雪国ステイな2月前半

あたたかい所に行きたいなあと、亜熱帯と砂漠に思いをはせています。もう2月も半ばともなれば、冬の気温にも慣れているのですが、それでもホットな場所に行きたいものです。

ホットなマシマロ

実は、寒さから逃れて沖縄で仕事のはずが、直前で予定が変わって待機することに。雪国ステイを続けております。

予定は変更しても、やることは変わらず。淡々と走っています。とはいえ、雪山はさすがに走りづらいので、もっぱら平地です。

平野部ももちろん雪が降ります。はじめは鬱陶しいと思っていましたが、慣れてくると、いいトレーニングです。踏み固められた雪の路面は凹凸だらけ。普段のジョギングとは違った筋肉が鍛えられます。

足首まで雪に埋まり、なかなか疲れます。

雪の積もった海岸でトレイルも走ってみたり。鈍色の空と雪で景色はほとんどワントーン。色のない世界、冬の日本海側の日常です。子どもの頃から見てきた風景なので落ち着きます。

むしろ、冬場なのに1日ずっと快晴だと、心のどこかでそわそわします。何かよくないことの前触れじゃなかろうかと落ち着きません。

天気がよすぎて不吉さを感じるのは金沢あるある。のはず。

陸上競技場にも走りに行くのですが、うっすら雪をかぶるとトラックは滑りやすさが倍増。体の真下で着地しないとバランスを崩すため、重心の位置を確かめるようになります。足がうまいこと接地できていると、ストレスなく走れるわけです。

体の真下で着地というのは、きれいなランニングフォームの代名詞。滑らないように走っていると、いい感じに着地できるようになるかも。と安易に考えてみたり。そこまで都合はよくないでしょうが、自分の体の使い方を見直すきっかけにはなりました。

吹雪いても走る物好きな人がちらほら。

そう考えると、雪国もやっぱりいいものだと再発見。与えられた環境で足りないことを嘆くよりも、その環境でできることを試行錯誤する方が面白いです。

仕事や日常生活なんかも同じで、ほかと比較して羨むよりも、できることを考えたり、ネガティブだと思っていたことをポジティブに変える方が楽しいはず。

雪の中を走りながらそんなことを考えていました。とはいえ、あたたかい場所にもやっぱり行きたいです。

2021年12月の沖縄。まだ海に入れました。

わかおかの山日記

(隔週水曜日更新)
山を走ったり、歩いたりするのが好きです。よく忘れ物をします。そんな日々を記すライターでランナーです。

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