ハングルへの旅
안녕하세요(アンニョンハセヨ)、ニホンコンです
今日は韓国へと飛びたいと思います
事の始まりは年末、ずっとずっと気になっていた、でも一旦手を付けたら
この果てしない語学の沼に引きずり降ろされるー!とおっかなびっくり
だった新しい言語、韓国語。(詳細は12月のニホンコンをどぞ)
さてさて、新しい言語は「ただただ、面白い」
どのくらい面白いか、というと、音読をする私の様子を、家族全員が
ウザがっているくらい。
たぶん、私の楽しいが膨張し、破裂し「ドヤ!」になっているんだと。
ちょっとスゴイだろう自慢がダダ漏れているんだろうと思われる。
「いや、音読するならいいけど、もう少し小さい声でしてくんない?」
と言う家族に歯向かうワタシ。中国語で覚えた謎の
「勢いで突っ込んだ方が伝わるに違いない!」が抜けていない。
これはズルではない、近道と呼ぶ
韓国語の覚え方は、オリジナルで近道をさぐる日々。
ハングル文字は知らなかったら暗号でしかないし、韓国語
サウンドは聞き流していたら呪文になる。
ゆめゆめ丸暗記しようなんておもっちゃあいけない。
もう、中国語と日本語の知識を駆使して覚えようと努力する。
よろしくは「付託」で記憶しておくと、부탁(プッタ)が出やすい。
(日本語はふたく、中国語だとfùtuōなので遠からず)
お手洗いは中国語の「化妆室(huà zhuāng shì)」を知っていれば、
화장실(ファジャンシル)はイコールみたいなもんだ。
ハングルも書いたり読んだりしているうちに、その合理性に感動すら
覚える。只今絶賛暗号解読中。
もう、46歳の手習い、もはや最短距離を見つけるので必死のパッチ。
良本に出会う
茨木のりこさんの「ハングルへの旅」。韓国語を始めるときに、センセイである
こいけはなえさんから教えてもらいました。1989年に書かれた本ですが、何十年たった
今でもハングルを学習しようとする人、また、私のように、まーまーいい年こいてから
学習しようとする人には刺激になる。
何でも、著者が韓国語を始めたのは50から。ネットもメールもない時代、今よりも
学習環境が整わなかったであろう時代に、本当に努力されたのがよく分かります。
それと比較したら、今の時代の学習なんて豊かすぎることこの上ない。
マッハで出来るようにならなかったら茨木さんに申し訳ない!と思うほど。
韓国語いーなー♡と思われる方、これから読み始めてもいいくらい。ちなみに私は、
あまりにも素晴らしすぎるため、読み終わるのが勿体なくてチビチビ進めています。
それでも自分に課しているのは
韓国語を勉強しながら、やってることがあります。
それは「テキストに何が書いてあるかを覚えること」です。
覚え方は2パターンあって、単語やフレーズを書きながら覚えるのが1つ。
もう一つは「あのページの右下」と写真を撮るように配置を覚えておくこと。
後者は、どこに何が書かれているかを記憶しておくことで、忘れても
「どこだっけー?」ペラペラとテキスト内をさまようことがないのです。
若い頃より記憶力が落ちている現状を、いかにフォローするかも必死。
同じように、センセイが「今覚えなくていいけど」と余談がてら話したことも
覚えておくことで、ソレが出てきた時に「ああ、あの時言ってたやつね」と
定着のワープができるという。
進歩もとどまるも退歩するも、全ては己の記憶力のみぞ頼りになる。
日本に居ながらの語学学習は、ガッツリ座学なくして上達は厳しいかと。
CD聞いてたら不思議と話せるようになった!なんて家出のドリッピーみたいな
話は、100%ナイと思ってます。
頑張れ私の頭の体操。
語学学習は、ひとりよりふたり
中国語もそうですが、韓国語は今や教材も豊富にあるので、独学で学習をしている
方もたくさんいるようです。
が、私は先生につくのがいいと、やっぱり思います。先生に教わると、教科書の
どこが必須で、どこがテキトーでいいかの緩急が分かることが大きい。全部気合い
入れてたら息切れる!
そして、何よりも、その国の言葉をマスターした人は、その国のことが大好きな人。
自分の語学学習と、センセイを通じて、韓国のことをより面白く思え、興味が
膨らむのです。
語学を学ぶことは、大人になってからのほうが楽しい。それは誰かにやりなさいと
言われたことでもなければ、テストで優劣をつけられることもない。
ただただ、自分のペースで続けることができ、誰の目も気にせず
「辞めなきゃダイジョブダ~」と志村けん風楽しんでいくつもりです。
もうひとつの美しい言語、韓国語が体の中を駆け巡って口からダダ洩れる日が
早く来ることを信じて進むのみ。
1月22日 ニホンコン