それでも年は明けます。
おはこんばんちわ。飯塚です。
早いもので大晦日。
2020年は速度がいつもと違うように感じたのは多分私だけじゃないですよね。
奇妙な一年でした。
大掃除は済みましたか?
年賀状は書きましたか?
基本的にはアイルランドは大晦日も元旦も何もありません。
飲むのが好きな若者達は大晦日にパブに集うのが慣習のようですが。
また、ダブリン市内だと例年は大晦日に盛大にカウントダウンや花火イベントなどがあるようです。
(今年はイベントはキャンセル、パブも閉店です)
私の住まい近辺は元旦はただの祝日、ハッピーニューイヤー、という挨拶すら言う人も稀です。
ただ年が変わるだけ、みたいな感覚。
初めの頃は戸惑いました。
2年前は日本で正月を迎えたのでした。
日本を離れると節目をきっちり実感できる年末年始を恋しく思います。
とりあえず、地味に年越し蕎麦とお節は楽しみます。
歴史の教科書に載る2020年。
昨年末にこっそり生まれたらしい小さな菌は世界中のあらゆる物を恐ろしい勢いで破壊し、今も変異しながら猛威を奮っている。
最初のロックダウンの4月頃、新聞の旅行会社の広告に思わず目が止まりました。
海外旅行が出来ない今年の夏。代わりに子供達と特別な冬の旅はいかが?
といったコピーとサンタクロースの写真がありました。
春頃はこのコロナ騒動はきっと数ヶ月で収まり、冬には日常の生活が送れると予想されていたのです。
というより、一縷の望みでもあったのですが。
アイルランドは12月1日に厳しいロックダウンが解除されたのも束の間、新規感染者数が再度急増しクリスマスイブ24日にまたロックダウンになりました。
レストラン、パブ、デパートや服飾雑貨店等は再度閉店です。
自然災害や戦争が歴史や人生を変える事は知っていたものの、目に見えない菌の威力がそれ以上だったとは。
パンデミック始まって以来、こちらは今が最悪の状況。
つい先ほど、アイルランドの首相が会見をし再度一番厳しいロックダウンが明日から施行とアナウンスされました。
年明けの学校の始業も数日延期されることが決まりました。
アイルランド、人口500万弱で12月30日の新規感染者1700人超えだそうで。
日本よりも更に酷いのです。
同時に、ワクチン接種も始まってはいるようですけど。
今年は特に年が変わることが救いみたいな感じかもしれません。
この不気味で不便な日常、年度とと共に断ち切って欲しい。
今年も来年も変わり続ける私達一家。
我が家は2014年の結婚以来、毎年何かしら変化があり来年もその状況は続きそうです。
2018年に引っ越してから続く家の改装(築60年のため要改築物件)、仕事、子供達の成長。
仕事も安定してなく、家も義理の家族と同居だった結婚当初から考えると、毎年いい変化だけが起きている有難い状況。
元々飽きっぽく変化が好きな自分には合っているかもしれません。
来年は変わりゆく世界を嘆くだけでなくその中で自分自身が出来ることを見つけたい。
とはいえ、2021年は全世界我慢大会の終焉を切に祈るばかりです。
私も来年こそは日本に里帰りしたいです。
よいお年をお迎えください。