月
ども、カルロスです。
新しい仕事場は外国人の方も多いので、仕事でもカルロスさんが定着しつつあります。そりゃ、アキラよりカルロスの方が言いやすいですもんね。それでも以前は、アニメ好きな方からはAKIRAを喜んで使ってもらっていました。なぜかフランス人が多い印象。文化的に近いのかなぁなんて。
チャンドラヤーン
8月23日にインドの月探査機チャンドラヤーン3号が月面に着陸したニュースがありました。そしてその後、ローバーも無事に探査機から降りたこともニュースになっていました。順調ですね!すごいです。
チャンドラヤーンとは、サンスクリット語とヒンディー語の合成で “月の乗物” という意味だそうです。日本の探査機は “かぐや” でしたが、月探査機ってロマンがある名前が付きますよね(嫉妬w)。
さて、今回チャンドラヤーンが着陸したのは月の南極です。以前から、南極には熱視線が送られているのですが、理由は水がある可能性です。
注:ほぼ球ではなるべく図を使わず、文章でわかってもらえるようなチャレンジをしています。今回もチャレンジですw
水。具体的には水氷(みずごおり)と言っています。それは他の物質でも氷(固体)になるケースもあるのでそれと区別するためです。それが南極のシャックルトンクレーターというクレーターの中に、かなり高い確率であることが今までの観測でわかっています。今までの観測とは、JAXAのかぐや(SELENE)、NASAのLRO、インドのチャンドラヤーン1号機です。
地球の南極をイメージしてください。ちょうど南極に底が深いクレーターがあるとすると、太陽は赤道付近を照らしているわけですから、南極で”下”に向けて口を開けているクレーターへは常に真横から太陽光があたります。ということは、クレーターの底の部分には常に太陽光があったっていないと言うことになります。クレーターができた時からずっと日陰。つまりこれが永久影と呼ばれるものです。
永久影には、熱源である太陽光が当たらないので”自然冷凍庫” になっています。
クレーターができた原因は、隕石がぶつかることによるものが大半です。その隕石には氷の塊(水氷)も含まれます。ひゅ〜っ… ばす〜ん!ぶつかって水氷がそのままクレーター中央にめり込み、埋蔵され、冷凍貯蔵される。そして、それを掘り起こして使えば月でも水に困らない!ということです。
また、クレーターの外輪山の部分は底とは逆に常に太陽光があたり続けています。太陽光発電にはピッタリ。
偶然とは思えないくらいの好条件が揃った場所、それが月の南極とクレーターなのです。
本件、国際協力で研究や技術開発が進むといいなと思います。
気になる音楽のコーナー
月の裏で会いましょう/Original Love
ベタですねぇw でもいいじゃないですか、たまにはね。大学の頃この曲ばっかり聞いてました。これとSoul II soulかな。時代ですね。
では、またまた。