閉じて一呼吸する。
2024年辰年。明けましておめでとうございます。
年が明けて、あっという間に1週間。
昨日が仕事始めの方もたくさんいらしたことと思います。年明けのお仕事おつかれさまです。おせちなど、お正月にまつわる準備に忙しかった方々も、おつかれさまでした。
先週のSAKRAJPにソウルは雪が降ってきましたと書いたのですが、あの後牡丹雪が文字通りぽんぽんと降り続け、ソウル駅に到着する頃には街がすっかり白に覆われていました。予想通り飛行機は機体の到着が遅れて、予定の2時間後に仁川空港を出発。日が落ちてから東京に戻り、そのまま子どもたち、ママ友との忘年会に向かいました。子どもが0歳の時からの友達と、小学校からの友達の3人組。ハロウィンの時にでっかいかぼちゃを一緒にくり抜いたり、お泊まり会で遅い時間までマリオカートをやったり。何かと一緒だった3人に、いつしかそれぞれ好きなものができて、高校は別々の道に進みます。高校までエスカレーターの学校に入って、大学受験までこれといった考えのなかった自分の中学時代を思い出すと、やりたいことがあってこの学校に行きたいと意思を持って言える子どもたちがとてもまぶしく見えます。
受験を控えてはいるけれど、今日だけは勉強を忘れて楽しむのがいい。中華を食べて、その後はカラオケに繰り出しました。adoや椎名りんご、VaundyやSEVENTEENを熱唱する子どもたち。
久しぶりに子どもたちの歌を聞いてみると、めちゃくちゃ上手くなっている!言葉数が多くスピードの早いラップや韓国語の歌詞もさらりとこなす15歳たち。かっこいいじゃん、みんな。
31日は両親が家に来てくれたので、エビや春菊の天ぷらを揚げて、紅白を見ながら年越し蕎麦をみんなで食べる。出演者のラインナップに既視感。昨日のカラオケは、紅白歌合戦の前哨戦のようでした。
今年は紅白の出演がなかったVaundyの「まぶた」を子どもがカラオケで歌っていたのですが。バックの映像にはVaundyが演出も手掛けたPVが流れていて、市川染五郎さんが出演していました。私が韓国の楽曲や映画ばかり見ている間に、七代目の市川染五郎さんは松本幸四郎さんとなり、PVに出演していたのは幸四郎さんの息子さんである八代目の市川染五郎でした。
「僕ら 目を閉じ合うことで 少しずつわかるようになるかもね」
(まぶた Vaundy Artwork Studio 2023年 作詞:作曲 Vaundy)
韓国のイベントが、現在の自分が駆使できる言語の限界と思いを伝えることについて考える時間になったこともあって、この歌詞が映像で流れてきた時、1枚の写真のようにパシャっと印象に残りました。言葉で伝える以外に笑顔や目の表情で伝えられること可能性については想像ができていたけれど、言葉や情報が溢れた時、目を閉じてみることで見えてくる大事なものが確かにあるのかもしれない。言葉を急いでその場を埋めることよりも、一度目を閉じて深呼吸をする時間が、本当に自分が伝えたいことや相手が何を求めているかを考える時間にもなる。
1月1日の朝ごはんはお雑煮と簡単おせち。母にもらったいくらがびっくりするくらいおいしかったので、遅めのお昼は子どものリクエストでいくら丼に。お正月の東京はいいお天気でした。夜になり、夕飯前にトイレに入っていたら、自分がゆっくり左右に行ったりきたりしているようが気がする。今日はお酒も飲んでいないし、気持ち悪いわけでもない。急にめまいかなにかかな。リビングに戻って携帯を見ると、石川県を中心に大きな地震が起こっていました。
Xで地震のことを見ていくとなんだか落ち着かず、今できることは何かなと冷静に考えるはずの時間がじわじわと飲み込まれてしまう。SAKRAJP木曜担当のわかおかくんがお正月能登にいて、その日の様子を更新してくれている文章を改めて読んで、目を閉じる。思えば能登にはロケで20年前に行ったきり。ゆっくりお邪魔していない。今はできる範囲の寄付をして、時期を待とう。わかおかくんの好きな能登にSAKRAのメンバーと一緒にお邪魔できる日を待とう。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
SAKRA.JP、2024年もどうぞよろしくおねがいいたします。