中華圏男子
ニーハオ、ニホンコンです。
なんか、いつ自由に往来ができるんだか皆目見当がつかなくなってきた現在。
きっと仕事や学校の関係で不便している人が多い筈。
私はいいんです。これからの子どもたちが、たくさんの世界を見れる、知れる、
肌で感じられるようになりますよーに、だ。
若者が外に出られない現在、今日は私が見てきた中華圏男子の話でも。
留学をしてそのまま現地の方と結婚をした人も男女問わずいます。若い人は
「あ~あ~日本のどこかに~ワタシを待ってる~ヒトがいる~」と思わず、
世界にはたくさんのバチェラーがいると思ってください。
(ちなみに中華圏は3千万の男性が余るといわれています)
「料理できる」は標準装備
これすごい!って思うワタシ、超日本人(笑)。
中国の男性は老いも若きも全員料理ができる。逆に中国人の学生から驚かれました。
「え?日本人の男性、料理できないんですか?」と。
「いや、出来る人も昔に比べたらだいぶ増えました。が、少し前までは忙しすぎて
それどこじゃなかったのかも・・」と、その時の私、すごい言い訳してた(笑)
参考までに~と北京に住む年配のおじさまに聞いてみようとWechatに連絡してみた。
「えーと、おじさま、お料理できますか?」
10秒後に来た返信には「できますが何か?というか今料理中です」と。
すごいや!
ちなみに、得意料理を聞いたら「宫保鸡丁(鶏肉とカシューナッツの炒め物)、
汆丸子(肉団子スープ)、红烧带鱼(太刀魚の甘辛煮)」。
などがさらっと出てきた。「いやー、私好きなのばかり」というと
「有机会做来你吃」=機会があれば作るので食べに来なされ、と。
くぅぅ~!食べに行きたし。
ちなみに、中国の人が作る家庭料理は、普通に店レベルのおいしさです。
中華圏は、共働きが昔からフツーな社会で、作れる人が作る、何なら子ども
も作る、という家族全員がシェフ状態。そういう点で日本とは少し違います。
なので、できるのがいい、できないのがダメというワケではありません。
ただ、私の育った家庭は、父親は忙しく、ごくたま~にお好み焼きを焼く程度だったので、
たいそう衝撃的でありました。
ちょっと女性にかしづきすぎ
かしづく、なんて言葉、香港人男性を形容するとき以外で表現したことがないかも。
中国大陸ではここまでではなかった。
なんだか「女性強すぎやしないか社会」です。
誰かが言ってました。「イギリス統治下時代の、女王文化の名残では」と。
ウソか誠か分からないけど、ここにいると、女性は全員「まじお姫様」。
そして、先に言っておくと「慣れてない日本人女性、というか私まじ不快」です。
別に特定のボーイフレンドでもない、「ボーイ」の「フレンド」程度なのに
家の前まで送ってくれるわ、荷物は持ってくれるわと親切。
すんごい小さなカバン持ってても「持とうか?」と声掛けてくれる。
いや、断りますよ。「小指で持てるから!」と言って断る。
他には、重たい荷物持ってもらおうとついてきてもらった家具屋さんで
私の買う棚のお代払おうとする。違うでしょ?!これ自分のだって!!
もう、語り始めたらキリがない。
よく聞く誕生日プレゼントの話は泣ける。女性が勝手に欲しいカバンを
買って、彼氏にはそのカバンの代金貰うんだと。合理的だけど
それプレゼントっていうのかなあとモヤモヤモヤ・・。
もう、親切なんだか、召使いなんだか分からなくなる瞬間。
大和撫子(?)の私にとって、この文化がちょっと慣れず。
ちいさなカバン持たせて家具も買わせちゃうこともできず、でも男性を
こき使っちゃう強い香港人女性たちにモヤモヤしたりしながら、
ああ、ここで恋愛や結婚なんて到底無理だと思った記憶が。
ただ、不思議なもので、人は慣れる。
普段から散々ドア開けてもらったり、譲ってもらったりなどの
レディーファーストに慣れてしまうと、日本に帰ってきて困る。
コンビニとかで男性が先に入ってそのまま私が入ろうとしたらバーンと
ガラスの扉がぶつかってくる。
「え?ワタクシ入るんですけど?なぜ持っててくださらないワケ?!」と
女王になってる自分に気づく。
今はもう大丈夫。前に誰かが居ても「手ェ離すかも!自分から手ェ出して
ドア止めなきゃ」って日々思ってるんで。
中華圏男子、ちょうどいい塩梅のスイートでお料理が出来るならオススメです。
ま、私がおすすめする前に、中国国内では親たちがモーレツお嫁さん探しをしていると
思われるので、介入できる余地もなさそです(笑)。
11月末日。明日から師走ですって、ニホンコン