メロスのように
週間400kmちょっと走る
今週末は東京の山々で160kmを走ります。都内にそんな距離をとれる場所がにある?と首をかしげたくもなります。が、そこはさすがの首都です。懐が深い。奥多摩をぐるっと回ります。レースなので、結果もこだわりたいところですが、まずはケガなく完走を。
無事に走り終えたら、大会の翌日には石川で90km走るイベント、来週末には丹波で160kmのレース、友人の結婚式と、遅れてきた大型連休のように催しが盛り沢山です。1週間で400km超はちょっと多めかも。
注意すべきは丹波から、京都市内で行われる結婚式への移動。早めに走り終えないと間に合いません。
直前のレースでは、夜通し走ることになるはずで、途中での仮眠は命取り。うっかり寝過ぎてしまうと、遅刻してしまいます。そうなると、リアル走れメロスです。
日程を詰め込みすぎた感もありますが、できるか分からないことに挑む方が楽しい性分なので、仕方ありません。メロスも昼寝せずに走っていたら、物語になりませんし、王様が改心することもなかったでしょう。
縦走も同じ
苦難、大事。7月から日本列島を縦走するのも同じです。
期間を区切らずにやったり、区間ごとに走ったりだと、いつかは踏破できるはずです。そうなると、少しばかり興が削がれます。一応は9月末と期間を設け、一気にやることで難しくなり、心も躍ります。
今回はスポンサーを募っているのですが、これも挑戦のひとつです。今までは自分の持ち出しで気ままにやっていましたが、いろんな方に相乗りしてもらい、一緒に挑むことで楽しさが大幅に膨らむはずです。
もっとも、自分を売り込むのは不得手なもので、なかなか成果は出ません。肩を落とすこともありますが、苦労した分、結果が出ると喜びも増します。
一筋縄でいかない、だから
縦走のルート設定も右往左往しています。文字通り、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。行きたいところを追加していると、無制限に膨らんでいきます。そんな旅もステキですが、縦走の目的は、日本を貫くロングトレイルをつくること。地図に記したルートがきれいな軌跡になっていた方が魅力的です。
同じ道を極力ピストンしない、名所や景勝地はなるべく行く、などのマイルールを設けています。その結果、ルートづくりがなかなか進みません。
行ったことのある地域だと、特に顕著です。どこも魅力的で、行かない場所を選ぶのに時間がかかります。画像の北海道ルートはこちらで詳細を見られます。
書くことも、走ることも、目に見える部分はわずかです。ひとつの記事に書いてあることよりも、削られた分量の方が多いこともざらです。長い距離のランニングレースよりも、そこに至るまでのトレーニングで積み上げた距離の方がはるかに長くなります。
それが楽しみなので、努力や苦行ではなく、最上の楽しみなのですが。何事も一筋縄でいかない、だから面白いのでしょう。
メロスのように時に休んで、走り続けます。では、今回もおつかれ山でした。