Happy Easter!
おはこんばんちわ。飯塚です。
4月4日はイースターでした。
それに伴い3月末から学校はイースターホリデー。今週末まで2週間休暇です。
とはいえ、相変わらずロックダウン中なので5㎞以上の遠出は禁止。
他人の家に訪問する事もできません。
幸いお天気に恵まれているので子供達は庭やビーチで遊んでいます。
イースターって何?
キリストの復活祭。
処刑されたイエス・キリストが3日後に復活したことを祝うお祭りです。
ゲルマン神話に出てくる春の女神エオストレ(Estore)の名前に由来しているとも言われている春の訪れを祝う日でもあります。
イースターの日は、その年によって日付が変動。キリストが復活した日にちなみ、日曜日という点だけは決まっています。
「春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日」がイースターです。
去年から来年はこんな感じ。結構バラツキありますよね。
・2020年…4月12日
・2021年…4月4日
・2022年…4月17日
3月にはイースターの飾りやチョコレートがどこの店にも陳列されます。
ハロウィーンやクリスマスのように、イースター当日を迎える前から飾り付けや準備をします。
飾りは卵やうさぎです。
イースターの時期になると卵をモチーフにした飾りや卵型のチョコレートをあちこちで見かけます。
「復活」のシンボルの卵。
卵から産まれる雛は生命誕生や命そのもの。
一度処刑された後に復活したイエス・キリストと重ねて考えられるようになり、イースターで卵が用いられるようになりました。
うさぎもイースターの飾りの一つ。
多産なうさぎは「繁栄と豊穣」の象徴ともされ、イースターに用いられるそうです。
うさぎがイースターエッグやお菓子を運んできてくれると言い伝えされています。
子供達にとってのイースター
キリスト教ではクリスマス以上に重要視されているイースターですが、子供達にとっては知ったこっちゃありません。
彼らにとっては
大量にチョコレートをもらえるイベント。
スーパーにこれでもか、と並ぶチョコレート。
休暇前にはなぜか学校からも支給され、我が家はご近所さんにもいただき、イースター当日は朝から庭でイースターチョコレートハンティング。
アイルランド、年中チョコレート食べすぎですよ。
日本だと子供が3歳になるまで砂糖の入ったお菓子を与えない、みたいな話を聞きますが、えっと、本当に、日本人の皆様そうなんでしょうか?
だとすると、やっぱり日本人は意識が相当高いです。
アイルランドではそこまで志の高い方はほぼお見かけしません。
というより、他人と交流する以上、それはほとんど不可能。
私も息子1号が生後4ヶ月から一年間は日本に住んだので、息子はその間はチョコレートを食べた事はなかったのです。
アイルランドに戻ってすぐ、夫の友人達と再会して子供達を遊ばせましたが、この時に甘〜いチョコレートブラウニーケーキを他の子達が食べ始めて。
お友達全員が美味しそうに頬張るチョコレートブラウニーを息子一人だけ食べさせない、という事は私は出来ず、渋々ながら約一歳半でチョコレートデビューをさせてしまいました。
アイルランドに住む日本人の友人はだいたい同じような思いを抱いていて、こんな不満を話したりします。
イースター代表の食べ物とは
イースターの代表的な料理はラム肉料理。ラムチョップなどはたいていどこのスーパーでも買えます。
あとこれはイギリス発祥ですが、スパイスやドライフルーツがたっぷり入った甘いパン、ホットクロスバンズ。
四角いパンの上に白い生地などで十字架に見立てた十字の模様がついています。
イースター直前の金曜日であるキリスト受難の日を、グッドフライデーと呼びます。
この日に焼かれたパンには、魔よけと幸運をもたらす力があるとされているそうで、ホットクロスバンズはグッドフライデーの朝食なのだそう。
イギリスに留学した際、イースター時期だった事もありこのパンに出会いました。
スパイスやドライフルーツ好きなわたしにはドンピシャで、イギリスで一番美味しいと思ったものは他でもない、このホットクロスバンズです。
しかし、両親がアイルランドに来た際にこれを勧めたら
「シナモンがキツすぎる」
と却下されました。
という訳でシナモン系、ドライフルーツ好きな人にはおすすめします。
イースターが過ぎても我が家にはまだ大量に残ったチョコレートが。
子ども達がハロウィンとイースターを好きなのはある意味納得です。