庭のある暮らし。
これを書くにあたり、おそらく高い頻度で登場するのは我が家の庭。
特に春から秋は日々変化します。
今の家には2018年10月に越して来たので、実はまださほど時間が経っていません。
男児2人はエネルギーの塊。
夫は常に何かしら創作したい人。
この家はそのニーズを満たしています。村外れにありますがとりあえず庭が広い。
また、我が家の家の前には8世帯の集合住宅共有の大きな芝生スペースもあるので、隣りの家の犬と走り回ったり、自転車を乗り回したりもできるのです。
コロナで外出禁止期間、ここでほぼ子供達は遊んでいました。
自給自足を夢見ながら。
鶏6羽(雌のみ、卵産んでくれます)
蜂の巣箱(この詳細はまたの機会に)
外栽培スペース
じゃがいも、にんじん、パースニップ、ズッキーニ、とうもろこし、カボチャ、キャベツ、ほうれん草、コールラビ、ケール、芽キャベツ、玉ねぎ、ニンニク、ポロネギ
レッドカレント、ラズベリー、グースベリー、ラベンダー、ローズマリー、ワイルドフラワー
(馴染みのない野菜の説明、今回は割愛。いつか野菜の話をするかも。)
ビニールハウス(ぶどう、紫蘇、なす、枝豆、トマト、苺、アプリコット、ビーツ、バジル)
りんごの木11本、プラムの木2本、アーモンドの木、ヘーゼルナッツの木、梨の木、
コンポスト
子供用の家
ハンモック
庭は夫の管轄下にあり、引越して以来何かしら手を掛けて今は野菜や果物をせっせと栽培しています。
越してきて最初の年の去年は土が痩せていた関係で野菜がよく育ちませんでした。昨年末から夫は近所の海から頻繁に海藻を運び、コンポスト、鶏のフンと共に畑に撒いていました。
そのおかげで今年は野菜の育ちが格段に良くなっています。
夫はスーパーで野菜を買わなくてもいい生活を目指しています。
田舎暮らしの醍醐味とは。
最近はニンニクの収穫を終えました。
匂いが強烈!
フードプロセッサーで他の野菜と微塵切りしましたが、蓋を開けただけで涙が出て、触るとヒリヒリするほど。
庭の野菜は風味が違い、料理のしがいがあります。
とはいえ正直なところ、私自身は日本に居た頃は都会人間で、こちらに来てしばらくは車の運転が出来なかったので田舎暮らしを満喫出来ませんでした。
ですが昨年夏から車一台が自分専用になり、年末頃に長距離ドライブしてから縄張り以外にも運転できるようになり、この生活を前向きに考えられるようになりました。
そしてこの春のコロナによるロックダウン。
3月中旬から家族4人、どこにも行けずに毎日家にいる生活が、私の意識を変えました。
私達、田舎暮らしに救われてる。
特に外遊び好きな男児達は雨の日以外、かなりの時間を庭で過ごします。
夫の手伝い(といいつつほぼ邪魔してるだけ)、庭で鶏と戯れたり、水鉄砲を毎日噴射したり(買ってきて数日で壊したけど)、シャボン玉やったり。
小僧達、既にすっかり小麦色です。
1850年以来の奇跡の春。
この春、奇跡的にアイルランドは1850年の統計以来、最も雨が少なく晴れが多かったらしいのです。
稀に見る晴天続きだとは誰もが気付いていましたが、この記録は驚異的。
この国、基本的には雨が多いし、夏も年によっては気温上昇ないまま冬に突入ということもあります。こういう年は本当に萎える。
絶叫する気全開で来た遊園地にはジェットコースターがなかった、みたいな気分とでも言うのか。なぜ、こんなしみったれた所に来てしまったのだろうと自分の運命を恨みさえします。
なので、晴れが続き暖かいとその喜びは倍増。南国の人にはこの気持ちはわかりますまい。
とはいえ実は先週はちょっと寒さが戻り(またヒートテックを引っ張り出した。衣替え不可能過ぎる。)、最近は雨も降り始めましたが。
晴れ続きだったので庭には恵みの雨です。
水不足が懸念され始めたので先週から正式にホース水撒きや洗車は禁止令が出ました。
(通報されると罰金払わされる可能性も。)
夫は、夏に夏が来なくても今年は不満を言えないよ。もう充分いい思いをさせてもらった。
なんて言ってます。
アイリッシュってば、なんて健気なんだ。
やっぱり7月くらいまでは夏は夏らしく暑くなって欲しい!と切望する私は欲張りなんですかね。