裏原宿

あっという間に10月、nibuユージです!先日kaws(カウズ)展を観にいってきました。多くの日本国民はkaws=ユニクロだと思うんです、でも僕の中ではkaws=裏原宿なんです!そんなお話を今日はしていきますね。

裏原宿(うらはらじゅく)という言葉をどのくらいの方が知っているのでしょうか?
ウィキペディアによると
【東京都渋谷区神宮前からアパレル関連業者が集まる同区千駄ヶ谷に至る、原宿周辺界隈の服飾洋品店が集まっている一帯のなかで、特に表参道中心寄りの「原宿通り」や「渋谷川遊歩道(通称:キャットストリート)」の南北に伸びたエリア周辺を指す。】

そして、1990年代後半から2000年代前半に裏原宿から発信されたファッションを【裏原系】と呼ぶ。

僕はこの時代をど真ん中で通過しており、NIGO(牧瀬里穂の旦那様)が立ち上げたアパレルブランド『ベイシングエイプ』や『アンダーカバー』『グッドイナフ』を買う為にアルバイトでお金を貯め、裏原では伝説的なショップ『NOWHERE(ノーウェア)』に始発で足立区を飛び出し早朝から並んだりしていた。当時はスマホもアプリもSNSもないので(インターネットもまだまだ)オシャレなメンズをいっぱい見る事ができる『NOWHER』の行列に並ぶ事が大好きでした。(当時は雑誌か街中で見て学ぶことしかない)あっ年齢的には中学の終わりから高校生でしたからカツアゲや映画のチケットを無理やり買わされそうになったこともありました…いつも一人で行動してましたからね!

また、当時僕は見向きもしなかったが『NOWHERE』の近所にもう一つ行列ができる店がありました。
その名は『ゴローズ』(インディアンジュエリーのお店)。
現在キムタクやエグザイル、3代目JSBなど芸能人にファンが多いのでご存じの方も多いと思います

むむむむむ?ワァーイジャパニーズピーポー?
90年代後半~2000年代前半に発信された、すでに終わった【裏原系】をなぜ現在芸能人が愛用しているの???

どうやら今、『グッドイナフ』など当時の裏原系Tシャツ(もちろん古着)が高値で取引されていたり、ゴローズのアクセサリーなども含めどうやら再び裏原宿と呼ばれる終わったはずのカルチャーが再び注目されているようです。

そうそうそれでやっとこさ本題ですが、まさにkawsも似た感じで、当時僕の気に入ってた裏原系の一つに『HECTIC(ヘクティク)』というお店がありまして、そこはスケーターとかNYのグラフィティ(フューチュラ)とかそんな感じの店で。そこがいつの日かkawsをNYから見つけてきてTシャツとかグッズとか売ってました、kawsの作品やグッズを初めて見た時からすっごい可愛くて当時フィギュアとか何かと収集癖があったのでkawsグッズを爆買いした記憶があります。

それから時は経ち『裏原系』は死語と化し…僕の裏原で得た『衣類』『グッズ』は9割5分廃棄し…どうしても捨てれないkawsとHECTICとBOUNTY HUNTERのトリプルネームのフィギュアだけを所有しておりました。

さらにさらに時が経ち、もうかれこれ15年近くkawsという言葉も発せずに生活していたところ、2016年頃突如ユニクロとkawsがコラボをしているじゃないですか!!!

僕には10歳下の義弟がいましてkawsの事を聞くと『今人気でグッズも高値で取引されてるよ』とメルカリの画面を見せられた…すると画面の端っこの方に…あきらかにカンマの位置がおかしい金額と…僕が所有しているkawsフィギュアの画像が…

すぐさま記憶では捨ててないはずのお宝を探しだした!想像以上にモノが少なく(ほとんど捨てたから)すぐにお宝とご対面!しかし当時からkawsは絶対売れる!とか…いずれプレ値が付きそれまで大切に保管するぞ!とか…まったく思っていなかったのでお宝は少々汚れており…大事に大事に愛猫よりも妻よりも大事に洗い…今が旬だと察したので汚れを落とした後すぐさまオークションへ出品し無事当時の購入価格の約20倍ほどで売却。

箱なしで結構な使用感でしたが即売れました

でも…そこからkaws人気は更に上がりまして…今いくらなのかあまり見たくない金額になっています(笑)しかも爆買いした当時は色違いでもう一体購入してました(いじりすぎて足がもげたので捨てました、それでも高値で売れたそうです…)

ちなみに裏原と呼ばれるカルチャーの最重要人物といえば【藤原ヒロシ】!いつか藤原ヒロシについて書こうっと。

nibuの2.5部

(連載終了ー隔週月曜日更新)
東京西新井で、「nibu」というバルをやっています。薄さにこだわった生ハムをはじめ、美味しいご飯とお酒を。夫と妻と猫の日常をお届けします。

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