新しいことをやるのは楽しい的な話。スノボとバードウォッチング、そしてキャンプ場について

新しいことを始めるのはやっぱり面白い。

すでに年が明けて久しいですが、思いきって新年らしい書き出しから入ってみました。
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
年末年始といっても、自営業だとそれほど影響なく、いつも通りの生活をしがちです。帰省していたこともあり、たまには正月らしく過ごそうということで、今年は元日にスノーボードへ。スキーをこよなく愛する父の影響により、正月はスキー場から始まります。

15年も経つと初心者になる

スキーも面白いのですが、今回は15年ぶりくらいにスノーボードに乗りました。思った以上に全然滑れなくなっていて愕然。初心者に戻っていたので、ゼロから始めて上達していく楽しさを味わいました。

リフトから降りる時に、あれっ、どう降りてたっけ?と内心で焦ってみたり。10代のころ滑れもしないのにリフトに乗って慌てていた記憶がフラッシュバック。無事に降りられるだろうかとドキドキしつつも、無事に軟着陸できて、心の中ではガッツポーズでした。

その後も、こけて雪まみれになり、アイスバーンにはじかれて曲がりきれずに加速してしまい、奇声を挙げながら滑走します。しまいには、パウダースノーの中でこけて、立ち上がるのに苦労というのも、初心者のお約束でした。

何本か滑ると、感覚を取り戻したのですが、気持ち的には、初めて滑った時と同様でした。新鮮な経験ができて大満足。楽しい思い出と筋肉痛がお土産なのも、昔と変わりませんでした。

それなりに滑っている風な1枚

田んぼに出現した白いキャベツ

もうひとつ、今までやってこなかったこともやってみました。なんちゃってバードウォッチングです。
石川県に白鳥がやってくる時期なのを思い出し、新聞記者をしていた頃に撮影で行った潟湖へ。初飛来する白鳥を撮ってくるだけの取材です。気楽に思えますが、他紙よりも先に掲載できないと大目玉をくらうため、実はけっこう必死。そんな懐かしき思い出に彩られているのが、能登にある「邑知潟(おうちがた)」です。

潟湖といいつつ、干拓地が多くて田んぼだらけ。白鳥がいそうな田んぼを探してうろうろします。なかなか見つからないなと思っていたところに、あ、いた!白い群れを発見。勘が当たると嬉しいものです。

いいえ、白いキャベツではありません。白鳥です

田んぼには白い塊が点々としています。おぉ、まるまっている白鳥が、白いキャベツのよう。収穫寸前の大きさ。なかなか異質な光景です。近づきすぎると逃げられるので、遠巻きに見守ります。

白鳥たちは田んぼの土をくちばしでホジホジ。延々と泥をすくっては食べます。食べ終わると、首を上手に丸めて、またキャベツになります。白鳥の優雅なイメージとは違って、なんだか庶民的でした。

普段、山を走っているときにも、鳥はあちこちにいます。でも、あまり興味がないせいか、観察しようとはなりませんし、じっとしているよりも走っている方が楽しくて、バードウォッチングは食わず嫌いでした。生態を知ることも面白いですし、探しているときも、鳥の動きを考えて動くというのは、なんだか狩りをしているようでイメージとは違う楽しさがありました。

近づいたせいで移動する白鳥。そわそわさせてすみません

キャンプ場づいている今日この頃

やったことのないことにチャレンジするのは、それ自体が楽しいものです。新年の抱負っぽい流れから、今年はキャンプ場に関連したことを2つ始めます。

ひとつは、福岡の自宅から山をはさんで裏側の斜面にあるキャンプ場「バルンバルンの森」に関して。物語の世界から飛び出してきたかのようなキャンプ場です。汗まみれ、泥まみれで走る男とはほど遠い世界観ですが、気持ちよく過ごせる場所でとても好きです。心地よい時間が流れる施設なのは、運営しているご夫婦が魅力的だということもあります。

雰囲気抜群のバルンバルンの森にて。息のあったご夫婦が運営しています

やりたいことは、しんどくても楽しみながらやる。シンプルな運営方針を20年間貫いているところがステキなご夫婦。のんびり、ゆるゆるした雰囲気の2人は、お会いするたびに元気をもらえます。

そんなご夫婦から「ちょっと手伝って」と誘われ、老朽化したツリーハウスを建て替える計画に加わることに。もともとは自分たちの資金でやることも考えていたそうですが、スタッフからのクラウドファンディングで資金を集めてみては?という提案を受け、チャレンジすることにしたのでした。

やると決めたものの、どんな仕組みなのかは知らないとのこと。以前、やったことのある僕が一緒にいろいろ考えては、「そうなの、知らなかった。大変!」となりつつも、笑い声の絶えない打ち合わせを繰り広げています。

よくわからないから拒絶するのではなく、やってみる、そして楽しむという姿勢は常に見習いたいものです。
プロジェクトが近いうちに始まるので、ご覧ください!

そして、もうひとつのキャンプ場は、地元・石川県の白山麓が舞台です。
使われなくなったスキー場のゲレンデの一角にキャンプサイトをつくるという計画に関わります。
情報発信であったり、イベントの企画運営などを受け持ちます。一定期間は近くに住まないと、できないことが多そうなので、九州と石川を行き来するのか、二拠点な暮らしになるのか。いろんなやり方がありそうです。今のところの居住計画は白鳥のように真っ白です。

いずれにしても、面白そうなので体当たりでやってみる精神です。とりあえずは、水面下で足を動かす水鳥のように、いろいろトライしてみます。ふたつのキャンプ場がどうなるか、今後が楽しみです。

愛犬と父。一緒に昼寝です。今回もおつかれ山でした

わかおかの山日記

(隔週水曜日更新)
山を走ったり、歩いたりするのが好きです。よく忘れ物をします。そんな日々を記すライターでランナーです。

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