ハロウィン2021
おはこんばんちは。飯塚です。
ヨーロッパはまた日曜日から冬時間に変わりました。
アイルランドと日本との時差は夏は8時間だったのが、9時間になりました。
時間は10月最終日曜日の夜中の2時に変わります。
今回はたまたま、夜中まで起きてまして。携帯をいじっていたので、1:59のあと、1:00になる瞬間を初めて目撃しました。
パソコンやスマホはこんな感じで時間は自動で変わりますが、車やアナログな物は手動で変えなければなりません。
この時期いつも思うのですが、日照時間の短さに泣けてきます。
朝もやたら暗くて起きれないし、夜もすぐ暗くなるので家にいる時間が増えます。
祭りが復活した2021。
そんな時期だからこそ、ハロウィンは盛り上がる。
ハロウィンについては去年書きました。アイルランド発祥のお盆のようなイベントです。
去年はコロナでかなり状況が悪化していた時期で、trick or treatも国レベルで禁止、パブも閉まり、関連イベントも軒並み中止されていました。
今年は復活。
子供達はtrick or treatに胸を躍らせ、パブも営業していたので若者はまたパブに仮装して行っていたようです。
また、ニュースによると各地でイベントやパレードなど開催されていたようです。
(実はコロナの感染者数はまた増加してきて、三回目の接種も始まってる)
子供達が一年で一番好きな日。
子供達はハロウィン大好き。
今までは息子1号だけがやたら盛り上がっていたこのイベント。
今年は3歳の息子2号も、兄貴に釣られてソワソワワクワク。
ハロウィン休暇前の金曜日は学校や幼稚園も皆仮装して行き、パーティーをするので、さて何を着るか本格的に考えなければならず。
コスチュームはかつて息子1号が着た恐竜があったので、当然着てくれるかな、と思っていたのに、時期が近くなると、なぜか絶対着たくない!と言い張り、
「じゃあ、何になりたいの?」
と聞くと、
「パンプキン🎃!」
で、いつも買い出しに行くドイツ系のスーパーで売ってたんですよ。コスチュームが。
その中にかぼちゃのコスチュームもあったので、買って帰りました。
ちなみにこのスーパーでコスチューム買うとかなり安上がりに済みます。
種類にもよるけど、€10は越えない。
かぼちゃは確か€4くらいでした。
(ちなみに為替関係なく私の感覚は€1=100円換算です)
で、帰宅してかぼちゃを着せたら、これが超絶可愛くて仕方なかったので、思わず、
「かわいい〜!!」
と言いながら笑ってしまい、3歳児の逆鱗に触れてしまいました。
怖がらなければいけなかったのにバカな母ちゃん!
これで3歳児は不機嫌になり、
「もう、かぼちゃは着ない!」
えぇ〜!それ、買ってきたばかりなのに、その展開はマズイ!
この子、頑固で一度いい出すと聞かないタイプなので、ワタクシ完全にしくじりました。
帰宅した夫にこの話をしたら、夫も、
「それは、あんたが悪いわ!その反応はアカン!」
と非難され。そーだよ、私が悪いんだよ。くっそー、あのかぼちゃは使えないのか。
それでも、3歳児には一応、
「かぼちゃが良いってあなたが言ったから、もう着ないってなっても他は買わないからね!」
と言い聞かせたら、
「ウルフにする」
と去年、息子1号が着けてた狼のお面と服を着る事で落ち着きました。
息子1号は仮装したい物が二転三転。
最終的に
「ハッカーがいい。ハッカーマスク買ってきて。」
ハッカーマスクって何?
で、店をいくつか見て、マスクがいくつかあったので、とりあえず、ジェイソンマスクと、フェイスペイントのチューブと、飾りなどをかいました。
息子1号はジェイソンマスクを気に入り、それをつけて学校に行きました。
息子1号、あまりこだわりがなくて楽なタイプなんです。
休暇前の金曜日の朝、学校にはがっつりフェイスペイントをした子、アメコミ系やゾンビ系のコスチュームなど気合いが入った子がぞろぞろやって来ます。
同じ敷地内の学校と幼稚園。
3歳児は学校の大きい子供達の本気コスプレにすっかり目を奪われて朝から大興奮。
お友達も皆しっかりフェイスペイントしてるし、凄いな!ヤル気のない母ちゃんでゴメンよ。
来年はもっとちゃんとコスプレしようかな。なんて思わされる程でした。
学校ではお菓子も出されてDJ付きのダンスパーティーが催されたようです。
自慢の特大かぼちゃ、今年は育たず。
家は一応飾り付けを。
去年は特大かぼちゃを育てたのに、残念ながら今年は育たず。
お店で買いました。
かぼちゃは大きさによって値段が違いますが、高くはありません。
だいたい€5〜€3くらい。
この時期はどこのスーパーでも見かけます。
かぼちゃのジャックオランタンの切り方は、息子達がYouTubeで日々研究していて。
ナイフはさすがに危ないので、切りたい形に描いてもらい、私が切りました。
去年はハロウィンのお菓子とかも作りましたが、今年はなぜか何も作らなかった気まぐれ母。
まさか、あれがその時に起こるとは?!
ハロウィン当日、10月31日。
日が暮れる6時過ぎくらいからtrick or treat行こう、と話していたので、夕飯は早めに簡単にパスタで腹ごしらえ。
で、夕飯食べていたら、突然、
プツン!
真っ暗に。
停電です。
あー!またか!
前は全然なかったのに、なぜかここ一年やたら多い、停電。
発展途上国か、ここは⁈というほど頻発していて。
復旧まではたいてい数時間を要します。
真っ暗なので私の当初の予定フェイスペイントは中止。
近所の人達はtrick or treatに来るのを予想してくれてるし、とりあえず、もう行こう!と家を出ることにしたら、まさかの息子2号が、
「I don’t want to go!! 」行きたくない!
と、真っ暗な中歩くのを怖がり行かないと。
家の前にいつも点いてるオレンジ色の外灯がないのがとにかく不安を煽ったようなのです。
えー!だって子供達が一年中楽しみにしているイベントじゃないか!本当に行かないの?
「携帯の明かり付けたら大丈夫だよ、行こうよ?皆待ってくれてるよ、お菓子貰えるよ?ね。行こう?」
「いやだ!行かない!家にいる!」ちなみに息子2号は本当は英語を話しています。
結果、蝋燭の明かりの中で息子2号は夫と留守番。
ある意味スペシャルなハロウィンになりました。
私は息子1号と満3ヶ月の娘をベビーカーに乗せて、trick or treatに行く事に。
いつもお世話になるお隣さんに行くと、
「あれ?次男君は?」
事情を話すと、
「えー、あんないつも元気で物おじしない子でもこういうのが怖いのね。かわいそうに。はい、2人分たくさん持って行きなさい!」
「まー、娘ちゃん、ドレスにヘアバンド。魔女なの?かわいいわね、暗くてよく見えないのが残念ね。」
このやり取りがご近所の一軒一軒、計8軒でありました。
停電でTVも見られない中ではむしろ客人は歓迎されていたかもしれません。
真っ暗な中を歩くのを7歳児は興奮して喜び、
「暗くてハロウィンぽくて楽しい!今までのハロウィンで一番いいな!」
なんてはしゃいでる。
ご近所さんの中で一軒だけ数百m離れたお宅に行く道すがら、空を見上げる。
「今日は星も綺麗に見えるね。電気がないのもたまにはいいよね!」
などと話したりして。
アイルランド、田舎だと星は本当によく見えます。
約1時間でイベント終了、帰宅。
お留守番の息子2号と夫は蝋燭の中で本を読んでいたらしい。
息子2号は自分のお菓子バッグを受け取り大喜び。
毎度恒例の一番楽しい時間。
ぱんぱんに膨らんだお菓子のバッグの中身を床に広げる。
それぞれ、気にいるお菓子を取り替えたり。
今日はもう遅いから食べていいのは一つだけだよ。
あとは明日以降にね。
2人共、
「Today is the best day ever!! 」今日は最高の日だ!
へー、trick or treat行かなくてもいいんだね。子供によって色々違うんだな。
翌朝、早く起きた男児達は勝手にまたバッグからお菓子を食べていた模様。
ハロウィンの良さは、当日だけで終わらず、貰ったお菓子をその後数日かけて食べられる点も大きい。
私も子供達を通じてご近所さんとお話しできる貴重なイベントです。
さて、ハロウィンセットはまた屋根裏にしまわなければ。
また頻発する停電に備えて蝋燭を買い足さなければ。