御徒町で中華
ニーハオ、ニホンコンです。
忙しいと騒ぎながらも、人に会っている日々。
先日は中国にルーツを持つ友人が手掛けているベンチャー企業にお邪魔してきました。
夕方の上野方面。帰宅する人と逆走して江戸へ向かう。
訪問するオフィス手前で見つけた「羊香(ヤンシャン)味坊」。まだ5時台なのにお客さんで
いっぱい。
ガチ中華好きにはたまらないこのお店。オーナーであり、ガチ中華界の神みたいな
梁(りょう)さんが店にいたことにに浮かれ、「きゃ♡梁さんだわ!」と
アイドルを目撃したファンの如くはしゃぐ。
夕暮れ時の御徒町。まだまだ忙しそうでした。
訪問した企業では、社長に会社のことやら理想やら夢やらを沢山語ってもらい、
何か私ができることや繋げられる人はいないかなあと考えているところ。
話は尽きないので、ご飯にいくとします。何食べたいですか?ってそりゃあ中華です。
上野御徒町界隈は、池袋に次ぐガチ中華のメッカ。何でもそろい、美味しいものがあります。
連れてってもらったのはこちら、潮汕牛肉火鍋です。
広東省潮汕が発祥のお店、牛肉のしゃぶしゃぶなのです。お店の名前は「孫二娘」。
中国の書物、「水滸伝」の登場人物から名前を取っちゃうところがまたイイね(笑)。
日本だったら「藤原道長」みたいな和食屋さんがあるみたいな感じ。
「ここの牛肉、美味しいんです!」というように、牛のいろんな部分をしゃぶしゃぶして
食べる火鍋スタイル。ほんと、ところ変われば。知らないことだらけ。
待っている間にソースを作りに行きます。これ、ホント慣れないので苦手。
さすが中国の南、広東省だけあって、東南アジアテイストが入り込む。
沙茶醬(サテソース)という、魚介やニンニク、唐辛子などを煮込んで作った調味料も
あるなど、中華といっても少し異国スタイルが感じられる。
「ちょっとずつ取って!無駄にするべからず!」的な貼り紙。分かってるYO!!
でも作り方が分からない日本人は、ごまペーストとごま油とニンニクとネギ、パクチー
あたりを入れるとグーです。
特にこんなの、大量に取れないから!丁寧に箸で食べようとする上品な蘇州出身の社長に
「いやいや、違うって、こんなの手掴みでガブリって食べてペッペッと骨出すんだって!」
とレクチャーする私。この料理は広東省由来のものなので、それ以外の方たちはあまり
日常的に食べている訳ではないのです。
さあ、牛肉が到着しました。食べましょう。
「いいですか、これ8秒で食べられますからね。それ以上だとダメですよ」
と逆に教えてもらう。なるほどー。
でも、知ってた?ここはスープも選べるのですが、これ、「牛のペニススープ」!
すごくない。ここからダシが出る!と思って最初に煮込んだ人のガッツを褒め称えたい。
いや、でもお味はフツーに美味しいんです。変な話なのですが、いいダシ出てました。
他にもここぞとばかりに羊肉串を頼んでビールと一緒に流し込む。
暑い東京の夏、ビジネスのこと、中国の今と未来の展望、急成長する会社の話や
日本での経済活動、どれをとっても刺激的な話ばかりで、自分も誰か繋ぎたいし
成長を見届けたいと思うばかり。
でも、この社長、何のお知り合いかって?
1月に投稿したリトルチャイナな夜で、御徒町の飲み屋さんで隣の席になって
仲良くなった中国の4人グループのメンバーです。日本で言うところの
「袖触れ合ったも他生の縁」を地でいっているという、ニホンコンの日常です。
7月18日 ニホンコン