春が来た！

昨日の土曜担当小池さんと同級生、オマケに全く同じ名前の息子くんの話に続き、こちらも入試から10日後…3月の訪れとともにわが家にやってきた春！

実はいよいよってときに体調を崩し、なんとか回復したと思ったら酷い歯痛に悩まされ、鎮痛剤をお守りに受験当日を迎えた息子。
なんとか無事試験を受けられたものの、いまいち力を発揮できず…
怖くて自己採点も出来ないまま、やきもきしながら待った発表の日でした。
そんな彼に気を遣いながら「神様、仏様！」と、とにかく祈ることしか出来ず…生きた気がしなかった10日間の長かったことったら！

半ば諦めムードで万が一の場合、すでに合格をもらっていた2つの学校のどちらを選ぶかを冷静かつ真剣に話し合った発表前夜にポツリと言った息子のひとこと「なんか受かってる気がしてきた！何の根拠もないけど…」その言葉を希望に迎えた発表の朝。

パジャマ姿でまるでちょっとスマホをチェックするかのように結果を自分で確認する息子。
それを心臓バクバクで見守る母。ベランダで呑気に洗濯物を干している夫。
「合格したー！」の言葉に、安心してひとり大袈裟に号泣したのはもちろん私…
そもそも夫はあまり心配していなかったけれど、安心した私を見て安心したようす。
そんな中、本人はサクッと喜びを分かち合った後、さっさと制服に着替えて意気揚々と合格報告をしに中学校へ向かいました。

今が楽しいから正直高校生への憧れが持てない…から始まった15歳の進路選び。
そんな彼に決して上手く伴走できたとは言えず、事あるごとに一喜一憂の不安定な母親だったけれど、マイペースな彼の安定っぷりに助けられ、なかなかチャレンジングで過酷な道を一緒にここまでついて来れた気がする。(って、主役気分の私！)

とにかく情報収集と尻を叩く係だった母とは真逆に、サッカーしに連れ出したり、一緒漫画読んだり、勉強のジャマはするけどオアシス的存在だった父。
そして小学生の頃からずっと二人三脚でお世話になっている極めてアットホームな個別塾の先生。
引退後も12月までリフレッシュがてら時々顔を出していたサッカー部のみんな。
入学手続きの帰り道、「そんな周りのおかげでそこまでストレスを抱えることなくここまで来れたよ。ありがとうね。」とサラッと言われた時は、危うく涙がこぼれそうになった。

「頑張れば叶う！」が決して通用せず…あまりに理不尽で悔しくて眠れない夜もあった。
時に「こんな経験必要か？そこまでしないといけないの？」とよく分からなくなることもあったし、親の価値観を押し付けている気がして心が痛んだものしばしば。
今思えばいろいろ足りないところも多く手探りだったけれど、終わってみればそんなこんなを楽しんでいる自分もいたなと…
この経験が15歳の彼にとってすごく大きなものになったのは確か。
それを隣で見せてもらえたのは幸せでしかないな。

彼はこの春から誰に出会い何をするんだろう？
もう親が教えることなんて何もない気がする。
ここからは自分でどんどん歩いてくださいな。

以上、高校受験終了の感想文？
長くてごめんなさいですが、ホットなうちに日記に残しておきます。

ということで、生きた心地がしなかった今週の献立日記はお休みです。