#1 大分ツアーは、のんびりとはじまる。

こんにちわ。はじめまして。
これから「610ツアーズ」というタイトルで駄文をつらつらと書いていきます、ムトーと申します。よろしくお願いします。

豊後大野市(ぶんごおおのし)の川とカフェ。後日紹介します。多分。

一応、自己紹介というか経緯を。

初回ということで、唐突に本編に入るのもなんだか生意気な気もするので、簡単な自己紹介と、お前はなんでそんなことをやってんのか、いやその前にそもそもどんなことやってんのか、という部分について説明をさせていただきます。

僕、ムトーは九州の大分県で暮らしています。
大学で上京し、広告の世界に入ろうと挑戦するもあえなく失敗し、親に呼び戻され再び大分県民に。僕は自分自身でこれを「都落ち」と呼んでいて、大分の実家に戻ってしばらくはふてくされて無気力な毎日を過ごしていたんです。
もう、15年以上前の話ですが、真っ暗な大分生活を送っていたある日、1件のメールが届いたんです。知らない男から。(よく開封したな)

「ムトー君、はじめまして。君は大分でふてくされて引き籠もってるみたいだね。そんなつまらない日々を送るくらいなら、外に出てみんなが知らない大分を僕たちに紹介しろよ。この馬鹿野郎が!ったくよ!」
って。

あ、うそ。もうちょっと、いやかなりこれよりも優しい文面でした。優しいけれど、僕にはとても強烈な文章で、何度も何度もそのメールを読み返したことを鮮明に覚えています。
その男たちがやっているホームページのリレーブログに隔週で大分県を紹介する記事を投稿してみないか、というお誘いでした。
元々、文章を書くことは嫌いじゃないし、飲食店や雑貨屋を巡ることだって好きだったし。

「これはやらないといけないやつだ」

と感じたんです。とても強く。

学生時代に通っていたコピーライター養成学校で知り合った友人が僕を心配して、「ムトーをなんとかしてやってくれまいか」と、その男に僕のことを紹介してくれたようなのです。どうやら。

とりあえず、外に出てみよう。

何も知らない。

親の買ったばかりのデジカメを借り(二度と親の手に戻ることはなかった)、取得したばかりの運転免許と一緒に車で各地を巡ったのです。嫌で仕方なかった地元、大分県を。あちこち。

高校卒業まで実家で暮らして、その後、県外で暮らす人って多いと思うんですが、その場合、地元のことってほとんど知らないまま大人になるんですよね。 それに気づく。

「大分県のこと、ほぼ知らない。。」 

って。

そのブログに記事を投稿するためにカメラを持って、いろんな場所に行って、いろんな人に会う。いろんなお店に入って、いろんなものを食べる。ひとりで。当時、まだみんながみんなSNSに投稿、みたいな時代じゃなかったし。超気持ち悪いヤツだったと思います。うん、気持ちわる。僕だったら話しかけない。

人の目も見れないし、知らない人と話すことなんて苦手だったけれど、そのブログを書くことや、そのホームページのメンバーであることがなんとなく幸せで、唯一の生き甲斐だったので、自分を奮い立たせる感じでいろんな人に会いに行ったんです。思い返せば。

新しい喜び、のようなもの

ある日、東京からそのコピーライター学校時代の友人が大分に遊びに来ることになり、僕は大分県中を案内したんです。
最終日、その友人を空港まで送りました。空港の保安検査場に向かうその人に、「お土産屋さんこっちだよ」と言いました。すると友人は首を横に振り

「お土産はいらないよ。楽しかったから。」

って言って保安検査の列に並んだんです。

「え、、なにこれ、、、。」

こんなに嬉しいことがあるんだろうか、っていうくらい嬉しくて。その人が乗った東京行きの飛行機を見送った後も、空港駐車場の車の中でしばらくぼーっとして。その友人の言葉を頭の中で反芻しました。

で、気づきます。

大分のこと、大分(あ、これはダイブね)好きになってんじゃん。

それに、大分のこと、人に教えたい。

そして、人を案内するの、すごく楽しい。

それからというもの、僕は県外から大分にやって来る友人や知人を喜んで全力で案内するようになります。全力の趣味。

ムトーツアーズの手旗。これを持って照れながらのご案内になります。

ムトーツアーズ をご贔屓に

ある時期から、僕のアテンドする旅を「ムトーツアーズ」という名前で友人たちが呼んでくれるようになりました。
依頼されて、まち歩きツアーをしたり、イベントで勝手に出張観光案内所を開いたり。雑誌取材のアテンドをしたり。

きちっとした人間じゃないので、きちっとした旅は作れない。用意できるのは、のんびりした旅だけです。目的地と目的地の間(移動時間)も楽しくしたい、というのがモットー。大分の旅が、じんわりと、より楽しくなるお手伝いができれば、と。

あの時のあのメールを開封しなかったら、ずっとふてくされたままだったかも、とか時々思うんです。

大分県のいいところも知ることなく、人に知ってもらう喜びも知ることなく過ごしていたかも。

先述の15年くらい前に参加していたリレーブログのようなものは、2007年に一旦終了しました。それから13年経って、復活。それが、これです。「またやらないか。この馬鹿野郎が!」とお誘いを受けたので、再び参加させてもらいました。

ということで、
新型コロナが落ち着いたら、大分県にどんどん旅行に来てもらいたいので。次回からここで大分県のこと紹介していきますね。

いつか、大分旅行のガイドブックとして活用してもらえるようになるといいな。

ムトーツアーズをご贔屓にー。 

妄想旅行社ムトーツアーズ 代表 ムトー