継承させたくないもの。
おはこんばんちは。飯塚です。
なんと、もう8月。
ここ最近、日本にいる家族や友達と連絡取ると必ず、「日本は暑すぎる」と言われますが、アイルランドの今年7月は観測史上で一番雨ばかりだった夏、だったそうです。
あー、本当にハズレだ。会う人会う人が天気の文句しか言わない。そんな夏。
ちょうどいい夏はどこにあるんだろう。
食べ物の好き嫌いはありますか?
食の好みは面白い。
家族の影響、個人の趣向、年齢を重ねて変化など。
稀に、「子供の好き嫌い=親の躾」と言う人がいるけれど、私の経験からこれには異議あり。
同じ家庭でも兄弟の好みは違う。
私の両親はバランスよく何でも料理した人だけれど私と弟の好みは真逆。
私は瓜系のスイカ、メロン、きゅうりが苦手。甘酸っぱいガリやピクルスも手をつけない。
魚介類が大好物。
ケーキや和菓子は食べるけれど甘党、というほどではなく子供の頃からパンを買うなら惣菜パン(カレーパン)を選ぶ。
ドライフルーツ好き。
対して私の弟。
瓜系大好き。スイカは毎年夏にかぶりついてた。
大の甘党でレストランではいつもホットケーキ、惣菜パンは食べない。チョコレートやあんこのパン一択。
魚介類は嫌い。お寿司は殆ど食べないけれどガリは大好き。ピクルスも好き。
ドライフルーツは食べない。
同じ食卓を囲んだ兄弟がこうも違うんだ、と実体験済みのため我が子達の趣向が違うのも特に驚きはない。
息子1号は大の甘党。あんこ、チョコレート、ケーキ。甘い物なら何でも大好き。
対して息子2号。チョコレートは食べるけれど、基本的にしょっぱい系を好む。アイスクリーム、和菓子、ケーキは殆ど食べない。
ポテトチップス大好き。
離乳食から好みの味覚というのはそれぞれキッチリ違っていたし、「新しい食べ物」に対する好奇心も違う。
子供に食べさせる事は一筋縄ではいかないけれど、ある意味なかなか面白い。
芋栗南瓜が嫌いな母方一族。
趣向はもちろんあるけれど、親が「嫌い」や「苦手」な食べ物は食卓に上がらず子供も似た傾向になりがち。そこは気をつけなきゃ、と心掛けている。
というのも私のカボチャや栗嫌いは母の好みが影響しているから。
母方の家族が全員、かぼちゃ、栗、さつまいも嫌いな影響でうちの兄弟のみならず母方の従兄弟も食べない。
家族の中で唯一芋栗南瓜好きな父のために、我が家の食卓にはかぼちゃの煮付けも栗ご飯も出ていたけれど、私含む子供全員が「甘くてホクホクした物」を受け付けなかった。
栗ご飯の栗は父一人が食べていた。
子供時代の夏休みと言えば母方の親戚と滞在した山中湖、河口湖。
河口湖、山中湖畔のレストランや食堂にはためく
「ほうとう」
ののぼり。
誰ともなく
「ねー、あのほうとうって何?食べたい!」
と言うと母だったか叔母だったかか
「ほうとう?あれはかぼちゃが入った気持ち悪い食べ物よ!要らないでしょ!」
と即答。それを聞いた従兄弟全員、
「えー、じゃいらない!」
で会話終了。
かぼちゃ嫌い親戚一同は話が早い。
ほうとう屋さん、河口湖の方、かぼちゃ農家の方、気分を害しましたよね。申し訳ありません。
口が悪い江戸っ子な母の兄弟姉妹、かぼちゃ嫌いの戯言です。
ちなみに私、成人してから友人と河口湖畔に行った際に食べたほうとうは具沢山で麺もコシがあってとてもおいしかった。
かぼちゃもしっかり頂きました。
確かに好みは変わる、けどさ。
しかし、芋栗南瓜嫌いを伝承したはずの母と叔母、数年前、買ってきたケーキがなぜか栗系ばかりではないか?
箱を開けた瞬間に失望が隠しきれず
「なんで栗のばっかりあるの?お母さん達栗嫌いだよね?誰も栗好きな人なんかいないじゃん。」
と聞くと、
「あー、そうだったわね。前はそうだったけど今は好きなのよ。美味しいじゃない」
いや、自分の好み変わったからって私は変わらないんだけど!
EXILE系男子嫌いな趣味が合う女友達がある時突然合コンにそれ系しか呼んでなくて
「私今はEXILE系が好きなの❤️」
とか言われたらまあまあ腹立つのと同じ。
私は草野マサムネか、斎藤和義なんだよ!って。
(一応断っておくと、私の日本の芸能界は2012年で止まったままの浦島太郎状態。可愛い女子はエビちゃん、で止まっている。一時帰国してもなぜかアップデートされてない)
一応私もそれしかないならモンブランもパンプキンパイも食べられます。
でも万年ダイエットの今は食べないかな、と思う。好きではないのに高カロリーなのを摂取するのは避けたい。
親の好き嫌い、子供には受け継ぎたくない。
そんな自分の経験も踏まえて、「私が好きじゃない食べ物をたまには食卓に出さなきゃキャンペーン」をするようにしていて。
きゅうり嫌い、と言いつつ、棒棒鶏とかはやっぱりきゅうりだな、などと思いきゅうりを買う。
すると切ってる側から5歳の息子2号が
「きゅうり美味しい」
とポリポリ食べ続ける。
そんな様子を見て、
「やっぱりきゅうりはたまに買って子供達が食べるようにしなきゃいけないよね」
と自覚させられたり。
で、先日はパイナップルを珍しく購入。
パイナップル、味は好きだけれど、あの筋っぽい食感がどうにも好きになれなくて。
夫もそうらしくて買うことは滅多にない。
フルーツ好きな子供達、見慣れないパイナップルを見てちょっと興奮。
「パイナップル食べたい!」
「切って!切って!」
で、早速切ってあげると我先にとパイナップルを頬張る子供達。
始めは
「甘い」
「美味しい」
とか言ってたのが、しばらくすると息子2号が
「舌が痛い」
とゴネ始めたかと思うと疲れも溜まっていたのも手伝ってわーわー泣き始めた。
あ、そういえばパイナップルって確かに舌がイガイガする感覚あるわ。
忘れてた!
で。2歳児(7月28日に2歳になりました)も、やはり舌に異変が起きたらしく大騒ぎに。
うわー、本当に面倒くさい!
グーグル先生によると↓
「パイナップルには『ブロメライン』という、消化を助ける酵素が含まれています。 この酵素はタンパク質を分解する作用があり、舌を保護している粘膜のタンパク質を分解してしまうため、パイナップルの酸味が刺激となって舌がピリピリと痛くなります。」
パイナップルごときでこんなに機嫌損ねるなら、やっぱりもう二度と買わない!
と子供達に宣言しました。
パイナップルは別に嫌いでも不便ないもんね。
我が家はピザにパイナップルはやらないし。
そういえば、台湾のパイナップルは全然味が違うって聞いたのでそれはいつか試してみたいです。