今更ながら、この話題。
おはこんばんちは。飯塚です。
夏の終わりのカウントダウンが始まってます。日本は暑いみたいですし、ヨーロッパもイタリアやギリシャは40℃越えてる、なんてニュース聞いてますけどこちらは20℃越えたのは数日。
物足りないまま日照時間短くなっていくようです。
「お前レベルが英語を語るなよ」と常に思っていたから。
このブログ始めて4年。
英語圏に住んでるので英語の事描こうかな、などとたまに思っていたのですがあまり触れた事ない。
なんで英語に触れないか、って単に私が英語下手だから、なんですが。
ここには韓国語のエキスパート、こいけ氏と、中国語の先生のニホンコンさんがいますから。ね、たまたま英語圏に住むだけの人が英語について語るなんて100年早いわけですよ。
肌荒れが目に見えて汚い人のスキンケアの話、なんて聞きたくないでしょ。
何年か前に子供達の日本語の事(バイリンガル問題)は何度か書きましたけど。(でもあれからまた随分変化した)
ちなみに私の住むところはど田舎なので、日本人は生活圏にはほぼいません。
日本人の友人はいる事にはいるけれど、普段それぞれ忙しいしわざわざ車で遠方に行くのも大変なので定期的に会う事はない。
生活する上では英語は必須。
昔カナダのトロントに在住していた友人に会った際に
「日本人コミュニティに住んでいれば英語は話さなくても生活できる」
なんて聞いたけれどアイルランドではおそらくそんなエリアは存在しないと思う。
で、とりあえず一日中英語の世界にいるけれど。
私は発音が「日本人訛り」なので未だに私の英語を全く理解しない人、がたまにいます。
方や、私の英語を完璧に理解する人もいる。
家族や普段一緒にいる人は「日本人訛りの英語」に聞き慣れて理解してくれている。
彼らの協力により会話が成立しているので「発音を直そう」と努力をしなくなる。
という現実に気づかないと、いつまでも「下手くそ日本人訛りの英語」を話し続けるんだろうな、と日々思うわけです。
そして、そんな「英語圏の人が理解しづらい日本人訛りの英語」を話す人が
「インド人の英語は訛りがあって何言ってんのかわかんない」などと話すのを聞くとだいぶモヤモヤします。
いや、我々は誰の英語も貶す資格なんかないぞ、と。
日本人の英語、訛ってるからね?
ちなみに私が一番好きだな、と思う英語を話すのはドイツやノルウェー、スウェーデン、オランダ圏の方々。
話し方がクリアで早すぎない。
特に旅をしていた時はドイツ人英語が一番聞き取りやすい、と思っていた。
世界中どこにでもいる旅好きなドイツ人、宿やツアーでドイツ人がいない事などない。
彼らと話すうちに「ドイツ訛り英語」にも慣れて、例えば初対面で話しながら
「あ、この人ドイツ人だな」
とわかるくらいになった。
当時そうやって当てられたのはドイツ人とイギリス人。
そうそう、この人の12のアクセントの英語はすごいんです。見てみて。本当によく特徴つかんでて耳がいいんでしょうね。何度聞いても感心しながら笑ってしまう。
そういえばアイリッシュはフランス訛りの英語に萌える、って言ってたな。
またあの「美しい英語」を話す人に出会いたい。
イギリスの訛りも耳触りがよくて好きなのです。
イギリスはやはり最初に留学で滞在したから、というのが大きい。
美しいイギリス英語を聞くと、本当にハッと気持ちが冴えるような感覚にすらなる。ただ、この英語を話す人はごく稀にしか出逢えないのだけど。
大きな寺院のガイドさん、語学学校の先生のうちの一人がその話し方をする人で、あの英語はもうここ数年聞いてないのだけどたぶんアイルランドではなかなか出会えない気がします。
そう、語学を習うのに、「訛り」があるところを選んではいけない。説は正しい気がする。
好きな英語の響きのエリアに身を置く、とか。
スコットランド訛り、アイルランド訛り、
イギリス英語、アメリカ英語、オーストラリア英語。
もちろん、留学は安くないから物価は大切だけれど。
例えばバリ留学は一時期安くてコスパがいいと評判だったけれど、批判的な意見もかなり耳にした。
私自身はバリ留学はアジア圏の人しかいなそうなのが嫌で行かなかった。
イギリスの語学留学はドイツ、スペイン、イタリア、フランスのヨーロッパ圏の人達が集まる。
おかげでイタリア人の友人も出来たし、日本人は少なく最高な環境。
懐かしいし、本当にいい時間を過ごせたな、と今思い出しても尊い。
アイルランド人の英語を聞き取れなくても落ち込まないでね。
アイリッシュも英語の訛りはキツイ。
我が子達もすっかりアイリッシュ訛りです。
何やら息子が日本の小学校に初めて体験入学した際にいた「アメリカ人の英語の先生」は息子の英語を理解しなかったらしい。
私はアイルランドに住んで11年。
アイルランドに来たばかりの頃はアイリッシュの英語が早すぎてみんなが何言ってるか全然わからなくて。
そういえば、日本から友人達がアイルランドに来た際に、義理父が息子を預かってくれる事になり迎えに来たのです。
で、義理父と私の会話を聞いていた友人達の一人はアメリカに住んでいた翻訳業をしている人で。要は私より英語は堪能なはずなのに、
「凄い!ジュンコさんはアイルランド語もわかるんだね!」
などと言う。
「へ?アイルランド語?いや、今私と義理父は英語話してましたよ。」
彼女、目を見開き
「え〜!今の英語だったの?アイルランド語話してるかと思うくらい全然わからなかった!」
たぶんこれは普通の反応なんだろうな。
あ、そういえばうちの夫も初めてカナダに行った際にカナダ人が彼の英語を全く理解しなかった、という話をしていた。
というわけで私の耳はアイリッシュ訛り英語には慣れた。
でも、人との会話で聞き取れない事はまだある。男性のお年寄り、または早口の若者は難易度高い。
前は本当に苦手だった電話はこの数年で克服できて来た。
とはいえラジオやニュースは聞き取れてもドラマや映画は正直
「字幕欲しいなー」と思う事も多々ある。
日本語字幕じゃなくてもいいから英語字幕が欲しい、感じ。
このままずっとこの国に住んでも、この「ちょっと不便な感覚」はあるんだろうな、と思う。
しかもですよ、アルツハイマーになったら私の中から英語は綺麗さっぱり無くなってしまうらしい。残るのは日本語だけ。こんなに頑張ってんのに。恐ろしい。
そんな私なので、日本人に英語を指南、など恥ずかしくてしないのだけど、日本人が使いがち、また「日本で習った英語」が実は全然使われないのもあり。
今日はその話をしようと思ったけれどももうすでに長くなったので来週します、多分。