ベッドのまわりに何もかも

こんにちわー。ムトーです。

秋ですね。ちょっとずつ。暑いけど、なんとなく冬に向かっている雰囲気を感じる。

僕は冬の上着（アウター）をほとんど持っていなくて。一番寒い時季でもちょっとモコモコしたカーディガンを着て、寒いなあと思いながら冬をやり過ごすんですけど。今年こそは何かあったかいものを羽織りたいな、と思っていて。だって、冬って寒いから。

探偵

「ベッドのまわりに何もかも脱ぎ散らして　週末だけの秘密の部屋　おどけてチークを踊り続けてる　お前をつかまえて」

っていう文章を見て、頭の中でメロディーを乗せたひと。　ふむふむ。仲間。友だち。コーヒーでも飲みながら話をしたい。

僕が好きなテレビ番組ベスト3のひとつ「探偵ナイトスクープ」（以下 ナイトスクープ）のオープニングテーマ曲『ハートスランプふたりぼっち』。

ちなみにベスト3の残りの2つもお伝えしておきますね。（誰が望んでる）

「酒のツマミになる話」と「家ついて行ってイイですか？」です。

この3つだけ必ず観る。

えっと、だからどうしたんだっけ。あ、そっか。ナイトスクープだ。

視聴者からの依頼を、芸人さんが探偵となって解決していく番組。その探偵局の局長は現在の松本人志さんが3代目。初代が上岡龍太郎さん、2代目が西田敏行さん。

1988年3月に放送スタートだから35年もやってる長寿番組。

僕はほとんどテレビを観らずに育って来たんですけどね。兄の部屋に小さなテレビがあって。2つ年上の兄が大学に入って一人暮らしを始めたので、その部屋を僕が引き継いで。

テスト勉強する時に、夜中寂しいからテレビを付けたんですね。（田舎なんでね、夜は何の音もしない。外真っ暗だし。）

そこで流れていたのがこのナイトスクープ。

テスト勉強をしているのを忘れて観てしまった。

ナイトスクープは大阪の朝日放送制作の番組。その当時、大分県に新しい放送局として「大分朝日放送」が出来たんです。多分、それで大分でもリアルタイムで観られるようになったんじゃないのかな（たぶん）。

ちなみに、深夜の番組だから「Night Scoop」だと思いがちですが「Knight Scoop」です。なんでかは知らんけど。

探偵局には 局長（メインMC）、秘書（進行／依頼を読み上げる）、顧問（ゲスト／最高顧問 キダタローさん、常連顧問 複数、ただのゲスト がランダムに週替わりで出演）、そして探偵（現在9人）がいます。

探偵は先述したとおり芸人さんが務めています。一番のベテラン探偵は石田靖さん。次が間寛平さん、その次がカンニング竹山さん。

探偵さんは不定期で数人入れ替えになるんです。

僕は探偵さんに愛着を持ってしまうので、この「卒業」がとても寂しい。

最近も3人が卒業して。大好きな探偵さんたちだったので本当に残念で現実を受け止めたくなかった。

替わりに新しく4人の探偵さんが加わったんですね。もう、すぐみんな好きになっちゃった。

ナイトスクープの魅力はそれぞれの探偵が依頼者の直面する問題に、それぞれの個性で親身に向き合うところ。

この芸人探偵さんの「親身さ」が本当に効く。

「家族や兄弟ともう何年も口を聞いていない。こちらは話したい気持ちはあるけれど、相手の気持ちがわからないから怖くて話しかけられないから気持ちを知りたいし、できれば仲直りして話したい。」という内容の依頼が時々あって。

この類の問題を一体誰が解決できるんだろう、と思う。

どんな専門家でも解決って難しいんじゃないかな。これを解決できるのは、探偵として芸人さんが真面目に解決しようとする中で生まれるおかしみとか、空気を絶妙なタイミングで和やかにする一流のユーモアなのではないかと。

最新の放送では「ラップにハマっている反抗期の息子を ラップバトルで倒したい」というそのお母さんからの依頼があって。

新人のゆりやんレトリィバァ探偵が反抗期の男の子とイライラしている母親のふたりのトゲトゲした部分を柔らかくする。それがきっとゆるやかに解決に向かわせる大きな要素になって。

もう、最後これ涙噴き出して泣きました。

ナイトスクープって笑いながら泣いてしまうんです。笑い泣き。

すごくくだらない依頼もたくさんあるんだけど。

これから寒くなるでしょ。秋って好きなんだけど、物哀しくて切なくて憂鬱になっちゃうでしょ。あ、ならない？

秋の夜長に、ナイトスクープ 超おすすめです。

えっと、だからどうしたんだっけ。あ、どうもしないのか。

ただ、好きな番組への想いの丈を綴っただけでした。

妄想旅行社 ムトーツアーズ　代表　ムトー