海に出る
ども、カルロスです。
今日は海の日です。1996年からできた祝日で当初7月20日だったのが、2006年から7月第三月曜日になったんだそうです。へ〜。なので少し短めで。
海に落ちる
大学が海洋学部だったので、海にまつわる話には事欠かないのですが、大学に入ると1年の夏頃に一般海洋実習という大学の実習船に乗る授業がありました。そして、4年になると専門海洋実習がありました。この二つは必修なので、船酔いがきつい学生でも乗らなくてはいけません。私は、船酔いは全く問題なし。ただ、泳げないという別の問題が….
一般海洋実習で乗船すると、すぐさまチョッサー(Chief Officerがなまったもので一等航海士の意味です。船長の次に船の実権を握る実力者。)に全員後部デッキに呼ばれました。
“この中で泳げないものは手を挙げろ”
と、そして私を含めておずおずと手が2、3本上がります。これにチョッサーは顔色ひとつ変えず、
“安心しろ、泳げるやつも、泳げないやつも海に落ちたら死ぬ”
と、金言をいただきました。
さらに、まず落ちるな。そして、誰かが落ちたらその場にある浮きそうなものをなんでもかんでもすぐに海に投げ入れろとも言われました。つまり、広い海で頭しか出ていない人を見つけるのはとても難しい(泳げない私は頭も沈んでるわけですが…)、そして探している間に体温が奪われて死に至らしめる。そんな状況で、落ちた人の周りや、落ちた場所からつながる浮遊物があれば少しは見つけやすくなるという知恵でした。
後々私は、何を血迷ったか波浪を研究テーマに選んでしまったため、波がある時を狙って船で観測しなければならず ”絶対に落ちたら死ぬ” ということは本当に身近に感じてしまいました。
観測フィールドは、ちょうど画像で海が白っぽく見えるところ。波が立っているところで、そういう場所を衛星が観測するタイミングで船を出して観測をしていました。ちなみに駿河湾にピョロっと飛び出した半島にキャンパスがあります。
気になる音楽のコーナー
Role Model / Fatboy Slim
前回に続いてまたまたFatboy Slimです。2年ぶりの自分名義の新曲で、著名な方達が曲に合わせて口パクするPVは生成AIで作られたもののようです。
では、またまた。