記憶力わりとイイです
ニーハオ、ニホンコンです。春の匂いがすると、ゾクゾクします。
今日はお題と全然かんけーないですが、春の湯河原~ここらへんの写真でお話します。
(やっぱりテレワークだらけで移動してないのが丸わかり)
記憶の方法論
この間、女3人で湯河原の梅園を歩きながら、たくさんの梅の名前やら種類情報が
入ってくる中、「どうやってものごとを記憶をするか」という話題になり。
「全体像だけ把握。細かい梅の種類は一緒に行った人に聞く」という
同行者を外付けHDDにする人や、「匂いとか声で記憶する」という
面白い切り口だったりと様々。
映画のワンシーンのごとく
私は、昔から変わらないのですが「映画のシーンのように動画で記憶する」
です。
ニンゲンはみんなこうやってると思っていたけれど、どうやら全員ではないらしい。
え?じゃあみんなどうやって記憶してんの?と興味があります。
私の場合、この映画のシーンのように記憶して保存するのが膨大にあり、それが
出会った人分や、会話の回数分記憶しています。
パソコンで言うならば、出会った人全員のフォルダが存在して、そこ空けると
その人と一緒だった映像記録があって、同じシーンを再現できる、みたいな。
1度しか会ってない人でも会話さえしていれば1つは保存されていて、
記憶の引き出しを開けた時に、座ってた場所や周りの風景、天気の色などを
はっきり思い出すことができるのです。
いいこともちょっぴりあって
センセイしごとをしていると、たまーに役立つことがあります。
1つの会社に長いこと通って研修をしていると、先月受講した人、5年前に受講した人、
10年前に受講した人、いろんな人とすれ違いますが、どの人も久々に会えば
ポンと記憶がよみがえる。
「わーお久しぶりです!宿泊セールスでよく香港台湾いってましたよね」や、
「妹さんが中国留学して旅行会社に入ったんですよね」とか。
「上海出張で乾杯しすぎて携帯と財布無くした方ですよね」などと、5年前だろうが
10年前だろうが、その人やその人周辺のプロファイルが出てくる。
そして、思い出し始めると芋づる式に「いつも一番前で研修受けてたなー」とか、
「サボろうとしてお菓子とか中国旅のスライド作って持ち込んでたな」などを
思い出すのです。
とはいえ、数字とか名前やタイトルなど、それだけに意味を持つものの記憶は
ほんっと苦手。
要は「肝心なこと、以外のこと」を覚えているんです。
執念か怨念か
あとは、執念か怨念みたいに記憶してることもあります。
専門学校で教えていた時、必ず最初復習をするのですが、問題を解く人は必ず、
「前の週にそこを間違えた人」。わざわざ指名するといういぢわるなセンセイ。
自分でも毎週毎週全ての授業、よく覚えてるなと感心するのですが、できるように
なってもらいたいとい執念が、こうも人の記憶力を逞しくするのかと思っている。
学生は「やべえ」という顔をするのですが、今回間違えるとまた半年後の総復習
で絶対当てられる。もはやストーカーのようなセンセイに恐怖を覚えるのか、
意地でも答える。
逆に頑張ってる学生は質問してきた内容は後々まで覚えていて、いつまでも
解答する、いい意味で粘り強い、悪い意味でしつこいのです。
記憶は同じものとも限らないけど
それでも時折友人から聞く話で私が全く覚えていないこともあってビックリ。
ホント人の記憶って不確かで曖昧なことこの上ない。
それでも、私が記憶している、そしてこれからも記憶したい誰かのことは、
その人の会社名でも肩書でも持っている資格でも何でもなく、実に些末なこと。
もしかしたら「しょーもないこと」なのかもしれません。
でも、実はそのしょーもなさの中に、その人の大事としているものや
哲学みたいなものが潜んでいると信じています。
それがその人を形成していて、私の中のその人像となっていて、私の中で記憶
している限り、いつまでも記憶という名の「その人との思い出」がキラキラして
いるのです。
あなたはどうやって記憶しますか?是非教えてください。
きっと私何十年たっても、覚えてますんで(笑)
3月8日 ニホンコン
追記:
こんなにも真剣に記憶について考えているというのに、伴侶であるオットさんは、
昨晩話した内容をも忘れていて、本当に、真剣に、200%の驚きを隠せない。