大地に生きる人達を想う。

おはこんばんちわ、飯塚です。

コロナの暴れ方が酷過ぎるアイルランド。
ヨーロッパは今どこも似たような状況かもしれません。

おそらく12月末から3月まで学校休校。

学校はクリスマス休暇以降、今月に続き来月も休校で毎日自宅学習を余儀なくされています。
学校再開は予想だと3月だそうで。
今は皆オンライン学習です。

まだ6歳の我が子は自宅学習はそれほど量もなく、だいたい1時間ちょっとやれば終わるくらいなのは救い。

それに弟や隣りの子供達とお互いの家の庭や家の前の芝生で遊べるので我が家はまだまだラッキーな方。

アパート住まいで友達と遊べない子は癇癪起こしたり親子共々ストレス発散できない、というのは容易に想像出来ます。

アイルランド政府は受験生はせめて週3回開校しましょう、障害がある子供達も学校でサポートをしましょう、と提案しましたが先生の組合に断固拒否され、国内でも議論が止みません。

この国は先生の組合がかなり発言権強く、ストライキなども起こしたりします。
もちろんその間は休校になります。

クリスマス時期からお店もスーパーやドラッグストア以外はほぼ閉店しており、人の家も訪問禁止、道路の検問もしている為に全国民が引きこもりを迫られています。

FBの過去写真に癒される日々。

寒いし日本にも帰りたいのに帰れないし、そんな時にFacebookのからの「過去のこの日」写真。
シェアはしませんが一人で見入ってしまいます。

最近は2012年から2013年の年明けアフリカのケニア、タンザニアとキリマンジャロ写真でした。

ホントにホントにホントにホントにライオンだぁー。だけが頭の中でBGMだった瞬間。
サファリのジープからこんな風に写真を撮ります。私ももっといいカメラ持っていけばよかったなぁ。
サファリのキャンプ場の水タンクから水を飲む野生の象。皆さんもっと近づいて記念写真撮ってたけど私はこれが限界。笑顔が引きつってる。
キリマンジャロの山頂標高5,895 mにて。登山して6日目の朝に見た景色。
朝焼けの山頂。
登頂は12月25日、クリスマスの朝。皆笑顔で「メリークリスマス!!」とハイタッチやハグをした。

旅が当たり前に出来た時代。

なんでもないようなことが幸せだったとおも〜う〜

このグループも歌い手さんもファンじゃないのに、コロナになったらこの歌詞ばっかり頭に浮かぶのは私だけ?
(なぜか歌ってしまう…。ニホンコンさん、かぶってごめんなさい)

全世界が引きこもりになり、旅行会社、アパレル、ホテルや外食産業は世界中で廃業を余儀なくされている昨今。

そんな中でサファリやキリマンジャロのガイド、シェフ、荷物運びのポーターさん達も仕事がなくなってしまったのではないか。
彼らの仕事は海外からの観光客頼りなので今の状況は厳しいはず。
ちゃんと食べていけているのだろうか、などと事ある毎に考えてしまいます。

サファリのキャンプ場のキッチンでシェフの皆さんがそれぞれのチームのご飯を作っています。食事はすごく美味しかったのに何故か写真が一枚もない。私のバカバカ!!
キリマンジャロの荷物運びのポーターさん達。私1人につき、3人のポーターがつく。一人大体20キロの荷物だそうで。忍者並みに軽快な足取りの強靭揃い。
キリマンジャロ登山で一緒に登ったチーム。ロシア人のハネムーンカップルと私の3人にこれだけの人達がサポートしてくれました。7日間が彼らのおかげで素晴らしい思い出に。

助けられるわけもない、届かない思い。

スピッツの大好きな曲の一節が妙に染み入ります。

ぼくはきっと旅に出る。
今はまだ難しいけど。

アフリカは動物も鳥も空も美しい。
いつか我が子達に見せたい景色ばかりです。

追記:昨日から始まった若岡さん、スケールが大きすぎて素晴らしい。
山の話がこれから楽しみです。
ちなみに私が登った山はキリマンジャロと南米チリのVolcan Villaricaだけでスケールも引き出しも全然ありませんことを一応お断りしておきます。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。