毎年新春恒例「今年こそ。」
新年明けましておめでとうございます。ムトーです。
本年もよろしくお願いします。
わー。2025。
そしてもう、今年も6日目。早。
ちょっと戻りますけど、年末は忘年会だらけで、何回参加したか覚えていない。なんだかコロナ禍が落ち着いてからというもの、知らないひととの飲み会は減り、知ってるひとたちとのそれが増え、回数も頻繁になってきた感じ。
会いたい人と会える時に会っておく
というのかな。10回誘われて1回参加の付き合いの悪い僕でも、100回誘われれば10回参加になるのです。大変。
あ、すみません。数を盛りました。いや、印象を盛りました。人気者みたいなことを書いてしまいました。
そんな2024年末、何をしたかな。
今回はカレンダー通りのお休みの人は9連休(次もそうらしいですね)。こんな連休は滅多にないですよね。
僕もカレンダー通りのひとなので、今回は12月28日から明けて1月5日までがお休み。昨日まででした。
長すぎで何をしたか覚えていないし、大したこともしていないのは明白なのですが、ちょっとスマホの中の写真を見てみましょう。
あ、そうだ。初日に花屋さんに行ったんだ。コーヒー屋さんで年末年始に楽しむ用のコーヒーを買って、そのお店の近くにあるお友だちのお花屋さんのところに年末のご挨拶に。
生きとし生けるもの
年末ってまたお花屋さんに来るお客さんって多いんですね。僕は人に贈るけれど、自分のために花を買うことがないのでサラっと立ち寄って「自宅用です」と言ってお花を持ち帰るひとたちがとてもかっこよく見えます。
僕は本当に生き物を育てられない。
頂いた花や植木もすぐダメにするし。お花屋さんで「誰でも育てられる植物」を教えてもらって買って帰った観葉植物も枯らしてしまう。
子どもの頃、学校で生き物係をしたけれど僕が係の時にインコが鳥かごの中で死んでしまったり(冬に凍死)。
生きとし生けるもの全てを枯らしてしまう、呪われた能力を持って生まれてきたのです。
だから、自分の子どもを育てるなんて全く考えられなかったけれど、家族のおかげでどうやら子らは元気に育ってくれています。
でもやはり、植物も動物も無理。
だから、自分のために花を買わないのです。
友だちのお店には素敵な植物がたくさんあって。思わず欲しくなるんですけど、「おっと無理無理」と自制心を働かせて購入しないのです(迷惑客)。
お店で友人と話していると、次々にお客さんがやってきて、ただどうでもいいことを喋るだけの僕は邪魔なので、その度に話を中断して時間潰しに店内の花を見ていました(帰れ)。
その時です。
サボテンたちと目が会いました。
か、、かわいい。。
あ、いかん。無理無理。俺の元に来たら、いくら水をほとんど必要としないことで有名な君たちだって、不幸にしてしまうんだ。来ちゃだめだ。
しかし、目が話せない。
店主が接客を終えて僕のところに来た。
「これ、どっちがいいかな?」
あ、しまった。買う意思が口を突いて出た。
「え?ムトーさんが育てるの?右。」
店主は僕が植物を育てられない人種だと知っている。しかし、育てるなら右のがかわいいよ、と答えた。
「じゃあ、これ。右のをお願いします。」
ごめん。もっと幸せにしてくれる人がいるはずなのに、俺なんかに連れていかれるなんて。ごめんな。でも、精一杯育てるよ。まずは君のために何から始めよう。
家に帰り、ネットでサボテンの育て方を調べる。
「窓際の温かいところに置いておく。」「冬は水をやらない。」
あ、、やることなさそう。育てるのが簡単でいてくれてありがとう。
これを枯らしたらもう、二度と、一生、植物を育てたりしない。これがラストチャンスだ。
そう誓った12月28日でした。
実家の母が鏡餅用のお餅と、それとは別にたくさんの食べる用のお餅を持ってきてくれたので、28日の夜中にあんこを作りました。作るコツがわかってきた。
初めて、自分で作ったあんこで食べるお餅。これは格別。
僕の家の裏に、妻の実家があり、僕の義父母が二人で老犬と暮らしてます。
義兄の家族が帰省したので30日の夜は一緒に食事をした。こたつに静かに潜っている犬。
結婚して数年間、僕と妻に子どもができなかったので義理の両親は孫の代わりにと思ったのか犬を飼い始めました。15年前。すっかり弱ってしましって、もうまともに歩けない。僕はありとあらゆる動物が苦手だけれど、この柴犬だけは好き。ちょっとでも長生きしてほしい。犬自体は怖いから散歩させたこともないけれど、家族だと思っている。
義兄の子どもたちが、僕の作るスコーンが好きだと言ってくれていたので、大晦日の朝から今まで作ったことのない量のスコーンを焼いた。
一瞬で無くなった。この日、僕の実家にも大量にスコーンを持って行ったが同じく秒で消えた。これは、もしかしてかなり美味しいのではないだろうか。
6年前から元旦に実家近くの山に登って初日の出を拝んでいます。
山と言っても大半を車で登って、駐車場から15分徒歩で登るくらいなんですけど。
朝早く起きないといけないので、大晦日にお酒を飲めないんですよ。年越しに。
それがあるから、大晦日の夜にはちょっと憂鬱になってる。
だからもう、やめようと。初日の出登山。
だから、実家に戻るのにお気に入りの革靴を履いて、いい日本酒を買って行ったんです。ゆっくり飲みながら年を越そうと。
小学生の頃から毎年山について来ていた高校3年生の甥っ子にそのことを伝えました。
もう、おじさんは今年から登らない、と。
すると甥っ子が「いや、それはないよ。登らないなんてありえない。」と反論してきた。
いやだ。いやだ。登りたくないよぅ。
46のおじさんが甥っ子に泣きべそをかきながらダダをこねた。
が、、かわいい甥っ子の熱意に負けて「今回で最後な」と念押しして、僕は年が変わるのを見届けて布団に入った。
早起きして、甥っ子を叩き起こしてまだ暗い中、実家を出た。
いつもの駐車場に停め、15分の登山をして無事登頂。
あー、やっぱり登ってよかったかも。
なんだかんだ、いいものはいい。
今年もよろしくお願いします。
妄想旅行社ムトーツアーズ 代表 ムトー