ミニ旅行。
済州島から戻ってすぐ、子供の幼なじみたちとミニ旅行に行ってきました。
行先は山梨県の富士吉田市。「絶叫マシーンに乗りたい」というリクエストを叶えるため車で富士急ハイランドまで。K-POPやVaundyをかけながらドライブ。渋滞を心配していた中央道もスムーズに通過して談合坂まで。朝ごはんはカレーパンや鳥雑炊と、子供たちの好きなものをそれぞれに食べて遊園地に直行しました。
事前に予約しておいたチケット。バーコードで発券するのか、窓口で発券するのか。よくわからずに母たちはまごまご。
「窓口で聞いてみよっか」
結果、今の遊園地ってこんなに進んでいるのか!とびっくり。予約したチケットをタップして入場者の顔写真を登録すると顔認証で入場ができてしまう。子供たちは1日遊べる乗り放題のチケットを予約したのだけれど、絶叫マシーンに乗る時も顔パスでOK!なんてこった。
大人がいない方が子供たちがのびのび楽しめるよねということで、母たちは別行動。夕方迎えに行く約束をして河口湖をドライブ。
11時30分にオープンするカフェが開くのを待って紅茶を飲み、雑貨を見る。オープンと共にお店に入ってきたお客さんの半分は外国の方達。自転車でお店に来ている人たちもいる。富士山に湖。気持ちのいいサイクリングコースに桜も咲いている。日本の春の旅はどうですか?と訊いてみたくなる。
お昼ご飯には山梨名物のほうとう。富士吉田出身のあやちゃんオススメの小作へ。大きな店内にはこれまたたくさんの外国のお客様。様々な言語が飛び交う。ウェイティング表に名前を書いて、お土産コーナーに移動。富士山サイダーとほうとうの麺を買う。
「おっきなかぼちゃを溶かしながら食べるのがおいしいんだよ」
高校生まで富士吉田で育ったあやちゃんが指南してくれる食べ方を試しながら、ごろごろ入った里芋やしいたけもほおばる。
「山梨は馬刺しもおいしいの。熊本の馬刺しのようにサシがたくさんはいっている感じじゃなくて、赤身。生姜やおろしにんにくをつけて食べるんだけれど、本当にオススメ」
是非食べてみたいです。広い厨房、注文した品はすぐにやってくる。
刻んだネギとおろししょうがを赤身の馬刺しで包む。醤油をつけて一口でほおばる。サシの入っていないお肉は弾力があって硬いのかと想像していたら、まったく反対。驚くほど柔らかくて、臭みも一切なし。
「おいしい!」
「馬刺し、買って帰れるよ。お肉屋さんにも寄ろっか!」
「うんうん、ぜひ。」
河口湖には小さな頃から家族でも仕事でも何度も訪れていたのに、馬刺しがおいしいことは全く知らなかった。富士吉田においでの皆様、是非食べていただきたいです。
お腹いっぱいになった後は、夕方まで時間をつぶすためにまた車を走らせる。ここはおいしいという馬刺しが買えるお肉屋さんへゴー。「肉のいがらし」さんに到着して、ガラスのショーケースを見てみると馬刺しの棚は空っぽ。上馬刺しの棚に塊のお肉がひとつ。やっぱり人気なんだね。
「すみません、馬刺しはもう売り切れですよね」
「いえいえ、ありますよ。何グラム切りましょうか」
「やった!どうしようか、200gずつ買って帰る?」
冷蔵庫から馬刺しが登場。保冷剤1個10円の張り紙。
「保冷剤も買っといた方がいいよね。6個買って上中下2個ずつ置いてぎゅっとラップしてもらおうか」
そんなことを話していると、お店の方が持ち帰るまでにどのくらい時間があるのか聞いてくださって、あれやこれやと準備をしてくださった。
「ペットボトルを凍らせたものがあるから一緒につめていくのはどうですか。」
小さな段ボールの底にがちがちに凍ったペットボトルをつめてその上に馬刺しのパックをのせてパッキング。冷え冷えの状態のまま、持ち帰ることができてとってもありがたい。
「なんて素敵なお店なんだ、ファンになっちゃうね。」ありがとうございましたと頭を下げながら店を出る。また富士吉田で馬刺しを買う時は肉のいがらしさんでと口々に言いながらまた車に乗り込む。
「ちょっと寒くなってきた。カーディガンを持ってきて欲しい」もうひとりのママ友、ちはるちゃんに連絡が入る。
富士急に戻ると、ちょうど子供たちが「ZOKKON」から出てくるところ。足元がふらふらで顔は笑ってしまっている。外から見ているとそんなに速度が速いようには見えないライドコースターなのだけれど。
「めちゃめちゃ速かったんだよ!」
「すんごい面白かったけど、もう乗れないかもってくらい怖かった」
感想を早口で喋り続ける子供たち。
「SEKAI NO OWARI」がZOKKONのために書き下ろした曲を乗車中に聞けるアトラクションなのだけれど、全く曲を聞く余裕がなかったよう。どれどれ、どんなコースターなの?と検索をしてみるとリニアランチ方式による4回の加速と書いてある。リニアランチ式とは、なんぞや。直線加速は風を切るほどの加速感。 約2秒で最大速度100km/hに到達し、シートに全体重が押し付けられるほどのすさまじい“G”を体感することになると書いてある。外から見えている速度より体感速度がすごかったんだね。興奮して笑ってしまっている子供たちを見て、母たちもそうかそうかと笑ってしまう。
閉館の19時まで思い切り遊んで、ごはんを食べて帰宅。帰りの中央道は運転担当のわたくしが寝ないようにとママ友、推しが一緒の子供達がSEVENTEENのヒットメドレーを大合唱で歌ってくれる。おかげさまで一瞬も眠くなることなく、東京に到着しました。
「秋ごろにまたみんなで来たいな」
数日後には高校生になる15歳たち。保育園、小学校からの幼なじみ。高校がバラバラになってもずっと仲良しで、またちょこちょこ会えるといいね。
子供は子供の、親は親それぞれに楽しい時間を過ごしたミニ山梨旅でした。
みなさま今週も1週間おつかれさまでした。どうぞたのしい週末をお過ごしくださいませ。