チャイナナイト~買い物編~
ニーハオ、ニホンコンです。
開催してきました。第一回チャイナなナイト。
先ずは買い物編。
いうなればいつもの散歩コースを一緒に巡るだけなのだけど、
あまりにも楽しんでもらえたことに気を良くしてレポート。
今回は発起人の紀子嬢とその夫さん、そして何年も年賀状で「池袋いこう」
とお互い言い続けてきたひさえさんと、ガチ中華屋に入りびたり、
上野の中華料理屋で中国の国営放送からインタビューを受け、そのコメントが
放送され、10億人の目に留まった(筈)の原くんとニホンコンの計5人。
待ち合わせは池袋西口(北)、これがまあ、難しい。
結果、誰一人としてここから出てこなかった!(笑)
池袋は、西口に『東』武百貨店があり、東口に『西』武百貨店があるという謎。
これはあれだ、天才バカボンの歌、「西から登ったおひさまが~」で
結果太陽がどっちから登るのか分からなくなる小学生続出、に似ている。
まあいいや、無事落ち合った後に、いつものスーパーに行きます。
「うわーなんか美味しそうな匂いがする~♡」というのは今回の発起人、
のりぴこと紀子ちゃん。私はこのスパイスというか油のにおいを嗅ぎすぎて、
匂いだけで胃もたれする。ので、これを美味しそう!と表現する彼女がたくましすぎた。
のっけから大量に積まれているまんじゅう。「わー美味しそう!」と一同はしゃぐけど
待て!この「美味しそうトラップ」。
ここは池袋なれどリアルなチャイナスーパー。食感や嗜好、全てにおいて日本と
異なる「引き算」をしないといけないワケ。
これ、まんじゅうというよりも丸いパイ、パイよりも小麦粉強め。食感は
サクサク通り越したバサバサ、いや「バッサバサ」アルね。
追記。中身は「あんこ&塩漬けタマゴ」。ナナメ上の「甘じょっぱい」アルね。
いろいろある調味料や乾物に質問を受けるのだけれど、ガイド人の私ですら
初めてみるものもあり。
それは私が日本人だからなのもあるけど、中国の中でも知らない人もいる筈。
例えば、そもそも主食が違う。長江を真ん中にして北は乾燥地帯なので主食は
小麦。水餃子や、画数が多すぎて有名なビャンビャン麵がそれね。
一方南側は米文化。ビーフンや米線と呼ばれるライスヌードルが主食。
それがもっと南に行ったのがベトナムのフォーになるという。
買い物客も自分が食べなれた味を求めに来るので、違うエリアの食材などは
知らないだろうし、使わない調味料もあるかと。
豚ノーズ、鴨ネック、何でもありますし、何でも食べます。衝撃ー!
でも、日本の食材もなかなかに衝撃かと。冬の風物詩、白子は絶品なのに、
海外の友人が「魚の精巣を食べるってどゆこと?」と驚いていたことに驚いた。
そのくらい、「私たちの日常はよそんちの驚愕」なんだと思う。
おー!有名火鍋店の味がレトルトに!しかも「水だけでオッケー♡」だって。
って、あれ?いわゆる非常食である「水入れるだけであったかいご飯食べれます」的な
やつじゃない。たしかにすんごい重たくて、発熱装置みたいなのが付いている模様。
「家でお湯沸かせばいーのに」と思ったけど、一体ぜんたい、どんなシチュエーションで
「水だけで食せる火鍋」が役に立つのか謎すぎ。
やっぱり想像を超えてくる中国。発想が面白すぎる。
ちょうど家のストックが切れたので購入。写真が創業者。おじさんに見えるけど、
実はおばさん!というエピソードだけで店の隅っこで大爆笑。
なんだろう、ラー油のパッケージだけでこんな大爆笑なんて、最高に平和で愉快な時間。
報道関係に携わって、かつて中国にも取材しに行ったことのあるゲストが
「僕もイッキさせられました・・」と苦そうに懐かしそうに話していました。
これは白酒(バイジィウ)というコーリャンを原材料とした蒸留酒は中華式宴会では
欠かせない。こまたこれが日本人にはキツくてでも飲まなきゃいけない戦みたいな
飲み会で、見るだけで胃酸があがってくるという人もいる。
北京ではこのブランドがよく飲まれていて、日本で言うなら「大五郎」かと。
これは見たことがないな。若者ウケするように「オシャレ大五郎」と勝手に解釈。
それぞれ自分たちが気になるものをカゴに入れ、いざお会計。ここで皆で予習。
いい、レジで何かバーッて中国語で言われるかもしれないけど、それって「袋いりますか?」
ってことだから「ハイ」って言っとけばいいからね!と伝言しておいたのだけれど、
レジお姉さん:「フクロ イリマスカ?」
ハイ、フツーに日本語で聞かれるという。日本人のツアーご一行様なのがバレバレ。
薄暗い階段で別のフロアにある「フードコート兼本屋」にも案内。
「ええと、こっち側が本屋なんだけど、ここから先はフードコートになっていて・・」
と、謎すぎる店構えを説明する私に、これまた「ああ、いいですね。蔦屋書店みたいで」と
コメントしてくる紀子嬢。ちがーう!蔦屋に失礼ー!!100倍よく言い過ぎー!
というかここをディスる私も失礼ー!
ああ、でもいいなこのポジティブシンキング。彼女ならそこらの石ころですら
「一億光年前からある宇宙の落とし物」みたいに言ってくれるんだろうな。
なーんて思いながらスーパーを後にする。
たかだかスーパーで1時間も滞在。時間余ったら池袋界隈を練り歩こうと思った
のが杞憂だったくらい、中華食材たちの楽しさと私の解説が長すぎた(笑)
こんな盛り上がるならもっと早くから集まっておけばよかった。と思うくらい
楽しかったな。
この後は四川料理屋さんに流れましたが、そこもまた濃いーところの大爆笑
な時間だったので、この回だけで書ききれず。
次号に続きます。お楽しみに。
5月16日 ニホンコン
余談ですが、これは中国のベビースター。
日本はもう粉々になっているんだけど、中国のは乾麺そのものが入ってます。
中の粉を入れて、袋の上からバキバキにするんです。「要干脆,别犹豫」の
キャッチフレーズは「ためらうな!砕け!」だって。
よく食べてましたが毎回中身が湿気ぽいのが残念。やっぱ面白い、中国。