指折り数える。

おはこんばんちは。飯塚です。

クリスマス目前です。

アイルランドのクリスマス事情は毎年少しずつ書いてましたが、最近は昔と変わってきたところもあるようで。

私がアイルランドに来た当時、

クリスマスの日、12月25日は国の全てのサービスは休業。公共施設、公共交通機関、店、ホテル、全て休み。

だと言われていました。

時代の流れで、近年は開いているガソリンスタンドもあり、ホテルもクリスマスの宿泊プランを売り出ししているそう。

日本もかつては元日は全て休業だった、なんて話を思い出す。

クリスマス前の街の雰囲気はいいなぁ。

「もーいーくつねーるーと♪」のカウントダウンも商売に。

日本の正月はまさにアイルランドのクリスマスと似ている。

12月1日カウントダウン開始。

アドベントカレンダーを開く日。

アドベントカレンダー、ご存じでしょうか。

 (Advent calendar) は、クリスマスまでの期間に日数を数えるカレンダー。advent降臨節の期間(イエス・キリストの降誕を待ち望む期間)に窓を毎日ひとつずつ開けます。クリスマスにすべての窓を開け終わります。アドベントカレンダーの起源は、19世紀初頭ドイツと言われています。

クリスマスを祝うヨーロッパでは一般的に出回っています。

我が家ももちろん子供達に用意しました。

我が子の話によると

「学校の友達全員アドベントカレンダーをやってる」

らしく、アイルランドにおいては子供達にはマストアイテムと言っても過言ではない。

11月になれば各社がこのカレンダーを店頭に置きます。

一番よく見るのはチョコレート。

我が家も昨年は男児二人が毎朝チョコレート食べてました。ま、普段は朝からチョコレートなんて食べさせないので、12月だけの特典。

昨年のアドベントカレンダー。男児二人でチョコレート。

今年はアップグレードし、日本にいる長男にはLEGOのを事前に注文しておき両親に託してきて。

LEGOのアドベントカレンダー、購入したのはこちらです。LEGOの中にも種類は多数あるようで毎年LEGOのアドベントカレンダーを買う人がいる、ってのは納得。

12月1日、早起きの息子は時差9時間のアイルランドに電話をかけてきてくれました。

こちらは夜の10時頃で。

「お母さん!もらったよー!ありがとう」

満面の笑みで喜びを伝えてくれた。

毎日小さなLEGOが出てくる楽しいアドベントカレンダー。

日本にいる母から写真を送ってもらいました。LEGOアドベントカレンダー全体像。

毎朝起きるのが楽しみだ、と息子は嬉々として画面越しにLEGOを見せてくれてます。

クローズアップ。これは楽しいな。

次男には「ミニ本」が毎日出てくるアドベントカレンダー。

本当は次男もLEGOにすればよかったかなぁ、なんて思っていたけれど、長男ほどLEGO遊びをしない次男。毎晩新しい本を読んでもらうのも楽しみらしく、これはこれで良いチョイスだったかな、と。

犬が主人公の絵本シリーズ。ちゃんと楽しいストーリー展開で5歳児もところどころ読めるようになってきた。

来年は次男にもLEGOのを買ってあげよう。

12月、子供が朝起きて初めにすることはエルフ探し。

12月1日といえば、またエルフが登場する日でもあります。

エルフは以前にも紹介した事があるので概要はこちらをどうぞ。

我が家は今年からエルフが二人になりました。

エルフ、暖炉の上で仲間を集めてティーパーティー。

毎晩子供が寝付いた後にエルフを移動させるのがお約束。

我が家の5歳児は夜間に我々がエルフを動かしてる、ことにまだ気づいていないらしい。

朝は一番早く起きてリビングに行き、ゲームをする息子。

今はこのエルフ探しが朝一番の楽しみ。

ネコバスに飛び乗ってる。
ミンスパイを盗む気だー!!(後ろはペッパーピグのチョコレートアドベントカレンダー。2歳児用に買ったものの2歳児に毎日チョコレートあげたくなくて結局5歳児が食べている)

私を起こしに来てくれる第一声は

「ママ!今日はエルフどこにいると思う?」

エルフは学校の教室にもいて、毎日やはり移動する。

息子の話によると学校のほとんど全てのお友達の家にもエルフはいる。

という事は彼らの親も毎晩この人形を持ちながら家の中をフラフラし、たまに時間を費やしてあれやこれやと工夫しているのです。

エルフ、コーヒー飲みたいのかな?

ちなみに私はfacebookのCheeky Elf Ideas 2023という出入り自由のコミュニティグループに入りました。

自分のエルフのアイディアをここからもらおうと思いつつ、写真を見ながら私自身が普通に笑いをもらっています。

あの手この手で子供達を楽しませる親の労力、でもこれが楽しいんだよな。

お目汚し失礼します。トイレの片隅にて。エルフだって用を足すのよ、エルフだもの。(おもちゃのトイレの中はおもちゃの💩。トイレットペーパーについたのはチョコレートクリーム)

サンタクロースの役をするのと同じ。

それを信じてくれる子供達がいるからこそ、ヤル気になる。

先日、このコミュニティにあるコメントがアップされました。

「あぁ、ついにこのコミュニティグループから抜ける日がきた。私の幼い娘、とうとう真実に気づいてしまいました。今まで素晴らしいアイディアをくれたみなさん、ありがとう!このグループにいるのは楽しかった。今は本当に悲しい。現実を受け入れるなんて無理かも😢エルフの作業、時には手間がかかるなぁ、なんて思った事もあったけれど、でもこんなにも思い出に残る事もないのよね。みなさん、どうか思い切り楽しんで。子供達は本当にすぐ成長するんだから❤️」

顔も知らない人の悲哀のこもったコメントになぜか胸がジーンとなる。

私にもそんな時が来るんだ。

今は毎朝毎晩ちょっと幸せな時間をもらいながら25日を迎えようと思います。

東の果てのみなさん、良いクリスマスをお過ごしください。

夫の誕生日12月7日はエルフがお祝いしてくれました。ミンスパイにロウソク立ててプレゼントまで!!

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。