音の記憶
ども、カルロスです。
今日はちょっと地球や宇宙の話から離れて、音楽寄りになっちゃうんですが、私にとってどこでどんな音楽を聴くかってすごく大事なんです。若干中毒気味。特に最近はめっきり少なくなりましたが、出張の機会が多いのでどこで何を聴くかは最重要問題。あ、もちろん出張業務が最優先なのは当然ですw。洗面道具とか、替えのパンツよりもどの曲を持っていくかですっ!
空っぽの曲
って私は呼んでいるんですが、旅の記憶が入っていない”空っぽの曲”を旅先に持っていって、聴いてその時の記憶を入れて帰ってきています。なんか調子に乗って聞こえますけど、単純にあーあの時あそこでこれ聞いてたなぁって思い出に浸れるということです。思い出の味とか、記憶にある匂いとかよりも手軽で、記憶が繋がりやすい気がします。写真が上手な人だったら、写真だったりするんだろうな。
とはいえ、いくつか想定して持っていった曲に記憶が入らなかったり、何度聴いてもこっちの曲の方が記憶が濃いとかあったりするのでこれも面白い。あと、目的地の記憶が入らず移動中の景色が入っちゃうケースもあります。そんな音楽をいくつかご紹介。なんか喫茶竹林さんと被ってきたなぁ…
Rick Springfield/State of the heart
修学旅行の車中。当時、北海道の高校は奈良、京都、東京を連絡船と鉄道でまわる旅。今考えると贅沢な時間でした。日本海側から奈良へ向かう寝台列車で迎えた琵琶湖越しの朝焼けにこの曲でした。TDKのSAだったかなぁ、カセットで聴いてましたね。
Tei Towa/Technova
ほんとベタですが、ブラジリアの空港バスで街に入ってきたあたりの景色。真っ青な空に真っ白い国会議事堂やら教会やらの美しい建築物が見えてくるあたり。奇跡的にこの場面は写真も撮っていたのでこのポストのキャッチにしています。定番のボサノバも聴いてたけど、いちばんこの曲に記憶が繋がっています。住みにくそうだけど、良い街でした。
Free/Fire and water
なんかの用事で神戸に行ったんです。学生なんで当然東海道線で行きは夜行で、帰りもなんですけど、静岡に帰る大垣のあたりの景色が強烈にばしっと入っています。なんでなんだろう。この時、ちょうどこの手の泥臭い曲を聴いてたんですが、たまに聴くとまたいいですね。
Ry Cooder/Going back to Okinawa
これもベタなんですが那覇です。初めての沖縄は観測船で上陸でした。着岸したのが安謝新港という那覇から一番外れた港。そこから国際通りまでてくてく歩いていく時の、決して旅行者が見ることがない、普段の街、普通の生活の風景の記憶です。安里屋ユンタとかも聴いてけどこいう雑味があるほうが引っ掛かるんですね。この時、たしか”日本の方ですか?”って言われたんだっけ。
では、またまた。