イベントの筋肉。
何事も何度も経験したり、繰り返しやることの意味ってやっぱりあるんだなぁと思う今日この頃。語学や料理なんかもそうだと思うのですが、身体に染み込んでいると頭より先に手や口が作動して、あとから頭がついてくるという順序で動く。こういう状態になると、心も落ち着いていて、何か問題が起きても、だったらこうとスルスル対処ができるようになる。
それまでにはやはり何年も時間はかかっているもので、知らず知らずのうちに身についたとしても何かしらの運動と努力が伴っている。
急になぜそんなことを思ったのかというと、POP UPのイベントの準備をしていて、妙に落ち着いている自分に気がついたからなのでした。
次はこれ、次はこれと気がつくと頭よりも手が先に動いていて(もしかしたら考えることと動くまでの時間の差がほとんどないという状態なのかもしれない)、イベントの準備ってジムの運動のようだなぁと思ったのです。単純な作業の積み重ね。シールに値段を書いて、器の裏に貼って、緩衝材で包んで、ボックスに並べて。釣り銭を用意して、レジの登録をして、持ち物のチェックをして。下見済みの会場であれば、商品を並べるのもあっという間。準備も、片付けに至っても早くなる。
思えば最初の会社に就職をしてから今まで、やってことのないイベントを繰り返し、それがやったことのあることになり、2回、3回経験のあることになって、時々足りないものがあって、ちょっとあそこは失敗したなぁという反省があって、もっと前に考えておけばよかったことがあって。学習して、次はちょっと上手にできるようになって。イベントの筋肉ってものがついてきたのかもしれません。筋肉がトレーニングをしないと落ちてしまうように、イベントもしばらくやらないとあれこれ忘れてしまうものかと思いきや、長年少しずつ積み重ねてきたものは、そう簡単にはなくならないもののようで。技術ではなく、やっぱり筋肉という言葉が合っているようです。
イベントを滑らかに運営する筋肉をつけたくて仕事をしていたわけではないけれど、ついてみると何事にも使えるものだったのだなぁと、年月を重ねてみて思う。朝から子供のお弁当を作り、写真を現像して、SAKRAJPをアップ。そして出発。子供が高校生になってから、毎日のお弁当作りの筋肉はついてきたみたいです。この先も、いろんな筋肉をつけていきたい40代後半の日々です。
今日はあいにくの雨でございますが、よろしかったら鎌倉でお待ちしております。
今週も1週間おつかれさまでした。みなさま、たのしい3連休をお過ごしくださいませ。