アジアサイズを保ちたい。

おはこんばんちは。飯塚です。

全く思い通りにいきません。

何が?

ダイエットが。

私は毎回日本に行く前にダイエットに励みます。

ダイエットになるよね、と庭仕事に励む日々。庭に根を張るブラックベリー退治中。

なぜなら、日本人は痩せてるし、また私にも容赦なく

「太った?」

とか、母は必ず

「もうちょっと痩せなさいよ」

と言うから。

これは日本人特有かな、と思う。

欧米では人の外見に言及するのは失礼なのでやめましょう。

前もどこかで書いたけれど、アイルランド人は「建前ばかり」本音は殆ど言わない。

明らかに以前より太って、身体に合わない洋服を着ても

「本当に素敵〜!」

と大絶賛。しかし本人がいないところで

「ちょっとあの人太ったわよねー、よくあんなドレス着れるわね」

などと本音をぶちまける。

こんな光景を何度か目撃し、私はアイリッシュの褒め言葉を一切信じられなくなった。

日本人みたいに本人目の前に

「太った?」

なんて言ったら本当に驚かれるし、「なんて失礼なんだろう」と顰蹙を買うので日本人は注意が必要。

ちなみに、この点はイタリアやドイツ辺りはだいぶ違うよう。

フランスもアイリッシュみたいに「気味が悪いくらいにべた褒めはしない」のだとか。

きっと。だいたい世界中の人の思うことはそんなに変わらないのだ。

それが、本音か建前か、というだけで。

アイリッシュ、そんなに陰で毒づくなら最初から褒めなきゃいいのにね。なんて私は10年以上住みながら内心悪態ついてますけど。

長く住んでもなかなか馴染まない。

こんな私もアイルランドでは「痩せてる派」なんです。

そう、それで。私、絶賛ダイエット中なんですけど、本当に痩せませんがアイルランドにいると「ダイエット中です」とは宣言しづらい。

なぜなら、ここにいると私は「痩せてる人」ポジションらしいので。アイルランドに限らず、いわゆる欧米人、身体の大きさや太り方が日本人と全然違う。

そういえば昔、母と叔母とニューヨーク行ったのですが、二人とも

「大きいサイズがいっぱいある!私たちここだと太ってないじゃない!ショッピング楽しい!!」と大はしゃぎだったなぁ。

去年パリに行った際に、パリの人は痩せててスタイルがいいなぁ、とは思ったけれど、イギリスもスコットランドもアイルランドも地元民はたまに目を疑うくらいの身体の人もいる。

ちょっと前にXで出回ったコレ。このサイズの人はアイルランドではたまに見かけるしもっと大きい人もいます。

日本人のぽっちゃりとは桁違いの巨体な人が街のあちこちに。
数年前に「ボディポジティブ」と言う言葉と共に、プラスサイズモデルがあちこちの広告で出るようになり。

元来のモデル体型ばかりだと確かに現実味はないし、プラスサイズモデル、いてもいいとは思う。だけれど、中には「ここまで身体大きいとポジティブというより開き直りでしょ、糖尿病とか大丈夫?この人達。」と心配になるレベルだったり。

プラスサイズモデルはDoveの広告から始まった、と言われています。これくらいなら現実的でいいと思うけど最近はちょっと過剰だった気が。

こんな疑問を内心抱いていたのは私だけではなかったようで今週の新聞によると、プラスサイズモデルのブームは去りつつあるんだとか。

今週の新聞によると「プラスサイズモデルブーム」終焉だとか。下の記事は「痩せ薬」の記事。結局みんな痩せたいのが本音だった。

日本から来るお客さんは「アイルランド人の大きさ」に驚きを隠せない。

アイルランド、十代の女の子達はスリムな人も多くて、それは美しい身体をしているんですけどね。

脚は長く小さなお尻、水着姿は同性の私から見てもうっとり見惚れるくらい目の保養になる。

ただ、そのモデルのような体型は長続きしない。

ズンバのクラスなど行くと意識高い系美女ばかりですし、体型や美を維持している人は何かしら努力をしているんだな、と思う。

日本から来た友人は、

「アイルランドの女性ってモデル、または妊婦のどっちかしかいないよね。」

と言い当ててた。

食べ物が油っぽいし、バター大量投入が基本。

炭酸飲料やチョコレートなどの消費量も多いので、代謝が落ちると身体が大きくなるんでしょう。

30代になると途端に身体が大きくなる。

周りも皆大きめだと自分にも甘くなる、というよりも太っている事を自覚しなくなる。

私もアイルランドにいると、痩せ扱いしてもらえますが、日本に帰国すると細すぎる日本人ばかりで自分が小太りだと言う現実を突きつけられてツライ。

日本の女性は48㎏じゃなきゃ説。

逆に日本は痩せ思想がキツすぎるかな、と思うけれど。

日本の洋服のサイズも小さいとよく聞くし女子は48㎏じゃなければならない、みたいな脅迫観念が強い。

白状すると、私は50㎏以下だったのは20代の激務時代くらいで、独身時代はたいていは51から52㎏。(身長160cm)

激務で体重が48くらいになった頃は周りから痩せすぎだと心配されたり、実際に貧血で山手線の電車内で倒れたり。

普通時、体重は51㎏でも一応痩せて見られていたようで、周りからは、当然48㎏でしょ?みたいによく言われた。

ある時に、

「いや、私50一応越えてるよ」

と言うと、

「えー、そんな太ってるように見えない」

なんて返されたりして。

そう、日本だと

「50キロ超えたら太ってる」と言われてませんか。

私自身、自分は太っている、と思っていた。48㎏以上はデブ説呪縛にとらわれていたから。

日本人女子の拒食症が多い、と聞くとこの日本の痩せ至上主義も、違う意味で危険だし不健康。

国によって違う「美の基準」

イギリスの語学学校の授業中に、先生が一枚の雑誌の切り抜き写真を私たちに見せて

「この女性、どう思いますか?」

と聞いた。

ガッチリした女性の写真を見て、中国、韓国、日本勢は

「うーん。ないな。きれいでもないし魅力は感じない」

と揃ってネガティブな反応。

若い中国人留学生達は一様に顔をしかめて手を振った。

対してイタリア人、スペイン人は

「いいね〜。セクシーだよ」

と笑顔で好反応。

先生は

「本当にこれ面白い。毎回同じなのよね。アジア人、ガタイのいい女性嫌いなのよ。私はこの写真の女性、綺麗だとおもっていたんだけど、アジア人は彼女に魅力を感じないの。対してヨーロッパ勢はこの女性をセクシーでホットだというのよ。」

と笑いを隠さず。

国によっても「太っている」「標準体型」の基準は違う。

ネットの画像。結構納得できる。

アジア人は「肉付きがいい体型」に寛容性がない。

美=痩せている、の一択。

欧米圏ではふくよかな女性は割と好まれる。

だからこそ、女性も自分に自信を持てる。

肥満が珍しくないアイルランドやイギリス、昔は彼らだって痩せていたのが標準だったのだ。この40年でライフスタイルが変わって体型が変わってしまった、という認識がない。

ある時イギリス人女性に言われたことがある。

「私が太っているのはイギリス人だからなのよね。あなたはいいわね、日本人だから痩せてて」

当時、毎晩ジョギングを自分に課し食事にも気をつけていた私にそれ言うかー。

「いや、私毎晩6㎞走って甘いもの食べないしお酒飲まないし、一応ダイエットしてるよ」

「え?そうだったの?あなたも走らないと太ってしまうの?」

「そりゃそうだよ。子供産んで体重増えて体型変わって。それが嫌なら何かしらするしかないじゃない!」

「知らなかった、私はてっきりアジア人はみんな痩せてるから太らない人種なのかと思ってた」

欧米人、彼女みたいな誤解している人たくさんいるんだろうな、と初めて知った瞬間ではあった。

数年前、100グラムダイエットってのやってた。一回につき100gしか食べられないというもの。1時間経ったらまた食べていい。食事量を管理し、ドカ食いしない、という観点では良かったです。(なのになぜ今やらないんだ)

いや、本当に「食べても太らない人」羨ましい。私は食べたらその分しっかり太る派だから。

アジア人、「痩せなきゃ魅力なし」の強迫観念でみんな頑張ってますよね。

その日本の地を踏むのは脅威だ。

だから私は今日も明日も走る。

頑張る。

空気にバター含まれてるんでは?水にもカロリー加算されてるはずだ!陰謀論が頭から離れないけれど。

絶対にそうだ。

被害妄想?

いつか真相を暴きたい。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。