それは言わない約束です。
おはこんばんちは。飯塚です。
こちらは日が長くなってきました。1月末くらいから日照時間の変化を実感します。
冬至辺りは登校時間の朝9時ですら薄暗い。歩道のない田舎道は危険なため車での通学をしていましたが、明るくなった最近は歩いて行くようになりました。
日本はチョコレート会社が鎬を削るバレンタイン。
女性が男性にチョコレートをあげる、または好きな人に告白する、みたいな位置付けになってますが、こちらはカップルの日、です。
レストランもカップルでディナー予約お早めに!みたいな広告が増え、男性が女性にプレゼントするイメージ。
スーパーの会計で並んでいても花束だけを買っている男性を見かけるのがバレンタイン。
私はチョコレートブラウニーでも焼こうかな、などと考えてます。
特にプリンセスと無理に煽てる必要はないけど。
先週書いたのが、あまりにアイリッシュ女性をディスり過ぎた、とちょっとだけ反省。
不満が溜まると愚痴とディスりに走るので危険です。
誤解されるとまずいので付け加えると、アイルランドは(アメリカも)どんなに仲良くても軽々しく「太った?」などと絶対に言ってはいけません。
こちらは日本以上の建前社会。見た目のネガティブな発言は御法度です。
私、世界旅から1年ぶりに帰国した際に確か8㎏位太ったんです。
これ、不思議なんですけど、男性バックパッカーは体重が落ちるのに、女性は太る傾向があるらしく。
私も例外なく一回り大きくなり日本へ帰国。
で、友達に会う度に「太った?」と言われ続け。
みりゃわかるよね。
辛口な私のお友達は揃いも揃って忖度なし。ま、私にはこれくらいの方が気持ちいいくらいなんだけど、事実だし。
ただし、この話をアイリッシュにすると驚かれる、というよりドン引きされる。そんな直球社会は想像すらできないようです。
数年前にSkypeをした際も、私の母が画面の向こうから夫に向かって
「太ったんじゃない?」
と言ってしまい。
夫が家族に笑い話的に話したら、義理の妹が瞬時にブチ切れました。
「うちの家族で一番スリムなお兄ちゃんに向かってなにそれ⁈じゃ、うちの家族は全員太ってると言いたいのか!日本人はなんでそんな失礼な事言うの⁈」
あちゃー、また火をつけちゃったよ。
あー、ホントめんどくさ、と思いながらも私は
「はい、そーです。日本人は失礼というか、思った事そのまま言っちゃう人種なんです。今日の空は青いね、みたいな感覚なんですよ。私なんて今まであんな事もこんな事も、こんな酷いことも友達や元カレに言われた人生でしたよ。でも頭にきた事ないですよ、それが普通だから。しかも自分も言ってたし。それに事実だししょうがない。」
それとなく説明しました。
怒りは収まった彼女
「本当にそんな事言われてなんとも思わないなんてあなた度量があるわね。普通怒ると思うけど。私本当に日本人に生まれなくて良かったわ。誰も褒めてくれない人生なんてあり得ない!!」
怒りの沸点低めな私が度量あるなんて言われるの、この時くらいじゃないかなぁ。
でもアイリッシュの女の子たちは一度日本の正直社会で修行した方が勘違い人生送らんで済むよ、マジで。(あ、またディスりが始まった)
ネガティブなことは言わなければいいのです。
とはいえ、日本人がつい言ってしまう「太った?」って日本人特有っぽいというのはTwitter見てても感じるのです。
特にTwitter村の在米日本人がこの件をよく呟いている。
アメリカでは見た目のネガティブな事や、太った、とは言われないのに、日本に帰国し家族や友達に連日のように「太った?」や「老けた」などと言われ、ゲンナリする。アメリカ人と日本人の違いを実感する、と。
外見のネガティブな事を言う日本人はリテラシー低い、みたいな事をよく怒ってますね。
これは私自身も感じます。
私自身現時点で私史上最高に肥えているため、日本に帰国したくありません。だってきっと会う人会う人に「太った?」って言われるのは明らか。
今や私もすっかり褒める文化というぬるま湯に慣れきってしまい、打たれ弱くなってしまったのです。
日本人は悪気なくカジュアルに言ってる事が、マナー違反になる。
どこかで聞いたか読んだのですが、トラブルの元はたいてい余計なことを言うから、だと。
無口な人はトラブルにもならないし人に嫌悪感を抱かせない、と。
確かにそうだなぁ…。
口は災いの元、ってやつですね。
私自身、結構災い招いているので本当に気をつけないと。
自戒を込めつつ、欧米人と接する機会がある方、どうぞお気をつけてくださいませ。
注:とはいえ、アイルランド人は表ではお世辞を言いますが、影ではボロカスにけなしてます。アイリッシュの褒め言葉ほどあてにならない物はない.(と、シメもディスり。フォローする気ないんか)