シルク・ドゥ・ソレイユの思い出。

昨日の悲しいニュース。シルク・ドゥ・ソレイユが破産申請。全公演が停止してたからしょうがないよなと思いつつ、仕事でいろんなシルク・ドゥ・ソレイユの取材をさせてもらった記憶が思い出されてきますです。

このあと、いい引き受け先が見つかって、いつかまた再開できますように。ただそう願います。

そもそもシルク・ドゥ・ソレイユをなんで取材することになったかというと、東京ディズニーランドの隣に常設のシアターができるので、何かしませんか?と前職の「ほぼ日」に相談があったのがきっかけです。ZEDというショー専用のシアターができました。(今、舞浜アンフィシアターという名前になっています。)

そこの中の仕事でたくさんのシルク・ドゥ・ソレイユの取材にくっついて行きまして、そこで得た経験が今を作っていると言っても過言ではないです。

ほぼ日の詳しいコンテンツはこちらをどうぞ。


まずは、シルク・ドゥ・ソレイユを知りましょう。ということで、ショーを見るという仕事。ラスベガスへ向かうのでした。

おーラスベガス〜。噴水ドーン。

ホテルごとに公演が違うので、それぞれに看板があるのです。

いいんですかね!こんな仕事があって。でも時差ぼけでかなり眠い。みたいけど眠い。その繰り返し。

ザ・サーカスな「Mystère」、ビートルズの楽曲で構成された「The Beatles LOVE」、エロ成分おおめ「Zumanity」、オープニングでなぜか泣いてしまった圧巻の「O」どれをみても感動。特に「O」はすごかったなぁ。当時新作だった「KA」は休演中で見れず。

「O」の舞台。これホテルの中にあるんですよ。わけわからん。
大量の水があったはずなのに、一瞬で水がなくなる不思議システム。
バックステージ
こちらはMystèreの舞台。
シルクは、パフォーマーさんが各国から来るので、超多国籍企業。

次の日からはバックステージツアーもしてもらい、バックステージ好きな自分は、感嘆の声をずっとあげてたのでした。

そのあと、カナダ、モントリオールにある、シルク・ドゥ・ソレイユHQにも。

練習中
衣装の布は全部ここで1枚ずつ作られてる。
布に直接柄を書いてるところ。

取材しながら写真を撮っていると、どこから?とか、やってみる?とかいろいろ聞かれるのに、全く言葉を話せないせない自分、それが悔しくて日本に帰って英会話のGABAに通いました。

みんな取材慣れしてるしやさしい。

この後も、モントリオールはもう一度訪問したり、ロシアやカナダに別の公演を見に行ったりもしました。その話はまた今度。

GABAに通ってわかったのは、会話は気合だ。ということ。気合でその後の海外出張はめげずに話続けましたよ。ええ。通じるかじゃない。伝えたいかどうかだ!ですよね。GABAさん?(ソンナコトオシエテナイヨと言われそう。)あんなに通ったのにほぼ話せないのは内緒です。

これカナダの移動型テント

そんなこんなで、取材をして、いよいよ日本初の常設公演ZEDが始まったのです。ちょっと時が経ち順調に進み出したかなというところで起こった震災。これを機にZEDは終了となってしまったのでした。

ZEDのシアターはすごく凝った作り。
最後にみんなでスタンディングオベーションをしよう!と、ほぼ日で貸切公演やってみた。
オレンジ色のビブスつけてるのは山口です。ああ、嬉しい。舞台に立てた。

シルクのショーはどれも、幻想的で可愛げがあって圧倒的。でも基本にあるのはとてもアナログで、小さな感動を積み重ねていった結果、ショーが出来上がるんだな。ということもわかりました。「なんかすごい奴」があるんじゃない。そこまでの積み重ね、美しさ、演出に同時に感動してしまうからすごいんだな。きっと。

「ボールをうっかり落とす。」を練習してるクラウン。左

こう考えるとエンターテイメントは、平和の上に成り立ってるんだなと実感しますね。豊かさとは様々なものをチョイスできる選択肢があることだ。というのを聞いたことがあるけれど、ほんとにそうだ。

気づいた時には選べるものがなくなっている。そんなことになってしまいそうな昨今ですが、クリエイティブはきっと復活する。いろんな形で。そう願う。

最後にZEDの公演がYOUTUBEで配信されてるのでどうぞ。オープニングの幕は何度見ても感動ですYO!

We hope to reunite with you soon.