東の果て、ここだけは必ず。

おはこんばんちは。飯塚です。

寒い。こちらは寒波です。毎日5度以下。

朝家を出ると凍った蜘蛛の巣があちこちに。ハロウィンのデコレーションみたい。

夜はマイナス5度位まで下がり道路も凍っています。

確かに今季の冬の天気予報、寒波の話は出ていました。電気代、ガス代の高騰もトップニュースな今季、実は我が家のストーブはパイプで熱を各部屋のラジエーターを温め、温水もこの熱からできる。

仕事場に生えている木を切って薪にする我が家。たまに面倒なこともあるけど、実質タダなのはありがたい。

薪は夫が仕事場の木を電動ノコギリで切ったもの。というわけで我が家は実質高熱費がかかっていないのです。

薪を切ったり運んだりする夫の人件費がかかる、またスイッチ一つで暖かくならない不便さはあるけれど。

東の果てネタ最終回は、好きすぎるあの街です。

日本帰国からアイルランドに戻って早くも一カ月以上経つのにまだ日本ネタ引っ張ってますが流石に今日で〆ます。

(ただし来月は番外編で息子が小学校体験入学した話を書きますが)

日本に来たら必ず行きたい町、合羽橋。

この建物が目印です。

浅草からほど近い、銀座線田原町駅。

キッチン用品、レストランや外食産業向けのお店が軒を連ねるこの町。

独身時代から好きすぎて数えきれない位通っています。

銀座で服や靴を買うよりも浮かれる。

お皿一枚買うためにわざわざ行きたいくらいに大好き。とはいえ、お皿一枚買うつもりが他にも色々買っちゃうのが合羽橋。

会社員時代などは暇な週末にそれこそ自転車で一人でぶらりと行ってはセイロや食器、銅の卵焼き器、鉄のフライパンをちょっとずつ買い足すのが楽しみだった。

プレゼントもいつもここで買う。

友達の出産祝いにお子様ランチのお皿をここで調達したり。

友人に15年近く前にプレゼントしたお皿、前回の帰国で「うちの子はお子様ランチ卒業したから」とお下がりで戻ってきた。

泣きそうなくらい胸熱な瞬間。

当時4歳の息子は大喜びでこのお子様ランチ皿で食事をし、弟にもこのお皿を買わなきゃいかん!と当時は一緒に日本に来た夫と合羽橋に行き、色違いのお子様ランチ皿を買い足したのでした。

4年前の息子1号。初めてのお子様ランチに大喜び(ちなみにアイルランドにお子様ランチもこんなお皿もありません)。

ショッピングが大嫌い、洋服や外見などまるで無頓着な夫も合羽橋ショッピングは好きなんだそう。

日本でお寿司学校にも通い東京の寿司屋で修行した夫(昨年で寿司業はやめて元のボート建築業に戻りました)、合羽橋のラインナップは見てて楽しいと。

外国人観光客にも人気の合羽橋。

食品サンプルの店、みたいなベタな店じゃなくても外国人が惹かれる要素はたくさんある。

日本の包丁。

数年前、夫も料理好きな友人にリクエストされて買ってました。

私も独身時代に買った出刃包丁、今もアイルランドで使ってます。

かれこれ20年通う合羽橋。店の並びはあまり変化はない中で、ところどころ入れ替わりや今だと外国人観光客向けの店なども増えていたり。

実質2時間で買い物をするのが今回のミッション。

同じ物でも店によって値段が違う。その値段を探りながら限りなく底値の物を買い求める、ってのが昔の楽しみだったのだけど。

今回は両親に子守りを頼んでいる関係上、制限時間内で要件を済ませるのが第一。昔みたいに鼻息荒く「底値しか買わないぞー」モードではなかった。(というわけで写真も悠長に撮る時間もなし)

ただ、買う物は決まってた。

小鉢をいくつか。鉄のフライパンサイズ違いで3つ買う。

フライパン、鉄が好きなのです。

独身時代もそれこそ合羽橋で買った鉄フライパンを使っていて、アイルランドでも買いたくてもなかなか見つからなかった鉄フライパン。
二年前に、ある会員制食品卸し問屋でやっと発見。

ただし、買ったはいいけど重過ぎた。

サイズも特大だから仕方ないか、と思っていたけれど。

この帰国で実家にて鉄フライパン使ってみたら、

「何これ、かる〜い!」

アイルランドで買ったフライパン、重すぎて、使うの嫌になってきたところだったんだよなぁ。

あ、じゃあ、鉄フライパン合羽橋で買うぞー!と。

合羽橋、前回は夫と来たからたくさん買って荷物増えても無問題だったけど、今回はそうはいかない。
鉄フライパン3つ買うだけでそれなりに重くなるもんね。

というわけで他は厳選しなければ。

あ、そういえば。毎年クリスマスの時期にジンジャーブレッドマンのクッキーを焼きたいのに、大きめの型を毎年買えないままだった!

などと思い出してジンジャーブレッドマン型も探す。クッキー型が勢揃いな店。

階段を上がりながらクッキー型を探す。この陳列は斬新。
階段の後ろに番号の箱が並ぶ。欲しい型の番号の箱を探すのです。

陳列が面白い。この店昔は無かったな。
ジンジャーブレッドマンの見本見つけた〜!と思ってその番号の箱を開けると空っぽ。

店員さんに聞いても品切れだそう。

残念!でもまだまだお店はたくさんある。地道に探そう。
製菓道具やクッキー型を中心に置く店がいくつか並んでるのをくまなく探し、やっといい大きさのを見つける。

クリスマスだけでも種類多すぎなクッキー型。

これで今年のクリスマスからジンジャーブレッドマンクッキー作れるな。

製菓専門店をみながら鉄フライパンもチェック。

フライパンと言っても色々ありすぎなんだよ、合羽橋。

前から欲しかったそばちょこを購入。そばちょこならあまり重くないからな。

そばちょこ380円て安すぎですよ。迷わず買った。

そして、小鉢、小鉢、小鉢。

たぶん買い過ぎたかもしれない。

いや、でもこれ小さいから幾つ買っても多分10gぐらいじゃない?そうだよ、そうだよ。

どれも10グラムです。スーツケース入れ放題。

そして念願、鉄フライパンも小・中・大で購入。

アイルランドの鉄フライパンより持ち手も滑らかで使い勝手良さそう。

しかし、軽めのフライパンでも3つも買えばそれなりの重量感があり。持ってきたショッピングバッグ、ずっしり。

帰る前は合羽橋の入り口の角の食器屋さんへ。

合羽橋の入り口の角(交番横のお店)表紙の写真の箸置きもここです。
2階は高級品を取り揃えております。いつか2階で大人買いできるくらいになりたい。

ここの品揃えが好きでいつも必ず何か買っていく。

そういえば友人の結婚祝いにビアマグもここでよく買った。ってか本当は今自分も欲しいけど今日はもう重いからいいや。

土鍋も本当は買いたかったけど今度にしよう。

あー、土鍋ほしい。今欲しい。次回の買い物リストに今から入れている。

アイルランドの夫に「フライパン3つ買って帰るねー」とメッセージ送るも見事に無視されたけど、いいんだよ!本人が満足ならば何も迷うことはない。

東京からアイルランドの荷物23kg、7個の理由はこれでした。

万歳!!買い物天国TOKYO。

荷解きしてまとめてみた戦利品キッチングッズ。合羽橋以外で買ったものも少しある。
鉄フライパン3兄弟。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。