もうひとつの台所
こんにちは、佐藤です。
やっと梅雨が明けましたが、スッキリとはいかない日々。
いろいろ変わりつつある世の中、わが家の日々にもちょっとした変化がちらほら。
数か月前までの生活が恋しく、ちょっと前までこんなじゃなかったのに…と切なくなることもあるけれど、そんなこと言ってもどうしようもない現実。
今は仕事にしろ何にしろ「変化を嫌わないこと」「完全に休止してしまわないこと」を大切にしようと思う。もちろんそれは私のことであって、人それぞれ違ってていい。
とはいえ、今は何処へ行くにも何をするにも勢いに任せられない。全て慎重に安全にがマスト。
まだしばらくはゆらゆら揺らぎながら時間を過ごさねばならないのでしょう。
そんな中、大きな課題が目の前に。
このタイミングで仕事場(製菓教室)の移転を決めました。
自宅で始めたお菓子教室は、2年前の春からはご縁あってとっても素敵なbarの昼間の部として営業。井の頭公園の季節の移り変わりを傍らに贅沢な時間を過ごしました。
ここでの時間に満足していたので、「いつかは自分だけの場所を!」ということは具体的に考えもしませんでした。
でも、いつも心のどこかにはあったといえばあったのでしょう。
この春、その気持ちが一気に溢れ出たと思ったら、一気に動き始めていたのです。
自粛期間の真っ最中に始まった人生初の物件探し。
決して箱入り娘だったわけではないですが、独り暮らしがベテランの夫に見守られながら(うるさく口出しされながら)この歳になってまたもや社会勉強。
世の中にまだまだ知らないことはたくさんあった…
自分のダメっぷりと対面させられながら、なかなか理想通りに物事が進まない苛立ちを抱えもがく私の質の悪さったら。家族は完全に腫れ物のように扱ってました。
もの選び、業者選び、メールや電話でのやりとり、予算組、書類の記入、契約手続き…などなど、楽しいこともある反面、苦手で面倒なことが起こると一気に凹み、全身蕁麻疹が出る始末。
決断力ないわ、融通きかないわ、体力もないわ…
歳は取ったが、全然図太くなれない弱っちい自分。
と言いながら、結論から言いますと、迷宮入りを覚悟して挑んだ物件探しはあっさりと決まったのでした~って、じゃあ、何をそんなに疲弊したんだかー?
大人になって新しいことを始めるって、ワクワクする気持ちと同時に消費&消耗がつきものだってこと!
細かすぎることだらけでいちいちは書きませんが、私にとってはいろいろあって、その度に悩んだり駄々をこねたり。
そんなこんなな日々を2か月ちょっとほど過ごし、先日ようやく鍵を受け取ったのでありました!
私だけの場所。
「台所」がもうひとつできたってわけです。
まだまだやらねばならないこともたくさんありますが、この他に夏は他に書くネタもなさそうなので、夢のアトリエが完成するまでを、気まぐれにここに綴っていけたら!って綴るほどのドラマも何もないですが…
とにかくいい夏になりますように!