中華街とママ友と
ニーハオ、祝3周年!ニホンコンです。
早いような、それでいて色々とあったような。
SAKRA.JP、2000年から2007年まで書いていたものなかなかに面白いので
よかったらどぞ(火曜日「坂下日本/香港(サカシタニホンコン)」です。
さて、ママ友と中華街に行ってきました。
中華街で美味しいところどこですか?と良く聞かれるのですが
これがなかなか難しく。3軒くらいしか知らないのです。
今日はその1件、水餃子を食べに。
この日のお供はこの人、会うと必ず乾杯しながら飲んで話す人。ママ友第一号のリー。
同じ産院で出産し、第一子の0歳児検診で再会して以来、15年以上の付き合い。
ちなみに良く飲んでる「お酒と共にあれ」な人。
裏路地にある「山東」。ちなみに中国語では(shān dōng・シャントン)。
美味しかった記憶だけが残っていたけど、数えたら20年ぶりの来訪。
迷わずビールで乾杯。
当時抱っこ紐に入っていた赤子たちは今や高校生。小さな助産院で1日違いで生まれた
うちの長女と彼女の長男。
それぞれの近況報告をしながら「あんな泣き虫があんなにも真面目になるなんて!」など、
予想通りだったり予想を大きく裏切りながら大きくなっていることに笑えてくる。
さて、餃子が来ました。中国では餃子=水餃子ね。
ちなみに、店名「山東」とは山東省という北京からも少し北に位置する田舎町。
小麦の産地でもあるので、麺や餃子が主食となる。
また、あの15億の胃袋を満たす一大農業エリア。95%という中国の食糧自給率に
ガッツリ貢献している重要な省。
中国人の学生が「関東で例えるなら茨城県」と言っていた。なんか納得。
この謎の辛いタレを付けて食べるとこれまたグーです。ココナッツが入っている
ちょっと不思議、だけど美味しいタレ。
焼き餃子。ちなみに中国語で「鍋貼(guō tiē・グオティエ)」と名前も違う。
はい、アップにしたけど老眼でボケる。ピントがあってるかこの距離だと分からない!
ひとしきり喋って帰ろうと思ったら、階段に居るこのデカい写真誰?!
レジで聞いてみると「オーナーのお孫さんです」と。だろうな!
外に出ても尚小窓からお見送りしてくれる、ちょっとスターウォーズに出てきそうな
オーナー(らしき人)とお孫さん。
中国の人にとって、家族は命と同じくらい大事なので、その嬉しい気もちお察しします。
それにしてもすごい人。だいぶ元の活気を取り戻していたっけ。
中華調理器具やさんの「照宝」に。
今日の記念にお互いが欲しいサイズの蒸篭をひとつずつ購入。
このお店、レジのおじさんもお姉さんもちょっと語気強めで怖いんだけど、セイロへの愛ゆえ
熱っぽくなるのです。いろいろ話すと一周回って「優しい」んです。
お姉さん、「肉まんも蒸せます、小籠包も蒸せます、魚も蒸せます」っていうんだけど、
そんな中華三昧な食卓じゃないから!って思いながら聞いてた。
散歩しながら芝生でゴロゴロしつつ、飲みながら子どものこと、家族のこと、仕事のこと
などあれこれ。おしゃべり。
第一子がオギャアから高校生になるまでの間、決して短くない時間の中、
楽しいこともそうでないこともそれなりにあったお互いの子育てと自分年表。
今は昔を思い出しては中島みゆきがいう「〽あんな時代もあったねと~」と、
苦労話を懐かしがっては、ウルフルズみたいに「〽とにかく笑えれば」と、
ガハハと笑っているのです。
これまでは保育園だの学童だのとお迎えに走っていたのだけれど、こんな時間まで
遊べるようになったのも少し子どもが大きくなった証拠。(まだ明るいけれど、
それでもお母さんタイムとしては夏至並みに長いのです)
帰り際、今度はお風呂に行こうなんて約束してバイバイする。
中華街のハナシと一緒に、今日は私の子育てスタートを大いに彩ってくれたリーに
登場してもらいました。ここでは話せないくらい飲んだくれたり家で踊ったりしたのも
サイコーな思い出ですが、今も大して変わらない過ごし方をしていることに気づいたり。
中華街も山東もセイロもおすすめなのですが、ママ友ってのもサイコーです。
私にとって爆笑と癒しとリフレッシュとファイトそのもので、その時々に
必要なものをポンとくれるような、エエ存在。
美味しい中華もの食べながら楽しい人とおしゃべりする、一番幸せな時間です。
6月5日 ニホンコン