夏の終わりの一仕事。
おはこんばんちは。飯塚です。
夏は過ぎるのが早い。
来週の水曜にはもう始業なのです。
夏休みが始まる前は二か月という長い間、どうやって過ごせばいいのか頭を抱えていたけれど。
毎日飽きずに楽しく過ごせたのは、毎日気軽に近所の海や森に行ける、というロケーションだからこそ。
今年の夏は当たり年。暑くて天気良くて毎日しっかり外遊びをし倒した。
楽しく遊べる友達が近所に住んでいるのもありがたい。
我が家の男児二人は転がりながら笑い合ってはいるものの、最近はケンカも増えて二人遊びに飽きてきた。今は学校が始まるのが楽しみな様子。
ブラックベリーは息子1号の生誕時期。
アイルランドに住み始めたのは2013年6月末。
店も公共交通機関もない、当時車の運転も出来ずに暇を持て余していた私が夢中になった事と言えば、夏の終わりのブラックベリー摘み。
息子1号の誕生日8月末辺りがブラックベリーの旬ですが、暑い夏だった今年は早く実り初めています。
ブラックベリーを摘みながら8年前に臨月だった頃と息子誕生後、ひたすら黒い実を摘み続けた日々を思い返します。
友達の誕生日パーティに感化されるのは仕方ない
毎年頭を悩ませる息子の誕生日パーティー問題。
アイルランドの子供の誕生日パーティについては以前も書きました。この問題が再び頭を悩ませるわけで。
5歳までは親戚だけでやっていたのが、過去2年はいつも集まる友人達とバーベキューパーティーをやってました。
過去2年、と言えばコロナ。
人と集まれない、パーティーはあまり出来ない状況だった事も私達大人にはむしろいい口実だったかも。
コロナ騒動が治まり通常運転となった今年。
春から友人の誕生日パーティーに呼ばれる事が続きました。
アミューズメント施設に行ったり、友人宅の庭で大人数で遊び倒す楽しい誕生日パーティー。
7歳児が自分の誕生日パーティーも盛大にやりたい、と思うのはある意味自然な流れ。
中には子供の誕生日パーティーを毎年盛大にする人もいますが、我が家は夫婦揃ってその考えはない。
でも、勉強も運動も頑張るし妹弟の面倒もよくみる息子1号。
親バカ発言ながらなかなか偉い子なんです。そんな子なので一回くらいは子供が望む形でやってあげてもいいかな。
などと私は思っていたし、今年がそれかな、と。
子供に厳しい夫は渋い顔をしていたけれど、今年はバウンシーキャッスル置いてパーティーをしよう。息子が呼びたい友人、全員招待して。
息子1号の興奮冷めやらず。
さてさて、名前を読み上げると総勢18人。いつも遊ぶ子達の兄弟も含めた結果とはいえ、かなりの人数。
でもたぶん来れない人もいるだろうから15人くらいになるよね、きっと。なんて想像しながら保護者の皆様にご連絡。なんと幸か不幸か全員参加のお返事が!
あ、ありがとうございます(大丈夫か、これ)。
天気予報をしつこくチェックすれば雨予報はなくなるのか?
バウンシーキャッスルもオーダーして、買い出しは大量の冷凍ピザとチョコレート、カップケーキ、ポテチ。
子供達はジャンクな物を食べて走り回れればいいのです。手作りなんてね、誰もありがたがらないんだよ、この国。
買い出しの後の大量の食品、写真撮ろうと思いながらストレス過多で見事にとり忘れました。
ストレスの原因は天気。
2週間前に日取りを決めた時には天気はわからない。
1週間前から毎日天気をチェックし始めて、事もあろうに日曜日だけが雨マーク!
えー!子供達18人、家に収納は不可能!
外で遊んでもらわないと困るのだ。雨だけはお願いだから勘弁してくれよー。
毎日、起きてる時間は毎時間、天気をチェック。
チェックすれば天気が良くなるという保証などないのに。
願いが通じたのか日が近くなると、雨マークは消えた。
ふぇー!良かった〜。
子供達が走り回ってもいいように庭を片付けたりリビングの窓拭きや長い間放置していたエリアも整理整頓。
すっきりした家の一角を見るに、たまにはゲストを迎える事も大事だな、などと改めて思わされる。
ケーキを焼き、一応、送り迎えやパーティーに滞在する保護者用に何品かサラダやコーヒーゼリーを用意。
メールには
「お寿司は期待しないでね。ピザを用意しておきます。」(なぜなら、日本人イコールsushiなので)
と送ったけれど、結局当日朝には時間に余裕があったので寿司好きな息子の親友のためにも巻き寿司を用意。
パーティの3時間、実はあっという間でした。
パーティー開始の2時。
友達が続々とやってくる。
狭いリビングに靴のまま上がる友人達。アイルランドは殆どの家が靴を履いて生活してます。
しかし、我が家は土禁です。
さあさあ、みなさん外でバウンシーキャッスルで遊ぼうねー!と外へ促す。
お菓子もジュースも外のテーブルにたくさんありますよ。
子供達、お腹空かしてきたのかあっという間に色んな物がなくなる。
お菓子追加!追加!
1時間経過して、私はピザとフライドポテトを用意。フライドポテト、オーブン仕様のを買ったつもりが油で揚げないといけないやつだった。マジかー⁈失敗した〜。
ゲストは夫に丸投げして私はキッチンに籠り、ピザを温めてポテトを揚げる。
なんだかんだであと1時間。
ケーキを出してハッピーバースデー歌って皆でケーキを食べる。
ピザを用意したりあれこれ忙しくてあまりちゃんと見られなかったけど、ほんの束の間観察した子供達の違いがなかなか面白い。
食べ慣れない生クリームのケーキを受け付けず残す子。(こちらのケーキはバタークリームか砂糖のアイシングケーキです)
方や、ケーキを口にするや否や「このケーキ作ったの?美味しい」と感想を述べてくれる子。
大人用に用意したフレッシュトマトのサルサを異常に気に入ってトルティーヤをつけてバクバク食べる子。
お寿司も殆どの子供達は食べない中で気に入ってちょいちょいつまんでくれた子もいたからやっぱり作った甲斐はあった。
アイリッシュの子達は日本人が驚愕するほど偏食が激しいのだけど、そうじゃない子もいるんだなぁ。そんな子達の反応を見るのは楽しい。
5時。
保護者達の車が続々と迎えに来る。
「大変だったでしょー。何人きたの?でもこの広い空間最高よねー」
なんて話をしつつお茶の代わりにコーヒーゼリーを勧めます。
日本発のデザート、コーヒーゼリー。アイルランドでは知名度ゼロ。
「コーヒーゼリー、いかがですか?」
と勧めると、私の発音が悪いのかコーヒーがゼリーなんてありえないからか、だいたい伝わらなくて
「え?何?コーヒー?ゼリー?」
と二度聞きしながら、んなアホな!というリアクション。ただ、食べてみると意外にもお口に合うらしく
「コーヒーゼリー、最高!レストランでディナーの後、こういうデザートが欲しいのよね。ケーキだと重過ぎるし。どうやって作るの?」
という感想は嬉しい。
子供達も興味を示してちょっと食べたそうなんだけど、ごめんよー。カフェイン入ってるからね、これは大人用。
やっぱりやってよかったね。
息子1号、友人達が帰った後は頂いたプレゼントやお金を手にしてホクホク笑顔。
最高の誕生日パーティーだった!凄く楽しかった!
と。
天気に恵まれ、バウンシーキャッスルで骨折や怪我する人もいなかったし、お友達にも楽しんでもらえたし大成功。
盛大な誕生日パーティー、無事終了。
夏の終わりの一仕事を終えて一安心。
来週の新学期、カウントダウン始まってますがまだまだ遊び続ける予定です。