーブです。
これにくべる薪、あっという間に無くなるので冬の間だと夫は数週間に一度はチェーンソーで薪を切っては外の薪だなに用意します。
幸い、うちは廃材を無料で貰えるルートがあるので、夏から廃材を貰っては切って準備してあります。
我が家は薪ストーブにパイプを繋げて熱を各部屋のラジエーターや水道水の温めにも循環するようにしています。
なので現状、冬場は暖房費はほぼかかりません。
夫の手間はかかっていますけどね。実際は薪を切る時間、かなり取られているので。
通常、薪や石炭はスーパーやガソリンスタンドでも売っています。
また、薪にも種類があり、乾いた良い状態の薪を扱う業者などもあります。良い薪だとすぐに燃え尽きないで耐久性があるのだそうです。
一軒家はかなり薪ストーブや暖炉率が高いです。
ただ今は一軒家で煙突、暖炉を残していても使用をやめて電気やガス、オイルヒーターにしている家庭も多いです。
昨年末ドイツから遊びにきた来客によると、ドイツでは暖炉はさほど一般的ではないそうで、我が家の薪ストーブを珍しがっていました。
ストームが去った朝、村中にチェーンソー音が響き渡る訳。
先月末に割と大きなストームがありました。
かなりの強風であちこちで木がなぎ倒され、その木が電線に引っかかり停電に。
我が家は18時間ほどで済みましたが、友人宅のエリアは電気復帰まで3日かかったそうです。
停電には困りますが、倒木は誰にでも迷惑な訳ではないようです。
ストームが去った翌朝、外に出るとあちこちからチェーンソーの音がこだまします。
男性陣はチェーンソーとトレイラーで我先にと道を塞ぐ倒木へと駆けつけ、木を切って道路が使えるようにします。
倒木で塞がれた道路を再開させているんですからこれはもちろん大きな人助け。
しかし実はこれ、薪調達の争奪戦。
お店で買う燃料、バカになりませんからね。
行政ももちろん木の撤去作業はしてくれるはずですが、それより先に、誰より先に大木をゲットしたいのです。
風が止んだ朝、キッチンの窓にも漏れ聞こえるチェーンソーの超高音ウィーン!ウィーン!に、思わず
「あ、またやってる」
私はコーヒー片手に一人笑いを堪えきれないのでした。
ちなみにうちの夫はこの日は朝早くに仕事に行かなくてならず、争奪戦に参戦できず。
地団駄踏んでました。
通常、我が家は10月くらいから薪ストーブを使います。
そうなれば一気に気分は冬です。
あー、一年て早い!