coffee

nibuゆうじです!

前回の投稿で自分と店の10年間を振り返ってみましたが
その中に出てこなかったcoffeeについて本日は書きたいと思います。

今一番夢中になっているは間違いなくcoffee。

コンビニやインスタントコーヒーではなく本格的なcoffeeとの出会いは2013年。
料理通信主催のセミナー「小さくて強い店は、どう作る?」にて。

その日の講師は
<レストラン部門/サービス部門>
サローネグループ・統括マネージャー 藤巻一臣 氏

<ワインバー部門/店主部門>
「アヒルストア」店主 齊藤輝彦 氏

<コーヒースタンド部門/技術職部門>
「アマメリアエスプレッソ」石井利明 氏

といった顔ぶれでした。
お目当ては『バルやワインバー、レストラン』の最新の情報収集でしたが
その日僕の心に刺さったのはワインやバル、レストラン情報ではなく
coffee部門での『シングルオリジン』という、はじめましての言葉。
※シングルオリジンとは…生産国という大きなカテゴリーではなく、農場や生産者、品種や精製方法などの単位で一銘柄としたコーヒーのこと

プライベートで一番のお気に入りBEANS、LEAVES COFFEE/蔵前 ETHIOPIA WORKA SAKARO

その日を境にアマメリアエスプレッソからスタートし様々な『シングルオリジン』を知る毎日がスタートしました。
何も知らない割にはスタート地点がかなり上級者向けというのはワインの時もそうだったが、僕の特技なのか…上を知ってから徐々に下山していきながらその都度下には下の美しい景色があるということを知るスタイル。

いつものことながらシングルオリジンcoffeeに対して、大きな熱量を放ち日々成長していく中で様々な気づきもありました。
まず一番の重要な気づきは『僕自身とcoffeeの相性が悪い』ということ。
どうやらcoffeeを飲むと動悸、若干の震え、胃が痛い、そして口内炎ができる、など…coffeeが原因であろう体の不調に気づいたのです。

2013年の時点で年齢の割にはそれなりの酒豪でしたので、お酒も飲みすぎれば気持ち悪くなる事もありますから。
coffeeのその症状が出ても気合いで乗り越えて歩みを止めず突き進む日々。

すると次の大きな気づきと出会います。
それは焙煎によって僕の不調が異なるという事です。焙煎が弱い浅煎りcoffeeを飲むと辛くないんです!

熊本・天草の陶芸家 余宮隆さんのマグで1日3回の珈琲が日課

そこから浅煎りの旅が始まる訳です。
この浅煎りについてはまたいつかじっくりと書かせていただきたいと思っております。
今日は浅煎りの気づきから時はビュ~~~~~~ンと経ち。
2020年代へ一気にとびます。

2021年2月
新型コロナウィルスの影響で飲食店は今までの当たり前であった営業スタイルが行えない事態に。

nibuはもともと生ハムのテイクアウトやワインの小売り(酒販免許を持っているので)を行っておりましたので他店と比べるとコロナ後の「新しい生活様式」への対応は割とスムーズだったと記憶しております。

しかし、生ハムやワインは『ハレ』の日要素が強い商材ですので平日の注文となると少なく…
もう少し『ケ』、日常に必要なテイクアウトを行いたいと思い、以前から仕事と同じくらいこだわりを持って接していた『coffee』テイクアウトを始めたんです。

つづく

左からwilfa、HARIO&KINTO、BALMUDA

nibuの2.5部

(連載終了ー隔週月曜日更新)
東京西新井で、「nibu」というバルをやっています。薄さにこだわった生ハムをはじめ、美味しいご飯とお酒を。夫と妻と猫の日常をお届けします。

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