アイリッシュ的夏休みの過ごし方。
おはこんばんちわ。飯塚です。
気がつけば夏至が過ぎました。
夏至の日は日の出5:13、日の入り21:55。
去年もこの時期書きましたが、ヨーロッパ人が夏好きなのは気温はもちろんですが、日照時間が長いから。
春から夏は長い1日をより有効に過ごせます。
5月まではかなり寒かったのですが、6月に入った途端に気温も上がり、無事に冬服脱皮。
やっぱり多少夏らしくなってもらわないといかんですよ。
アイルランドの夏は湿度もないのでからりと暑くて私には過ごしやすいです。
日差しは容赦ないので日焼け対策は必須ですが。
ちなみにアイリッシュは20度超えると暑い、暑い、息ができない!とか文句を言い始めます。
暑くなると人々はビーチへ繰り出し、連日BBQ三昧。
スーパーのお肉もBBQ用の品揃えに変わってしまうくらいです。
夏の暑さが保証されないアイルランド。
今は暑いけど7月は毎日雨で寒い可能性も十分あり得る。
その強迫観念に駆られ、人々は生き急ぐように連日夏の遊びを必死にするんですよ、泣ける…。というより泣きたい。
陽気な気候とコロナのロックダウン解除が進み、人の動きが活発になってきているのを実感する今日この頃。
今月からは屋外飲食のみ営業可という条件付きでレストランやパブも営業再開したのです。
約半年ぶりに外食、お酒が飲めるようになって人々は明るさを取り戻しています。
エルダーフラワーの季節到来。
アイルランドの夏と言えば、エルダーフラワーコーディアル。
エルダーフラワーとレモン、砂糖でシロップを作るのが我が家の恒例。
今年も子供達と花摘みをし、作りました。
作り方は昨年のを。
出来上がったら、氷と炭酸水で割って飲むのです。
我が家は皆これが大好きなんですけど、実際我々以外に近所でこの花を摘む人を見かけたことがありません。
昨年、庭仕事で汗をかいていたお隣さん(生粋のアイリッシュ)に「エルダーフラワーコーディアル飲みます?」
とグラス一杯勧めたら、
「何これ!凄く美味しい!エルダーフラワー聞いた事あるけど初めて飲んだ。どこに花があるの?」
とか言われて仰天しました。この木、田舎道のあちこちにあるのに!
ま、実際インスタでもエルダーフラワーコーディアル作ってるの、日本人ばっかりなんですよね。
あまりアイリッシュは作らないのかな、興味がないのか、不思議です。
アイルランドの夏休みは長すぎる(親は迷惑)。
6月頭には日本の中学校、高校にあたるセカンダリースクールは夏休みに入り、日本の小学校にあたるエレメンタリースクールは今週いっぱいで学校終了。
8月31日の始業式まで2ヶ月強の長い夏休みに入ります。
年度変わりなので宿題はありません。
というか、アイリッシュに日本の夏休みは宿題がある、と言ったら、
「うわー悲惨すぎる!日本人に生まれなくて良かった!」
と言われました。
残念ながら今年も昨年同様に我々は日本には帰れません。
周りの人も海外に行く人の話はほとんど聞きません。
通常だと、こちらの人達は航空券が安いスペインや、家族連れだと車ごとフェリーでフランスに行くのが多いのです。
国内移動主流な今年、噂によるとプール付きのホテルなどは値段もかなり強気の設定にも関わらず満室だとか。
ただ、私の家の近所には車で5分ほどでビーチがいくつもあるという環境のため、特に私のような幼い子持ちの家族はわざわざ遠方に行かなくても近所で遊べば充分だし、という人も多い。
我が家も長時間ドライブ大嫌いな息子1号がいるので、国内ホテルなど検索すらしていません。
個人的にはたまにはホテルに宿泊して外食したいんだけどなぁ。
あぁ、ホテルの朝ごはんが食べたい。
長すぎる夏休み、summer camp頼りです!
長い夏休み、アイルランドではsummer campという子供向けの習い事教室があちこちで催されます。
だいたい月曜から金曜の5日間、昼間の時間に学校代わりに通うのです。
スポーツ系、アートクラフト系、ワイルドライフ系、コンピュータ系、レゴなど、子供が興味のある分野で探して申し込みします。
人気があるsummer campは申し込み開始して数時間で売り切れることも。
うちもワイルドライフ系に申し込みしたかったですけど、間に合わず、というかそういうのがあるのも知らなかった。
親の情報収集力がモノを言うんですよ、うかうかしていられない。
とはいえ、早速来週から平日は近所のビーチで水難事故防止の水泳教室に息子2人が申し込み。
再来週は息子1号のみ、歌とダンスをするクラスに。
この他に来月末まで毎週土曜日にサッカーの試合もあり。
ボートを出して釣りにも行かねばならないし。
週末は近所の友人達とキャンプをしよう、バーベキューしよう、という話もたいてい当日か前日に決まったりするので忙しくなりそうな予感。
どうか、しばらく晴れが続きますように!