船乗りな夏。

おはこんばんちは。飯塚です。

夏真っ盛りなアイルランド。

暑いときは海遊びに限る。

毎日のニュースはここのところ毎日続く高温。ヨーロッパ各地は40℃超え。ロンドンなども猛暑警報が出て学校休校しているようです。

アイルランドは30℃超えに。今週は観測史上最高気温となりました。

元々アイルランドは20℃超えたら暑い!と人々が騒ぎ出す国。

25℃超えたら猛暑です。

クーラーがある家はほぼない。都会のアパートなどはより不快指数が高いようです。

ただ、雨ばかりで寒い夏だと楽しい事が出来ない為、アイリッシュは暑い夏が好き。

外気が20℃超え、太陽がサンサンと照ると人々は「暑すぎる!」

と不満を口にしながらも満面の笑み。

今のところ、そんな夏を満喫してます。

アイルランドのビールは美味い!

アイリッシュは夏をスペインやポルトガル、フランスで過ごすのが定番。

コロナでそれが叶わなかった二年間、今年は空港が大混乱を極めていて、欠航続出、ロストバゲージの山、そんなニュースばかり。

会う人会う人から休暇に行く話を聞きながら羨ましかったけれど、ここまで航空事情の惨状を聞くと、国内で楽しめるならそっちの方がいいじゃないか!と、特に学校のお友達のフランスやらスペイン旅行を羨む息子には話しています。

衝動的な大人買いをしました。

我が家は海外旅行には行かないものの、夫は夏の初めに大きな買い物をしました。

中古のセーリングボート。

ボート製造業をしている夫。

昨年は小さなセーリングボートを自作しましたが乗る人員数は限りがあり、もっと大きなボートを探していました。

これは夫自作のボート。小さいでしょ。

ある日夫の友人から「個人売買サイトで凄く状態のいいボートが出てる」
と連絡があり。

速攻でサイトをチェック、オーナーに連絡、まだ買い手がついてないと知り「買う」と伝え、翌日買いに行ったのでした。
この流れは本当に早かった。

海沿いの村、ボートを持つ事は珍しくはない。もちろんボートは懐事情によりピンキリです。
この中古ボートも中古車より安く、友人達からかなり羨ましがられる大特価でした。

衝動買いしたセーリングボートが我が家に到着。

昼も夜も船を出す日々。

ボートを買ってからは男児達を連れ出してはセーリング。

初船出。男児たちと義理父で行ってらっしゃーい!

夜は友人達とビールをしこたま積んでセーリング。

ある夜は男児達とボート泊。
先週は我が村からすぐの海でセーリングフェスティバルがあり、アメリカやヨーロッパ各地からヨットファンが大集合。

セーリングフェスティバルの様子。写真はコミュニティのサイトから拝借しました。

夫も仕事を休んでセーリングフェスを男児達と見に行ったり、夜は友人達と対岸のレストランにご飯を食べに行ったりしました。

私たちの住む村の対岸の町にご飯食べにボートで行きました。
レストランの船着場にボート横付けしてテラス席に。
イカリングフライを食べました。

そして日曜日夜は花火鑑賞。

前々から家族全員で楽しみにしていた一大イベント。

しっかり暑い好天に恵まれました。
夜ご飯食べて荷造りしてレッツゴー。

ボート乗り場では10代の男女が海に飛び込んで大盛況。

この日はとうとう家族5人でボートに寝泊まりです。

友人たちともボートで落ち合う約束をしていたけれど、ボートやカヌーやカヤックが続々と集まる。

風がそよそよ気持ちがよくて好天で最高。カヌーやカヤック、気持ちいいだろうなぁ。

カヤックが大集合。これは絶対楽しいよなー。

こちらの夏の日没は只今9時40分。花火大会は10時からとアナウンスされていたけど、まだまだ明るい。

10時半。やっと花火が上がってきた。

なんと我々のボートの目の前!ベストポジションだったとは!

花火、アイルランドにいるとなかなか見る機会がありません。これは貴重な夜だ。

花火のクオリティに関しては日本が最高すぎるので特にここでは言及しませんが、子供たちは初めて近くで見る花火に大興奮。

もうとっくにベッドタイムを過ぎているけれど大喜びで見入りました。

花火が終了し、さぁ寝よう、とベンチシートに横になる。

まもなく1歳の赤児だけは状況を理解できすギャン泣き。

「こんなとこで寝るの、聞いてないよーー!」なんだろうな。ごめんよー。

たまに揺れるし私もあまりよく眠れなかったけれど、特に寒くもなく、2人くらいなら全然快適に寝られる快適ボートでした。

ボートの中はこんな感じ。この写真は別の時に男児たちだけが寝た様子。ここに5人は正直狭かった。

子供たちはよく寝られた様子。

花火を近くで見られたのはこの夏のいい思い出になるかな?

夏休み、まだ折り返しにもなっていませんが、このボートでまだまだお出かけが続きそうです。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。