収穫便り。
おはこんばんちは。飯塚です。
先週の「まだ半袖着てます」発言が嘘のように、週末から急に気温が下がりました。
気づけば、いつも外を飛び回っていたツバメの姿も見えなくなり。
我が家のガレージに住み着いていた一家はまた、アフリカに旅立ったようです。
という訳でこの週末は家族全員分の衣替えを実施。
まぁ、10月直前なんて例年に比べたら凄く遅い方です。
酷い時は8月下旬にニット帽かぶってる人がいたりしますから。
自給自足を夢見て。
田舎の村のはずれにある我が家。家を買う決めては、庭の広さでした。
今でこそ多忙を極める夫、4年前にこの家に越して来た時はさほど忙しくはなく、自給自足を目指して野菜を育て始めました。
一年目は土が痩せていたためまるで野菜が育たなかったものの、海藻や動物の糞、コーヒー糟などで土に栄養を与え、二年目からは野菜の出来が見違えるようになり、食卓も豊かに。
今年も夏以降、野菜はあまり買っていません。
そんな野菜も、そろそろ食べ納め。
今はりんご、にんじんを収穫していて、今年はこれで終了。
本当は甘い野菜があまり好きではないけれど。
日本人にはあまり馴染みのない、ビーツ。
こちらではスーパーでよく見かけます。
甘くて色が強烈なビーツ。切ると必ず手がビーツ色に染まります。
生で食べるのはあまり一般的ではなく、丸ごと茹でるかローストして下処理。
私はお肉やラザニアをローストする際に、ビーツもオーブンに一緒に入れて省エネを心がけてます。
チーズと合わせたサラダやボルシチは元々我が家の定番メニューでしたが、それもマンネリしてきて、オレンジと合わせたサラダに初挑戦したこの夏。
ビーツの鮮やかな赤、フェタチーズの白、オレンジの色が美しく、またビーツの甘さ、フェタの塩気、オレンジの酸味と甘みが合う。見た目も味も夏らしくとても気に入りました。
実は常識知らずだった、と田舎にきて思い知る。
グリーンピース。
恥を承知で告白します。
私、この家で家庭菜園するまで、絹さやがさらに成長するとグリーンピースになる、という事を知りませんでした。
絹さやとグリーンピースは違う種類の野菜だと思っていたのです、西の果てにくるまでは。
毎年庭で簡単に育つグリーンピース。絹さやになると、我が家の男児たちは隣りの子たちと「スナップピーだ!」などと言いながら枝からもぎり取りつまみ食いします。
甘くてシャキシャキした歯応えは子供達も好きらしい。
さらに成長したところでサヤを全て収穫し、グリーンピースを取り出す。
取り出したら、そのままフリーザーバッグに入れて冷凍。
あとは食べたい時に茹でて食べる。
嫌いだったはずなのに今や毎年これの収穫が待ちきれない。
トマト。
元々トマトが嫌いでした。ただ、トマト味のパスタやサルサは大好きなので、トマトの食感が嫌いなのだ、と大人になってから気付きました。
今や毎年、自家製トマトを待ちわびている、と言っても過言ではない。
普段スーパーで生のトマトは買いません。私は庭のトマトしか食べない。(トマト缶は買う)
一度、自家製トマトの味を覚えると、もうスーパーのトマトは無味にしか感じず、元々好きではない食感だけが妙に残る。
自家製トマトとスーパーのそれは「似て非なる物」と言うより「完全に非なる物」。こちらのスーパー事情は日本と違って国外からの輸入に頼っているので日本より野菜などの味はかなり落ちるはず。
バーベキューやパーティーに持って行くと大人気なサルサ。
トマトパスタ、ラザニア 、トマトリゾット。
庭のトマトでソースを作るとトマト缶のそれとは風味が全く違います。とにかく甘い。パスタなんて塩とニンニクとオリーブオイルだけで極上の味に。
こういう時の味付けは、塩もいい物を使うように。
残念ながら、この極上トマトも今週作ったラザニアで食べ納めました。
来年の夏まではトマト缶で我慢。
庭も寂しくなる秋から冬。食卓も徐々に冬モードに移行しています。