東京徒歩移動
ニーハオ、ニホンコンです。
白金を散歩しておりました。
用事があって高輪ゲートウェイなんていう、へんちくりんな名前も
そこそこ板についた山手線の駅付近におりました。
この日は朝高輪ゲートウェイ、午後原宿、夕方代々木上原、夜新宿と
予定が入っており、それぞれ次の用事まではたっぷり時間がありました。
この日は夕方の韓国語に差し入れる甘いものでも買おうと、白金にあるお団子屋さん
めがけてレッツゴー。
登って平坦、また登ってと、Googleマップでは分からない勾配に狼狽。
そしてなかなかにミステリーなお団子屋さんに到着。
ここ、不思議なのはお団子やさんなのに定食屋。そりゃあ気になるでしょ。
入るでしょ。
ちなみにこのメニュー価格。ちょっと時空の隙間におっこちて昭和の時代に
タイムスリップしたんじゃなかろうか?的プライス。
脇にある、「え?ここ入口?」的なところを開けると、やっぱりこれ、昔の
映画かドラマのセットかな?な空間が広がる。
写真こそ撮りませんでしたが、どのテーブルにもお客さんは1名ずついて、食べ終わって
出るとすぐ次のお客さんが入るという不思議。多分ずーっとやっていて
ずーっと通ってる人がいるんだろうな。
寒かったのでラーメンを注文。待ってる間、店内をぐるぐる見まわしたり
いろいろ挙動不審な一見の客。
はい、ラーメン到着。「なると」を食べるのなんて40年ぶりくらいかも。
そのくらい昭和すぎるラーメン。
え?味はどうだって?ええ、美味しいです。でもなんだろう、ここだけ
時代感が全然違うから「えーと時は令和で昨今は原材料とかいろいろ
値上がりしてるけど・・」と思いながら不思議な気持ちで食べてました。
そして、後から来たお客さんは「こんにちわー」と声をかけた瞬間
「ラーメン大一丁!」と威勢のよい注文が入ったりして、ああ、やっぱり
ここは地元の人が通う食堂なんだなと。
面白いのは、食べ終わって帰るお客さんが、そろってお団子を買って帰ること。
私も当然甘いの狙いの客。この日は大福を買おうと思っていたのだけれど、全員
みたらしとあんこを数本ずつ頂いていくのを見て、真似して私もお団子を。あとお赤飯も。
よいお土産ができました。
白金はその昔、シロガネーゼと呼ばれてちょっと洒落た印象しかなく、私なんかが
足を踏み入れちゃあいけない場所だと敬遠していたのだけれど、意外にも
下町文化が残っていてとても面白い。
東京はこうやって歩くことで見えるものが沢山あるので、時間があるなら
地下鉄に乗るのは勿体ない。かつて地下鉄とタクシーばかりで景色なんて
目もくれず、考え事と資料ばかり見ていた会社員時代の自分に言ってやりたい。
この日は結局、高輪ゲートウェイから白金、そして麻布を抜けて最後、
原宿まで歩いてしまいました。
東京の地理を知ってる人はビビる距離。でも、5キロちょいならうちから
江の島くらいね。1時間ね、と、ちょっと距離感がオーシャンモードに
広がってる現在。ヨユーです。
また散歩したいので、東京のおすすめ教えてください。
ちなみに和菓子めがけて歩くのが好きです。
2月14日 ニホンコン