新・我が家の夏の過ごし方。

おはこんばんちは。飯塚です。

ただいま絶賛夏休み中。

先週も書きましたが、先週いっぱいはビーチにて水難事故防止の水泳教室があり。

暴風雨につき急遽中止になった木曜日以外、4日間毎日ビーチに通い。

家から車で5分のビーチ。

週末はまた近場で花火大会があった為、ボートを出して花火を見に行きました。

セレブなボートの夏休み、さようなら。

昨年ボートを買ったばかりにも関わらず、実はこの春早くもボートを買い替えた夫。

というのも、一昨年と昨年、三泊四日で家族旅行を楽しめさせていただいた友人のボート、売られてしまったのです。

二年間、我が家の夏休みを楽しませてくれた立派なボート。
快適なリビングスペース、階段を降りると広いベッドがあります。

なんとなく「今年の夏もあれでどこか行けるかなぁ」的に期待をしていたのだけれど。

内陸の湖水の景色、綺麗だったし町も良かったな。

もうしばらくは行くこともないのか、などと思うと若干寂しさも込み上げる。

湖水沿いにはこんな豪邸ばかり。

ボート主さん、今までセレブ気分を味合わせて頂きありがとう。

そんなわけでボートを買いました。

そんな背景も手伝って4月に夫が中古のいいサイズのボートをネットで見つけ。

見た目も綺麗で値段も現実的。しかも場所も近いという事で即決で購入。

買ってすぐ、好天に恵まれた5月は毎週末ボートを出してはセーリング。

セーリングのBGMはロッド・ステュアートの「I am sailing」です。

毎年夏になると市内から遊びに来る友人家族もボートに乗せて息子達は誇らしげ。

ライフジャケットは必ず着用しましょう。
家から車で5分の別のビーチでボートと車で待ち合わせ。ずっとボートにいるのは耐えられない2歳児は私が車で連れていくのが一番よかったりする。
2歳児は窓から外を覗くのが大好き。

家族全員で寝るには小さ過ぎた今までのボートに比べて、こちらはずいぶん広々としたスペース。

ダブルベッドサイズの寝場所が二箇所、また真ん中のベンチも大人一人寝られる。

ボートのデッキ降りるとこんな感じ。コンロもあるし、実はトイレもある。外のデッキ部分下も丸ごとベッドスペースになっている。

キッチンやトイレもあるいわばキャンピングカー的に使えるのだ。

毎週末ボートに乗っていた5月から一転、6月は天気に恵まれなかったり忙しかったりでしばらく海には出ず。

打ち上げ花火、海から見るか。

前から夫がずっと楽しみにしていた花火大会。

友人もボートを出していつも集まるメンバーで集合。

花火の打ち上げ時刻は夜10時半。

夜10時半。まだ明るい。ボートは去年の方が多かった。

ヨーロッパで夏の花火大会はあまり盛んではない理由。

夏の日照時間が長過ぎるから、ではないかと。やっと花火を楽しめる暗さは夜11時近い。

それが常識な人達に「日本は夏でも7時には花火が見られるから毎週末どこかしらで花火大会やってます」など話すと割と驚かれたりする。

夏の日照時間が短い事に対して「お気の毒に」的な感じで捉えられるけれど、夏祭りの行燈や夜店の雰囲気、花火大会の楽しさを知る身とすれば「あの暗さがあるからいいのだ」といつも思う。

そんなわけで、花火は10時半には始まらず、闇が濃くなった11時前にやっと打ち上げ始めた。

ヒュー、パンパン、ヒューヒュー、パンパパパン。

写真はコミュニティページより@tamashaasz.photography
ちなみに主催者のオフィシャルページ写真はこちら。陸からこんな風に見るのも素敵。@Spike island

次々に目の前に上がる花火。歓声を上げる人達。

咲くのは一瞬の花火。それでも記憶にしっかり残る。大人も子供も花火は大好きだ。

正直なところ、日本の花火大会に比べるとかなり規模は小さいし花火の種類も一昔前の日本のクオリティ。パリ、スイスでも割と貧相な花火に、地元民は盛り上がっていた。

日本の花火って本当に凄いな、といつも思うし、早く子供達に日本の花火を見せてあげたい、との思いが増すばかり。
もちろんこの花火を楽しんで見ている人にそんな話はしないけれど。

花火を見終わったのは12時近く。子供達はすぐ就寝。

集まっていたボートが撤退してから夫はボートを出航。

寝心地は上々でした。

ボートヤードに戻り一夜明かした。

朝方の土砂降り雨が嘘のようないい天気。

男児二人はよく寝られたらしい。

赤児は寝心地がよくないのか夜中よく泣いたし明け方の雨音も激しかった。

「お腹空いたー」と口々に騒ぎ出す子供達。
朝ごはんは焼いたソーセージとパン。お湯も沸かしてコーヒーも飲める。

ボートにコンロが付いているのにガスボンベの口が合わないから使えないとか…。というわけで簡易コンロでクッキング。

朝ごはんを食べ終えたら、さあ片付けて家に帰ろう。

ボートヤードから我が家は車で5分。
近場でちょっと旅行気分。
夏の間、このボートでお出かけできるかな?と思案中です。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。