GBH作りのススメ。
おはこんばちは。飯塚です。
師走。
アイルランドも12月は忙しい。
ただ、年末だからではなく、こちらはクリスマス一本勝負です。
アイルランドにおけるクリスマスは日本のお正月。
クリスマスカードを送り、日頃お世話になった人にはこの機会にプレゼンントも。クリスマス当日は親戚一同集まりクリスマスディナーをいただく。
12月は消費月。
クリスマスショッピングをするんですよ。
特に子供がいたり家族で集まる人には頭を抱える一大イベント。
子供達はソワソワ。親からのプレゼント、サンタクロースも来る。おじいちゃん、おばあちゃん、叔父さんおばさんからプレゼントをどっさり貰えるクリスマス。
我が家は夫には妹一人だけとアイリッシュにしては家族が多くないので、プレゼントをさほど買わずに済みますが、隣近所には子供達もお世話になっているし、ちょっといいワインやチョコレートの詰め合わせなどはプレゼントするようにしています。
だいたい直前に、あ!あの人にも何かあげないとマズい!と気付いたり、逆に何か頂いてしまいお返しがない!となると気まずいのでワインやチョコレートを余分に買い置きしておくのが得策です。
こういうの、アイルランドに来て始めの頃は全然出来なかったですけど、やっぱり慣れですね。
アイルランドのクリスマスに関しては昨年、2週にかけて書きました。
なので、今年は我が家が近年ハマっているクリスマス恒例行事を。
2年前からの我が家のイベント
ジンジャーブレッドハウス(以下GBHとします)作り。
息子1号が5歳の、2年前から始めたクリスマスイブの催し。
息子1号、誰にでも我が家で起きたニュースを伝えたいタイプのおしゃべり男児。
そんな5歳児に私はある試練を与えてみました。
サプライズでGBHを作ってクリスマスの日に、親戚に見せよう!
クリスマスの25日は毎年、我が家からクルマで5分の、義理の両親の家で食事をします。
その時にGBHを持って行こう。
だけど、いつもみたいに、事前に作る事は言わないで秘密にしよう。
何でも真っ先に言いたい盛りの5歳児が、このサプライズを一ヵ月我慢できるか、試したかったのです。
5歳児は初めは喜びながらも悩みました。
GBH作り!お菓子をたくさんつけて大きい美味しそうなの作るの楽しそう!
グラニーやグランパに教えたい!
でも、サプライズにして、当日皆の驚いた様子を見た方が楽しそうだなぁ。
クリスマス前になると、ムズムズと伝えたい気持ちを堪えながら、
「クリスマスの日にはぼくたちはある事をするんだ!」
と、匂わせ発言で周りをヤキモキさせつつ、なんとか当日まで秘密を守る、という任務を遂行したのでした。
やっとGBH を作るその日、クリスマスイブになりました。
通常、GBH はクリスマスよりずいぶん前に作り、しばらく飾り、食べずに破棄するらしいですが、我が家は違います。
生地は23日に混ぜて一晩寝かせ、24日にクッキー生地を焼き、組み立て、飾りつけまでします。
それを25日に持って行き、お披露目してクリスマスディナーを食べたら派手に破壊してそのまま食べる。
実質1日だけの超短命なGBH 。
ちなみに私がやるのは材料買い付けと生地を測って混ぜるまで。
あとは基本的に夫主導で男児達が飾り付けをします。
昨今はGBH のキットなどもスーパーにありますが、我が家は一応自分流に作るようにしています。
型紙を作り、それに合わせてクッキー生地を焼き、冷めたらアイシングシュガーで型をくっつけて、あとはキャンディやらチョコレートをつける。
クリスマス前になるとネット上に、クリスマス料理特集が氾濫しますが、GBH の裏技なんかもだいたいネットから拝借します。
クッキーの甘くて香ばしい匂い、テーブルにカラフルに並ぶチョコレートやジェリービーンズ、キャンディー。
子供達のテンションが上がらない訳がない。
こんなに手間暇かけて作ったGBH 、壊すのもったいない、と大人は思いますが、子供は意外と思い切り破壊します。
普段ならやっちゃいけないような事を出来るのが楽しいんだろうな。
さて、クリスマスが近づき、我が家はまたこの話題で持ちきりです。
いつか、かなり手慣れてきたらお城や大聖堂みたいな大作も作るぞ、なんて話しています。