何型ですか?

おはこんばんちは。飯塚です。

暖冬のアイルランド、先日ダブリンを含むかなりのエリアで雪が降りました。

その日のトップニュースになり、学校休校、電車やバスの遅延などあったようです。
(雪が基本的に降らないので車のタイヤも雪対策ができてない)

それなのに、我々の住むエリアは全然降らなくて。

子供達はガッカリ。

もうこの冬は雪を見ないまま春になるんだろうなぁ。

週末は5歳児と近所3kmをジョグ&ウォーク。雪降らないので一年中この景色。

夫も子供達も血液型不明です。

先月24日私の誕生日の朝、日本にいる母の電話で起こされました。

息子が緊急入院した、と。

急性胃腸炎にかかった、とのことでした。

始めは私の両親は盲腸を疑っていたのですが幸いそれではなく。

週末の二泊三日の入院で済み、よくよく話を聞くとアイルランドでも時々我が子達が罹る腸炎だったよう。

電話口で母が嬉々として言う。
「この子の血液型が判明したわよ。RHマイナスO型だって。RHマイナスはヨーロッパに多いらしいわね!」

夫にこの話題を振っても全く要領を得ない。

こちらは血液型を全然調べません。

アイリッシュというか、欧米人は血液型など気にしないどころか自分の血液型さえ知らない。

アイリッシュの夫が日本人と話して驚いた事の一つに「日本人は会話で人の血液型を聞く」というのがあります。

夫はいう。

「血液型で性格を分けるなんてバカげてる」

日本人が血液型にこだわるのは、4つの血液型がそこそこ存在しているからかなぁ、などと思う。

国によっては全く存在しない血液型があるらしいし、国別血液型のチャートを見るとそれはそれで興味深い。

(チャートはサイトによってばらつきがあるため、ここでは引用しません。気になる方はググってください)

例えば、一番多い血液型、日本はA型、インドはB型、イタリアはO型とか、その血液型の比重が国民性を左右してるんじゃないか、などと私は思うのだけど、夫はそれすらバカバカしいらしい。

入院して一番辛かったのは多分初日の夕飯抜き。病院のご飯は美味しかったそうです。めでたし、めでたし。

アイリッシュは大家族だから?

で。アイリッシュが聞くのは兄弟の有無など。

元々カトリックで子沢山な家族が多いからかもしれません。

「血液型よりも兄弟でどのポジションか、ってのが性格を左右するのでは?」
という見解も理解できます。

我が家は9歳息子、5歳息子、2歳娘の子供がいて。

長男は穏やかで優しい。

生まれてから周りに「優しくて面倒見もいい、いい子」といわれてきた。
先生からは褒められる「模範生」タイプ。
空気を読み、叱られるととにかく落ち込む。
真面目で素直。

嘘もつけない。おっとりしている。

妹をいつも気に掛けるお兄ちゃん。他人の子でも年下にすごく気遣いできる。

次男は言葉を発する前の赤児の頃から人を笑わす術を知っていた。
幼稚園の先生や周囲の大人に気に入られ「面白い子」と言われる人たらしタイプ。

顔色一つ変えず嘘をつきずる賢い。
プライドが高く失敗はしたくない。
交渉術が備わっており理屈っぽい。
競争心が強い。

捻くれてる。

息子2号、山寺駅で新幹線「つばめ」のキャラクターに出会えておおよろこび。こういう着ぐるみ系はアイルランドでほとんど見かけない。

娘。

誰よりも度胸があり怖いもの知らず。
気が強くて荒い。

末っ子の甘えん坊、というより女王様気質。

大人に叱られてもなんとも思わないどころか話題を変えようとする。
遠慮もないし人見知りもない。三枚目タイプ。

欲張り。

どこ行っても「勇ましさ全開」の娘っ子。

三人の性格はざっと思いつくとこんな感じ。

「兄弟型」で相性もあるはず。

周りを見ると長子タイプ、真ん中、末っ子タイプで共通点もある。

子供達の性格については月曜日のニホンコンさん(三人娘のお母さん)

とチャットで「うわー、それ、あるよね!」なんて話したこともありました。

ネットで調べると「兄弟型」って言うらしいのですが、色々読んでみるとうん、わかる!わかる!と納得できる。

私は弟が三人いる長女ですが、「弟いるでしょ」と言われることが多かったのです。

面倒見が良くざっくばらん。

周りを見ても例えば男性は女兄弟がいる人は女性の扱いに慣れていたり。

「妹がいるお兄ちゃん」の人は女性に親切だったり、「姉がいる弟」はフェミニストタイプで女性に幻想を抱かない、とか。

男性ばかりの兄弟だと女性慣れしてないし、極端な例だと女性蔑視的な方もよくいる印象。(個人の感想です)

また同性の兄弟がいる人は競争心が強い。特に下の子は上の兄弟を見ながら「どうすれば上手くできるか」を観察し、歳上の兄弟をライバルに力を出す。

アスリートに長子の割合が少ない、というのも納得できます。

人は生まれ育った環境でどう生きれば一番いいかを自然に選び取るはず。

血液型を信じるのも面白い、だけれど家族内のポジションでできる人格もまた信じるに値するな、と思う日々です。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。