ほぼ日という会社
こんにちは。山口フォトです。
梅雨に入ったそうですが、合間の晴れ間の日差しの強いことよ。
その辺を歩いているとムッと蒸した感じと草刈りの土の匂いが混ざって、
夏っぽくなっていきますねぇ。
バンブーカットの梅干し作りキット「梅子」もつい先日手元に届いて
部屋中をめちゃいい匂いに一瞬でしてくれました。
梅の匂いが毎年楽しみになったのは梅子(梅助)のおかげ。
前職だった「ほぼ日」さんが6月6日で25周年を迎えられました。
おめでとうございます!すごいぞ25年。
自分はその中の9年しか在籍してなかったのだけれど、
今の考え方や働き方はほぼ日の時に形作られたとおもってます。
社長である糸井さんがそのほとんどを作り上げてると思うのだけど
⚫︎根底にある考え方が、人の気持ちに寄り添ってるからしっくりくる。
⚫︎違和感は違和感として大事にしてくれる。
⚫︎生み出すものにアイデアが山盛りになってて、ユーモアとかわいげも乗ってる。
⚫︎無駄を楽しんでる。
⚫︎何より働いてて、すごく楽しい。
というような感じで、働きながらも「ほぼ日」LOVEな日々を送っていました。
と言いながら、初めの1年は馴染むのにものすごく苦労した記憶が。
迷いの多さに、仕事終わりのビールが美味しいと気づいた年でもありました。
山口、「ストレスとビールの旨さは比例する」を唱える。(良き思い出)
で、ほぼ日にはそのころ毎週水曜日に「水曜ミーティング」という場があって、
糸井さんが社員の前で会社としての考え方や、方向性や、振り返りなんかを話してくれるんですよ。
その話の方向はたくさんあるのだけれど、
コピーライターである糸井さんはそれをコピーにしてくれるんですよね。
なので、わかりやすい。
その時意味がわからなくても言葉は覚えてるので、理解があとで理解が追いつくということもしばしば。
(初回でちゃんと芯をとらえて理解できたことがあまりない気がする。)
そんな言葉が25周年記念で公開されました。
しかもほぼ日の編集者永田さんの解説付き。
もうやめて9年経つので自分が知らない言葉もあるけれど、
あー、そうだよなぁ。と思える言葉ばかり。
糸井さんがすごいのは、この言葉を言い続けるんですよ。
なので、毎週聞く時もあるし、たまにふと、この言葉が出てくることもある。
ただ変わらないのは、この言葉をちゃんと信じてる。ということ。
そしたら、時間が経って自分もなんだか意味がわかるようになってくるのです。
会社の中でも公用語のように使われるので、
周りの社員を見てて理解が深まることもたくさん。
このクリエイティブがイニシアチブをとる。
この言葉なんて、初め全然わからなかったけれど、とても大事にしている言葉。
今でも、よし!やるぞ。という時には大きな声で言っているのです。(胸の中で)
これもね。ほんとそうだよね。
対等なクリエイティブを出せるようにするためには浸透圧を一緒にしないといけない。
広告の要、コピーライターの糸井さんが、こう言っちゃう。
でもみんな気づいてますよね。ほんとそうだよ。
糸井さんは働いてる時も、
難しくない普通の言葉を使ってくれるので、とてもわかりやすいのです。
わかるまで砕いてくれるというか。
なんかその気遣いにも働きながらグッときたものです。
それにわからない時は、どう意味ですか?と
気軽に聞いていい雰囲気を出してくれるのですよ。
グッとくる。
そんな社長と社員さんたちの元で、楽しいほぼ日生活を過ごしてた時期があり
かなり好きにいろんなことをさせてもらいながら
「ちょっとやめてみようかな。」と言って、もう9年経ってしまった。
そう考えると25年という長さの凄さを感じます。
「ほぼ日」さん、25周年、おめでとうございます!!
今でも「いいなぁ!」と羨ましくみてる時があります。
そういえば、
ニュースになってたけれど、25周年の時に糸井さんが全社員(バイト含む)に
株を無償譲渡するというニュースが出てました。
「かっこいい!!!」
見た時に口に出ましたよ。
株というものを渡すことで、社員が株を意識すること、
株に対する会社(糸井さん)の姿勢が周りにも伝わること、
そして何より、社員は嬉しいこと。
一つの行動にいくつものアイデアが練り込まれてるなぁ。と思いました。
ああ、かっこいい。
またファンになっちまいました。
それではまた!