「やりたいこと」なんてないもん、だ。
こんにちは。山口フォトです。いい天気!
好きですこの気候。
日差しは強いが風は涼しく爽やか。
冷やし中華とかいいんじゃないだろうか。
天丼に蕎麦もいい。小蕎麦はかけで。まだあったかいものも欲しかったりする。
そういう豊かさを秘めた5月の風ですね。サイコーか。
ふんわりした話です。
タイトルにもある通りなのですが、すごく個人的な考えですよ。
その前提で聞いていただきたい。
こういう未来のために。とか、ここを改善したい。とか、
こんな商品を作って売って。将来もっとこうしたい。
というような仕事とか今後の野望として自分で「一から作り上げるやりたいこと」というものが、自分には全くないのです。
会社を起こして新しい研究とか、仕事をしている人を見ると、
自分はなんてやりたいことがないんだろう。
と落ち込むことが多々あります。
遊びたい。とか、なんか食べたいという欲望はありますよ。
もう少し大きな概念としての話です。
いや〜、なんだろうね。本当にないんだよね。
喫茶竹林の千田さんなんて、好奇心と実行力の塊だから、暇さえあれば何か研究してるし、
作って、きゃっきゃ言ってるんですよ。ああいう才能が羨ましくて。
SAKRA.JP始める時も、「誰もみてくれなくてもいいんだ。」という千田と
「読んでもらわないと意味がない」という山口で何度もけんかしたことありましたもんねぇ。
アーティストタイプとマーケティングタイプなんでしょうか。
「まじで意見合わんなー!」
と思ってましたが、今になったら、両方大事だったということがわかるようになりましたね。
やる気が出る条件。
こういう話すると「えー嘘だ。楽しそうにやってんじゃん。」と言われることもある。
「いや本当やりたいことなんてない。でもこうしたらいいんじゃない?ってのはある」と答えたことがあって、
じぶんで言っときながらアレですが、なるほどね。と思ったことがありました。
これどう思う?って言われたことに関しては、
「こうしたらいいんじゃないか。」というアイデアがじゃかじゃか出てくる構造らしいのです。
自分の野望みたいなものはない。けれど、「これこまったな」とか「仕事」みたいなお題がくると、アイデアが出る。その作業が大変楽しい!
そんな特性らしい。
フシギだね。
なぜ急に。
なんでこんなこと言い出したかっていうと、
周りから、「どうやったらやりたいことが見つかるか」とか
「どうやったら好きな仕事ができるか。」みたいなことを聞かれることがあるのです。
そんな時、「自分にはやりたいことなんてそもそもない」とか言ってがっかりさせてしまうのですが、
人って「やりたいこと」よりも、
何したら自分が喜ぶのかわかってる方が大事なんじゃないかと思うのです。
それが好きにつながっていく。好きなことがやりたいことになるかもしれない。
自分は仕事し始めると大体楽しくなってしまう。逆にいうと始まらないと楽しくならない。
どんどんアイデアを積み重ねてそれを一緒に仕事してる人と共有できるのがとても楽しい。
やりたいことか。とかは特にどうでも良くなってる。
やるべきことの方が大きくなっってしまうし。
それにね。そもそも、「やりたいことを持ってる人は特別」と思うんです。
そんな人になってみたいし、その気持ちを持ちつづけられることもすごいと思う。
だからね、「やりたいことなんて持ってないのがほとんど。」ってくらいに考えた方がいいと思う。
これって、将来の夢は?とか、あなたのやりたいことは?っていう質問が
定型文のように存在するのが原因だろうなぁ。
それに「やりたいことなんてない」って言ってる自分も、
どうやらちょっとは人の役には立ってるぽいから、
なくてもきっと大丈夫なんだろうな。と思います。