誰も傷つけない魔法の言葉
無意識だけれど、家で使っている言葉ってありませんか。
我が家にはあります、こないだちょうど食事時に久々にそんな話題が出たので今日はそのハナシを。
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「アリエッティが持ってったんじゃない?」
耳かき、セロテープ、消しゴム、修正テープ・・・
よく使うのに、いやよく使うものだからこそ、定位置になかったりするものたち。
小さいものだから余計見つかりづらく、「あれー?〇〇見なかった~」がお約束に
なっている。
そんな時、「昨日パパ(とか他の人)使ってたよね!」とか、「こないだ次貸してって
言って渡したじゃん!」みたいな、罪のなすりつけ合いになるのは建設的ではないので
避けたいところ。
そんな時に必ず出るワードがこれ
「アリエッティが持っていったんじゃない?」
アリエッティとは
ジブリの映画「借りぐらしのアリエッティ」の主人公で、めちゃくちゃ小さな小人家族。
石鹸や角砂糖など、暮らしに必要なモノを、その家から借りて暮らしているというストーリー。
(でも返しているシーンを見てないから、正しくは頂いちゃってる)
随分前に見た映画なのだけれど、そのファンタジー溢れる世界が面白くて、以来、
見つからないものは「アリエッティが使ってるんだよ、きっと」みたいに言って
アハハで終わることにしている。
だから、冒頭のトロールが2人居なくても、ちょっとファンタジーに
「ああ、どっか遊びに行ってるんだね」ということにしている。
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家族分のものが詰まっている我が家、物は少なく少なくと思いつつも、やっぱりそれなりに
増えている。がゆえに、なかなか見つからないものも多々あり。
きっといつか見つかるんだろうけれど、それまでアリエッティに貸しておくとします。
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話変わりますが、最近は子どもたちが作った手作りグッズだったり、最近のバレンタインデー
(今どきは女の子が友達にあげるセレモニーとなっている)で大量のバターやらココアやら
小麦粉を買って夜な夜な何か作っていたりと、手作り月間。
バレンタインはもちろん悪戦苦闘。大量の生地を無駄にもしたり、出来上がりに満足いかなかったり
など、悲喜こもごも、というか悲だらけのお菓子作り。すまぬ、母がたいした背中も見せられて
ないゆえ。
こういう時こそアリエッティが夜中にちょちょちょいと美味しくしておいて欲しいなと。
皆さんの家の魔法の言葉って何だろう、いつか聞かせてください。
2月18日 ニホンコン