ラガー問題で我を問う。

おはこんばんちわ、飯塚です。

先日、サッポロビールのラガー、スペルミスで出荷を取りやめるというアナウンスから一転、そのまま出荷するというニュースがありましたね。

この話を夫に振ると、彼も英語のニュースでどこかで読んだらしく、いかにも日本らしい、とまた一笑されてしまいました。

夫は日本に一年間住んだ際、街や広告物に氾濫している間違いだらけの英語の話をよくしていたからです。

「日本は世界に誇る先進国で企業も資金があるはずなのに、なぜこんな単純ミスをするのか分からない。英語が苦手な民族ならネイティブチェックすれば良いだけ。極端な話、外国人捕まえて3000円でも5000円でも払って10分、チェックさせたらこんな恥かかなくて済むんじゃないの?」

と話しています。

間違えますよ、人間だもの。

私は日本にいた頃広告を作る仕事をしていました。
幾度も原稿の確認をしたにも関わらず間違えたまま印刷してしまった事、恥ずかしながら経験しています。

ただ、このラガーに関してはおそらくスペルミスなので、最終的にスペルを確認する、またはネイティブの人に見て貰えば防げたことなのではないかと思います。

何の単語かは忘れましたが私自身の仕事でも駅貼り広告の英単語、念のためにスペルチェックしたら間違えていた事が発覚し印刷直前だったので冷や汗かいた事がありますし。
広告業や制作物に関わった人ならば他人事とは思えないニュースではあります。

サッポロビールの場合は結果的に発売するみたいなので、逆に宣伝効果になってすぐ売り切れてしまいそうですけどね。
怪我の功名とでもいうのか。

日本人のLとR問題。

日本人感覚で発音してそのまま文字にしてしまうんですよね。

日本人だとLとRの間違いなども最も一般的かもしれません。
かくいう私自身もイギリスで留学した時に授業中聞いた単語のLとRを見事に書き間違えて、先生に

「あなたは典型的な日本人ね。やっぱりLとRは聞き分けできないのね!」

と言われ、またクラスメイトのドイツ人やイタリア人、スペイン人に

「君のLとRの発音は同じだよ。なぜ正しく発音出来ないの?」

とも指摘されました。

恥ずかしながら、未だに正しく発音出来なければ聞き分けも怪しく、加えて恐ろしい事に我が子も幼い頃は私の発音が移っていました。今は改善されたようで安心していますが。(当然ながら息子1号の英語はポンコツ母とは異なりきちんとネイティブ訛りです、羨ましい。)

#泣いちゃう英語

「英語の品格」等の著者、ロシェル・カップさんという方をTwitterでフォローしているのですが、 #泣いちゃう英語 というハッシュタグで街や広告の、とんでも英語を発信しています。
フォロワーもこのタグをつけてツイートするとロシェルさんがコメントや修正したりしています。

英語の勉強にもなり単純に笑える時もある。

ある単語のただ一個のスペルが違うだけで全然違う意味の言葉になるというのがよくわかるのです。
サッポロビールのLagarなんてかわいいものです。

私自身の英語はまだポンコツの域を出ないので今も尚、人の間違いは自分への戒め。
今年は私の英語のポンコツぶり、また息子達の日本語と英語の話を不定期に書いていこうと思います。
ちなみに、こうすれば英語が上達しまっせ、みたいな有益な話ではないので悪しからず。

西果て便り

(毎週木曜日更新)
世界放浪の後にヨーロッパの西端アイルランドに辿り着く。海辺の村アイリッシュの夫、と3人の子供達(息子二人、娘一人)と暮らしています。