12月7日はバノフィータルトの日。
おはこんばんちは。飯塚です。
太陽光が少なすぎる、という感覚が増すばかりの12月。
とにかく暗い。また、ストームや雨が続くこの数ヶ月、俄然と家時間が増えて気分が塞ぐ。
クリスマスに向けてあれこれやる事を整理しないと。
夫の誕生日でした。
先日、誕生日を迎えた夫。ケーキを作り家族みんなで「ハッピーバースデー」を歌う。
毎年、健康に歳を重ねられるとはなんと幸せな事か。
で、夫の誕生日ケーキは基本的にバノフィーパイまたはタルト。
彼の一番好きなケーキです。
バノフィーパイって日本でそんなに知名度ないですよね?少なくとも私は知らなかったのだけど。
バナナとトフィー(キャラメルソース)、生クリームのケーキで。
初めて夫から聞いた時は「なんですか?それ」だったなぁ。
作り初めてかれこれ10年くらい経つ。
これ、おそらく初心者向けケーキと思います。
スポンジケーキみたいに「膨らまない問題」とかないし、例えば冷凍パイシート使って、バナナ切ってクリーム載せて、なので失敗ポイント少なめ。
キャラメルソースをどう作るか問題(作らない)。
肝心のトフィー(キャラメルソース)ですが、これもこちらでは一から作るレシピではなく、妙な方法が一般的に流行っているのでかつて物凄く驚いたのだけど。
コンデンスミルク(練乳)の缶詰めを3時間湯煎する、って方法。
コンデンスミルクの缶詰め、開けずに缶詰めごとすっぽり水をかぶせてコトコト煮続ける。
三時間後。粗熱取れたら開けてヨシ。
白かったはずのコンデンスミルクが茶色になりキャラメルに変身。
これ。なかなか面白いな、と思いました。
日本だとコンデンスミルクはチューブに入ってるのが主流だった気がするので、試したい方はまずは缶詰めを探してやってみてください。
ただ、これ時間かかるのが難点。別にキッチンにつきっきりで見てなきゃいけないものでもないのだけど、火をずっと付けてるのも省エネ的にはよろしくない。
で、新たに見つけたのは、コンデンスミルクを耐熱皿に開けてオーブンで90分湯煎で焼く。
三時間コンロで湯煎よりは時短。
缶詰めごと湯煎の一番のデメリット、「中が茶色なのか確認できない」問題はオーブン焼きだと解消される。缶詰めごと湯煎だと毎回「大丈夫かなあ、茶色かなぁ」とドキドキしていたので。
だけど、これも光熱費的にはイマイチ。
あ、ワタクシ、自他共に認める貧乏性で。オーブンをガンガンに使うことに罪悪感を覚えるタイプだったりします。
作ってみよう、キャラメルソース。
で、ある時、やっと気づいた。
「いや、キャラメル作れるじゃんね?」
プリンもムトーさんほどではないけどたまに作っていた事があり。
あれ、カラメル作るからね。
ちょっと前にも塩キャラメルブラウニー作って好評で。
というわけで。
やっとキャラメルソース作ることに。
材料は砂糖、水、生クリーム。
砂糖500mlだと、砂糖500gって、多すぎやしないか。
罪悪感100%の気分で砂糖投入。
あ、これ生クリーム500mlも要らなかったなー、と砂糖を煮詰めながら気付いた。
砂糖が茶色になってきたら、少し温めておいた生クリームを三回に分けて入れます。
めちゃくちゃグツグツいってハネそうでこわい。
あ、ちょっと焦がしすぎたかもー。
キャラメルソースの熱がひいたら焼いておいたタルト生地に入れます。
バナナの輪切り載っけます。
お好みでチョコレートソースをタラリと。
生クリームを載せて、チョコレート削って、出来上がり。
さあ。ハッピーバースデー歌って食べるぞ。
夫、私、息子1号は喜んで頬張ったけれど。
息子2号はキャラメルソースだけ気に入りタルトとクリームを残した。
ケーキに興味なしな娘は手もつけず。
食べながら、やっぱりタルト生地よりパイのほうがいいかな、とか、焦がしすぎたと思ったキャラメルソースは意外にもちょうど良かった、もうちょっと改良の余地あるかな、などと思いを巡らせて。
クリスマスパーティー、ちょっと新しいケーキを試したい方はバノフィーパイ、どうぞお試しください。