本当にあった昭和い(しょわい)話

こんにちわー。ムトーです。

またちょっと出かけられない感じの状況になってしまったので(いつもどおり)くだらない話を。

ちょっと前に、知人から「飲みに行こう」と誘われて、行ったんですね。
久しぶりに飲みに出たけど、このご時世なので、飲食店の滞在時間も短くしないといけない。
一次会で解散。
「あー、ほんとはもう1軒くらい行きたいけどね。」と、知人。
「そうですね。また落ち着いたら。」と僕。

僕、一次会だけでいいっす。すぐに終わらせて帰りたいわけではなくて、美味しい1軒目にずっと居たい。移動せずに。お店側が許してくれるなら何時間も同じお店にいたい。

だからどうしたんだっけ。あ、どうもしないのか。

あー、飲みに行きたい。

昭和おじさん

「あのー、すみません。。」

先日、見た目の印象で小学3、4年生くらいの女の子に声をかけられた。不安そうな表情で、今にも泣き出しそう。

「どしたの?」と僕。
「あの、公衆電話の使い方を教えてくれませんか。」と彼女。彼女がそう言いながら振り返った先には緑色の公衆電話。
僕は「いいよ。行こうか。」と彼女と一緒にその公衆電話に。
彼女の妹と思われる女の子がそこに立っていて、同じく不安そうな顔をしていた。

僕自身、何年ぶりなんだろう、公衆電話の前に立ったのは。

緑の公衆電話が載っている台に、10円玉が5枚積み上げられていた。彼女たちのものだ。

「そっか。わからんよね。使い方。」

夏休みに、姉妹で図書館に来て、終わったらお婆ちゃんに電話をかけて迎えに来てもらうことになっていたらしく、彼女の手にはお婆ちゃんの携帯番号が書いた手帳。

「どうやってかけてダメだったの?」と聞くと、彼女が試してみたかけ方を再現してくれた。

受話器を取らずに10円玉を投入していたようだ。

「ああ、そっか。じゃあ、受話器を手に取って10円を入れて。あー、30円くらい一気に入れていいよ。必要な分だけお金が使われて、余った分の10円玉は戻ってくるからちょっと多めに入れておいて。」

そう説明しながら、目頭が熱くなっていた。
(なちー、、、、、、。ノスタルジーで泣きそう。)

いつの間にか、姉妹の友人の女子も4人やってきて、公衆電話を囲んでいる。小学生6人、おっさん1人の計7人で公衆電話を囲んでいる状態。

「あ、かかった!」

受話器を耳に当てた女の子が叫んだ。

「おおおー!!!」

まわりの女の子たちがどよめく。

お婆ちゃんに連絡ができたようで、彼女は僕に目で「置いていいですか?」と確認し、受話器を置いた。

「チャリンチャリン」という音と同時に20円が戻ってきた。

他の女の子たちが公衆電話を代わる代わる触っている。受話器を上げて耳に当ててみたり。

目が輝いている。

なんだか、昭和おじさんの心に火がついた。

「ここに赤いボタンあるでしょ。もし、お金持ってなくても、ここ押したら110番とか119番にかけられるからね。」

と言うと「マジ!?」「すご!」と昭和の機能に感嘆の声が上がった。

あれ、この光景、、、、。僕、昭和の生活を展示した博物館のガイドさんみたいだな。。

「テレホンカードっていうのがあってね、女の子に電話する時さ、、」

とか言いたくなるのをぐっと抑えた43の夏。でした。

妄想旅行社 ムトーツアーズ 代表 ムトー

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(隔週月曜日更新)
大分県に住んでいます。大分に遊びや仕事に来た人を案内することにヨロコビを覚える男です。