瞬間Spring
4月、新入学や新入社の時期。
桜が芽吹くのも満開なのも散りゆくのも横目に、ダッシュでかけていて、
秒の速さで終わろうとしています。
ありがたいことに、声を掛けていただく会社や人や友人がおり、全部全力で
返したいと思ったら、ほんっとに必死のパッチのスケジュールになりました。
私のスマホのカメラロールは、こんなのしかありません。
高層ビルすぎて空が狭く感じるのは、香港を思い出します。ほんと、香港なんて密集しすぎて、
中心街で空を見上げると、ビル群に囲まれたスクエア程度の青空しか拝めなかった。
よく、東京はコンクリートジャングルと言われますが、香港から帰ってきたばかりのころは
「わー!なんて空が広くて開放感のある街!深呼吸できる♡」と本気で思っておりました。
終わったらダッシュで電車に飛び乗ります。ごはんと洗濯物と翌朝のお弁当の段取りを
考えながら子供たちの書類の記名と新学年滑り出しの報告を聞きつつ、いろいろ手を
動かす。生まれ変わったら千手観音になりたい。
友人に言われて思い出した
年が明けてから、あまりにも慌ただしかった日々に、呼吸が浅くなっているのではと
友人に電話をしたことがありました。友人、ひとこと。
「あんた、そんくらい忙しくなりたいって言ってたし。夢叶ってるし!」
ハイ、確かに私言いました。私モーレツに仕事したいって(笑)
モーレツの渦中で、おぼれそうになっておりました。
この目が回る感じは、私が老いたのか、子育てとの二足のわらじが大変なのか、
はてまた本当に作業が膨大なのか、もはや自分にもよくわからなくなってきてます。
妖怪子どもたちに
夜9時に布団に引きずり込まれそうになるのをぐっとこらえ、
翌朝オットさんはまったく覚えていない(笑)他愛もないお喋りも一旦脇に置いて、
とにかく体を壊さぬよう、トラブルが起こらないよう、100%出し切れるよう、
それだけを考えて駆け抜けてきました。
それでも、思うのです。
子供たちが小さいのは一瞬だけ、振り返ったら「もっと一緒にいればよかった」と
思うことでしょう。
でも、自分が元気に働ける、あちこち動き回れる時間にも限りがある。
こっちもセーブし続けていたら「もっと頑張ればよかった」と、残った
エネルギーのやり場に困っていたかもしれません。
私にとってはどちらも大事な原動力。
子供を産んで15年。
やりたい仕事があっても断らざるを得ない状況に、喉が苦しくなるくらい
悔しかったことも、一度や二度や百度ではありません(多!)
それでも今年は、なんとか周りの協力を仰いで、全て思うがままにできたこと、
それは自分の15年分の借りに、大幅な利子をつけて一括返済したような気分。
当時の自分に言ってあげたいな「大丈夫、そのうち帳尻が合うから」と。
4月がぜーんぶ終わったらGWに突入。
そしたら、夜な夜な覚えていないお喋りに花を咲かせながら、妖怪たちに
布団に引きずり込まれてハムスターの家族みたいに丸まって寝るとします。
4月19日 ニホンコン